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スリーサイズは4689×1942×1293mmと、全長は「4シリーズ クーペ」に近く、全幅は「6シリーズ クーペ」より広い。ガルウイングドアを採用。ドアを開けたとき、その頂部は1958mmに達する。
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エクステリアデザインは多分にユニークかつ“実験的”だが、離れて眺めれば、プロポーション自体はむしろクラシックだ。ボンネット上で「V」字を描く“ブラックベルト”は、ルーフを通ってリアエンドまで続いている。
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ボディーのCd値は0.26。1.5リッター直3ターボ(231ps)とモーター(131ps)からなるプラグインハイブリッドシステムの総出力は362psに達する。
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Aピラーがルーフラインを形成し、テールエンドではスポイラーとして機能する。テールライトはヘッドライトと同様に、BMW iモデルの“シグネチャー”である「U」字を描く。
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「i3」と同様に、ライフモジュールと呼ばれる炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製パッセンジャーセルを採用する。車重は1485kg(DIN)。
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パワートレインやリチウムイオンバッテリー(5kWh)、サスペンション、衝撃吸収機能などはアルミ製のドライブモジュールに統合されている。駆動方式は4WD。前輪をモーター、後輪をエンジンで駆動する。
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ボディーの後端に向けて下降するルーフラインと、リアホイールアーチ上でせり上がるキャラクターラインによって「ストリームフローライン」が形成される。
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リアエンドは見る角度によって表情を大きく変える。
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加速性能は0-100km/hが4.4秒で、0-1000mが22.8秒という立派なもの。最高速は250km/h(リミッター作動)。エンジン駆動のみで到達可能という。
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エクステリアと同様に、インテリアにも互いに重なり合うように構成される「レイヤリング」と呼ばれる手法が用いられている。
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後輪を駆動するエンジン用のトランスミッションは6段AT。前輪のモーターには2段ATが組み合わされている。
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シート表皮とダッシュボードトリムに用いられるレザーは、オリーブの葉から抽出したエキスでなめしている。
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シートレイアウトは2+2。リアシートにもブルーのシートベルトが備わる。
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重心位置は路面から460mm以下と、BMWの現行量産車中、最も低い。
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走行モードは5種類から選択が可能。写真は効率重視のECO PROモード選択時。
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SPORTモードを選択すると、マニュアルでシーケンシャルシフトが行えるだけでなく、シャシーもスポーティーなセットアップに切り替わる。
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キャビンの背後に位置するトランク容量は154リッター(VDA方式)。
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鍛造の20インチアルミホイールが標準。オプションでCFRP製ホイールも用意され、1本当たり3kg軽量化されるという。
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標準でフルLEDヘッドライトが備わる。オプションでレーザーヘッドライトの選択も可能。
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重量配分は前49:後ろ51。サスペンション形式は、フロントがダブルウィッシュボーンで、リアが5リンクとなる。
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タイヤサイズは前が195/50R20で、後ろが215/45R20。左前輪のホイールアーチ上に充電ポートが備わる。
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BMW i8
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