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MINIクーパーD 5ドア(FF/6AT)

マニアにこそ薦めたい 2018.09.20 試乗記 マイナーチェンジを受けた「MINI 3ドア/5ドア/コンバーチブル」の中から、ロングボディーに3気筒ディーゼルを積んだ「クーパーD 5ドア」に試乗。MINIの中でも売れ筋と目されるこの組み合わせは、マニアをうならせる“特濃”なクルマに仕上がっていた。

35万円の装備を23万円で買ったと思えば……

3ドア、5ドア、コンバーチブルという“MINI三兄弟”において今年(2018年)5月に実施されたマイナーチェンジでは、主眼が2つあった。ひとつは、内外装に対する控えめなフェイスリフト&アップデート作業、そしてもうひとつが2ペダル自動変速機の刷新である。

後者については、従来はMINI三兄弟すべてで使われていたトルクコンバーター(トルコン)式6段ATが、「ONE」「クーパー」「クーパーS」の量販ガソリンモデルでは7DCT(デュアルクラッチトランスミッション)に、よりパワフルな「ジョンクーパーワークス」ではトルコン式8段ATに換装された。

いっぽうで、ディーゼルモデルのパワートレインは従来型から変わっていない。まあ、このディーゼルパワートレイン自体が、日本では約2年前にガソリンモデルに追加されるカタチで登場したばかりなので、日本市場にかぎると、今回のキャリーオーバーに特別な違和感はない。

しかし、このクーパーDの1.5リッター3気筒ディーゼル+トルコン6ATのペアは、欧州ではほかのガソリンモデルと同じく、3代目MINIのデビューと同時に登場している。その意味でいうと、今回は「ディーゼルのオートマだけ放置された」と理解できなくもない。

今回のクーパーD 5ドアの新しい本体価格は347万円。パワートレインも変わっていないのにマイチェン直前より23万円も高くなったが、従来はオプションあつかいだったマルチファンクションステアリングやナビ機能、自動ブレーキなどが新たに標準化されたのが、今回の価格アップの最大要因だ。

従来モデルでこれらの装備を入手するには「マルチファンクションステアリング」や「ナビゲーションパッケージ」「ドライビングアシスト」という合計で約35万円相当のメーカーオプションを追加する必要があったから、それを差し引くと、今回は本体価格のアップ分のほうが小さい。ただ、実際の装備内容を吟味すると額面どおりの値下げとまではいえないが、“実質価格は据え置き”、もしくは内外装のアップデートでの質感向上分を好意的にとらえれば“やや値下げ”といってもいいかもしれない。

2018年5月に日本に導入された、MINIの「3ドア/5ドア/コンバーチブル」のマイナーチェンジモデル。今回試乗したのは、5ドアのディーゼルモデル「クーパーD 5ドア」である。
2018年5月に日本に導入された、MINIの「3ドア/5ドア/コンバーチブル」のマイナーチェンジモデル。今回試乗したのは、5ドアのディーゼルモデル「クーパーD 5ドア」である。拡大
「クーパーD 5ドア」のインストゥルメントパネルまわり。今回のマイナーチェンジでは、携帯端末との連係機能の強化や、テレマティクスサービスの設定拡大など、コネクティッド関連の装備、機能の拡充もトピックとなっている。
「クーパーD 5ドア」のインストゥルメントパネルまわり。今回のマイナーチェンジでは、携帯端末との連係機能の強化や、テレマティクスサービスの設定拡大など、コネクティッド関連の装備、機能の拡充もトピックとなっている。拡大
今回のマイナーチェンジではトランスミッションの変更が目玉のひとつだったが、他の仕様には新たにデュアルクラッチ式7段ATや8段ATが採用されたものの、ディーゼルモデルの「クーパーD/クーパーSD」はトルコン式6段ATのままとなっている。
今回のマイナーチェンジではトランスミッションの変更が目玉のひとつだったが、他の仕様には新たにデュアルクラッチ式7段ATや8段ATが採用されたものの、ディーゼルモデルの「クーパーD/クーパーSD」はトルコン式6段ATのままとなっている。拡大
現行モデルで初めてMINIに設定された「5ドア」。2014年10月に日本に導入された。
現行モデルで初めてMINIに設定された「5ドア」。2014年10月に日本に導入された。拡大

内燃機関マニアにはたまらない

今回のクーパーD、そして4気筒の「クーパーSD」ともども、エンジンスペックの額面、6段ATという変速機、さらにはJC08モードのカタログ燃費のどれにも変更はない。というわけで、新しいMINIとしてはガソリンモデルのような明確な進化・変化をうかがえるはずもない新しいクーパーDは、なるほど、乗っても基本的な印象は従来どおりである。

まあ、走行中に室内に伝わる振動騒音や40偏平の18インチのわりに良好な乗り心地に、「もしかしたら以前より洗練された?」と思わなくもなかった。ただ、この3気筒ディーゼルは2年前の国内発売当初から意外なほど静粛性が高く、そして3ドアよりホイールベースの長い5ドアは、もともとMINIとしては乗り心地が良好な一台でもあった。そんな約2年前の記憶と比較したところで「変わっていたとしても、驚くほどの差はない気がする」のが正直なところである。

