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本国では2014年6月に発表された「MINI 5ドア」。日本では同年10月2日に販売が開始された。価格は「クーパー」が298万円、「クーパーS」が350万円。
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既存の3ドアモデルに対し、全長を約16cm、ホイールベースを約7cm延ばすことで、車内空間を拡大。ドア数を5枚に増やし、実用性を改善している。
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インストゥルメントパネルまわりのデザインは、基本的に3ドアモデルと共通。オプションでカラフルなLEDイルミネーションが用意される点も同じだ。
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「MINI」の他のモデルと同じく、インテリアの仕様は多彩。テスト車にはオプションで用意される、クロスとレザーのコンビシートが装備されていた。
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リアシートは、3ドアモデルが2人乗りだったのに対し、5ドアモデルは3人乗りとなっている。足元や頭上、肩まわりのゆとりも増している。
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ラゲッジルームは3ドアモデルより67リッター広い278リッターの容量を確保。後席は6:4の分割可倒式となる。
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全部で6種類のグレードが存在する「MINI 5ドア」だが、日本に導入されているのは、「クーパー」と「クーパーS」の2種類のみ。
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エンジンの仕様などは基本的に3ドアモデルと共通で、「クーパーS」の2リッター直4直噴ターボは、191ps/28.6kgmのアウトプットを発生。オーバーブースト作動時には、30.6kgmの最大トルクを発生する。
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本国仕様には6段ATと6段MTの2種類のトランスミッションが用意されるが、日本仕様に設定されるのは、今のところは6段ATのみとなっている。
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「クーパーS」の標準タイヤサイズは195/55R16だが、テスト車にはオプションの、ひと回り大きな205/45R17サイズのタイヤが装着されていた。
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「クーパーS」はAT仕様で0-100km/h加速が6.8秒、最高速が230km/hという動力性能を発揮する(ともに欧州仕様)。
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英国オックスフォードの郊外を走る「MINI 5ドア」。この角度から見ると、3ドアモデルとほとんど見分けがつかない。
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機能装備はおおむね3ドアに準じたものとなっており、ヘッドアップディスプレイや走行モードの切り替えシステムなどがオプションで用意される。
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「クーパーS」の燃費性能は、欧州仕様では約18.2~18.5km/リッター(欧州複合モード)。2014年10月に発表された日本仕様は16.4km/リッター(JC08モード)となっている。
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MINIクーパーS 5ドア
『MINIクーパーS 5ドア(FF/6AT)【海外試乗記】』の記事ページへ戻る