それにしても、ディーゼルにして3気筒……とは、あらためて見るからに(書くからに?)味が濃そうなシロモノである。

歴史を振り返っても、日本で正規販売された3気筒ディーゼル乗用車は、1980年代から90年代初頭にあった2代目/3代目の「ダイハツ・シャレード」くらいしか例がない。また、MINIに搭載される「B37」系エンジンは、欧州では「○16d」としてBMWの1~3シリーズにも積まれているが、日本では現時点でMINIでしか味わえない。

いずれにしても、MINIの現行クーパーDは日本の内燃機関マニアにとっては、非常に貴重でありがたい存在というわけである。

「クーパーD 5ドア」の標準仕様のタイヤサイズは175/65R15だが、テスト車にはオプションで用意される205/40R18サイズのタイヤと、18インチアルミホイールが装着されていた。
「クーパーD 5ドア」の標準仕様のタイヤサイズは175/65R15だが、テスト車にはオプションで用意される205/40R18サイズのタイヤと、18インチアルミホイールが装着されていた。拡大
サテライトグレーのレザーシートなど、テスト車には内外装をより上質なものに仕上げる「MINI Yours」のオプションが採用されていた。
サテライトグレーのレザーシートなど、テスト車には内外装をより上質なものに仕上げる「MINI Yours」のオプションが採用されていた。拡大
Cピラーに装着される「MINI Yours」のバッジ。
Cピラーに装着される「MINI Yours」のバッジ。拡大

3気筒なのに、ディーゼルなのに

3気筒車、およびディーゼル車……の両方に経験がある向きは、クーパーDのスペックを見るだけで、即座に“味が濃そう!”というか、もっと率直にいうと“うるさそう!!”と脊髄反射してしまうだろう。3気筒とディーゼルの2つをかけあわせた乗用車は、前記のように日本では非常にまれで、これまでは実際に体験しづらかったのが現実である。ただ、実際のクーパーDのパワートレインは、従来のイメージから類推する先入観より、何倍も上品な味わいをもつ。

アイドルストップからの再始動での“ドシン”とくる衝撃がほかのエンジンより強めなのは事実だし、最新ディーゼルにしてはアイドリング振動も大きい。だが、逆にいうと、明確に指摘できる“騒がしさ”はそこだけだ。

踏み込んだ時のディーゼル特有の“ガラガラ”と“ドコドコ”、そして3気筒っぽい“ビィーン”が混然一体となったビート感はなるほど独特ではあるが、その音量や振動量は意外なほど軽い。少なくとも、黎明(れいめい)期のクリーンディーゼル4気筒よりは静かだし、マイチェン前に試乗した下野康史さんも、同じMINIの1.5リッターガソリンと比較して「人によってはネガに感じるそうした3気筒っぽさが、この1.5リッターディーゼルにはない」と評しているほどだ。

MINI内におけるガソリンとディーゼルでの比較については、なにかを明言できるほどの試乗経験は私にはない。ただ、少なくとも私が普段づかいで乗っている「ルノー・ルーテシア」の0.9リッター3気筒ガソリンターボよりは、MINIの3気筒ディーゼルはだれでも即座に気づくくらいに静かでスムーズ……だとは自信をもって断言できる(涙)。

従来モデルからの外観の変化は少なく、丸型のヘッドランプに内蔵されたLEDデイタイムランニングライトと、最新のCI(コーポレートアイデンディディー)に基づいた新しいMINIのロゴなどが、見分けるポイントとなっている。
従来モデルからの外観の変化は少なく、丸型のヘッドランプに内蔵されたLEDデイタイムランニングライトと、最新のCI(コーポレートアイデンディディー)に基づいた新しいMINIのロゴなどが、見分けるポイントとなっている。拡大
「クーパーD」に搭載される1.5リッター直3ディーゼルターボエンジン。116psの最高出力と270Nmの最大トルクを発生する。
「クーパーD」に搭載される1.5リッター直3ディーゼルターボエンジン。116psの最高出力と270Nmの最大トルクを発生する。拡大
ステアリングコラム上に装備されたメーター。ステアリングのチルトを調整すると、一緒に上下する構造となっている。
ステアリングコラム上に装備されたメーター。ステアリングのチルトを調整すると、一緒に上下する構造となっている。拡大
セットオプション「MINI Yours style」に含まれるスポーツレザーステアリングホイール。「クーパーD」ではシフトパドルは装備されない。
セットオプション「MINI Yours style」に含まれるスポーツレザーステアリングホイール。「クーパーD」ではシフトパドルは装備されない。拡大

力強くも走れるけれど……

クーパーDの動力性能は、300万円台の高級コンパクトカーとしても十二分。さすが「クーパー」を名乗るだけのレベルにはある。ストップ&ゴーの多い市街地での“体感動力性能”は、自然吸気ガソリンエンジンの2リッター相当を軽く超えて、額面どおり2.5リッター級を思わせるパンチ力を披露する。瞬発力だけでいえば、トラクションコントロールをBMW/MINI独自のDTCモード(=スポーツ走行用の介入制限モード)にセットすると、直線でも路面をかきむしりかけるほどだ。

ただ、そういう瞬間的なピーク性能だけを抽出するような下品な運転は、クーパーDの本懐ではないだろう。低域で回転数をバコバコ上下させると、ディーゼルや3気筒の悪いクセが出やすい。この3気筒ディーゼル本来の滋味は、低速からジワッと粘りつくようなトルク特性にこそある。おとなしくゆるやかな加速を意識すると、場合によっては60km/h付近で早くも6速までシフトアップして、約1000rpm強という低回転でスルリと巡航態勢に入るのだ。

その後もあくまで慎重でていねいなスロットルワークを心がければ、クーパーDはそこから6速を維持したままジワーッと加速していく。その加速力はさすがに余裕があるとはいえず、武闘派ドライバーは思わず深く踏み込んでキックダウンを誘発したくなるが、急激なオンオフではどうしてもレスポンスは遅れがちで、またそうした急加速時のパンチ力は意外にセンが細く、振動も増えてしまう。

というわけで、クーパーDはできるだけ高めのギアをキープする優しい運転で、低回転からのスムーズで息の長い加速を味わうのが吉である。そんな時の3気筒ディーゼルは、さすがに低回転域でも無音とまではいかないが、文字で表現すると“ルルルルルー”とでも書くべき独特かつ軽妙なビートがなんとも心地よい。

そうやって“らしく”乗った時のクーパーDの動力性能は、総合的には自然吸気ガソリンで1.6~1.8リッター相当といったところか。

新たに採用された、ダッシュボードの助手席側を飾る「ユニオンジャック」のイルミネーション。12種類の色が用意されている。
新たに採用された、ダッシュボードの助手席側を飾る「ユニオンジャック」のイルミネーション。12種類の色が用意されている。拡大
オーバーヘッドコンソールに備わる「SOSコール」のスイッチ。今回のマイナーチェンジにより、車載通信モジュールを使ったテレマティクスサービスが「ONE」を除く全グレードに標準装備された。
オーバーヘッドコンソールに備わる「SOSコール」のスイッチ。今回のマイナーチェンジにより、車載通信モジュールを使ったテレマティクスサービスが「ONE」を除く全グレードに標準装備された。拡大
センタークラスターには、「ONE」を除く全グレードに8.8インチワイドディスプレイを用いたナビゲーションシステムが装備される。
センタークラスターには、「ONE」を除く全グレードに8.8インチワイドディスプレイを用いたナビゲーションシステムが装備される。拡大
「ユニオンジャック」の模様が施されたオプションのリアコンビランプ。実際のユニオンジャックにならい、左右で微妙にデザインを変えるなど、凝ったものとなっている。
「ユニオンジャック」の模様が施されたオプションのリアコンビランプ。実際のユニオンジャックにならい、左右で微妙にデザインを変えるなど、凝ったものとなっている。拡大

“エンジンを操っている感”がとにかく濃い

もっとも、マニュアルモードで引っ張れば、この3気筒ディーゼルもレッド付近の5000rpmまで軽く回りきる。前記のように1000rpmという低回転からの健気(けなげ)でスムーズな加速も魅力だが、どんな場面でもスロットル操作に明確に反応してくれるパワーバンドは1500-4000rpmといったところだろう。

ちなみにトップギア6速で走ると100km/hでは1800rpm弱。そのあたりが振動騒音的にも加減速レスポンス的にもちょうどいい。つまり、日本の高速道はまさしく、このパワートレインのスイートスポットというわけだ。

……と、やけに重箱のスミをつつく話になってしまったが、それは良くも悪くも、この3気筒ディーゼルのパワートレインの味が濃いからだ。あるいは「どの程度の負荷でどれくらい回すと、より美味しく(あるいは美味しくなく)なるのか?」の変化が分かりやすく、それを追求したくなるタイプ……とでもいえばいいだろうか。いずれにしても、300万円台という手頃な価格帯で、これほど“ザ・内燃機関”を実感させてくれるパワートレインはめずらしい。

そんな濃厚味なパワートレインの、今回の土台となっているMINIの5ドアもまた、なかなかに味が濃い。ご承知のように、MINIの5ドアはベースとなった3ドアに対して、ホイールベースが70mm長く、同時に全長は165mm伸びている。フロント側はそのままなので、リアオーバーハングが差し引きで95mm延長された計算になる。

MINIの3ドアは室内空間を割り切ることで、小股の切れ上がったスタイリッシュなクーペスタイルを実現したわけだが、5ドアは逆に、最新Bセグメントコンパクトカーのドンピシャ平均値の実用性を獲得するかわりに、3ドアで完成されていたデザインバランスをあえて少し犠牲にしている。MINIの5ドアはお世辞にもスタイリッシュとはいえず、プロポーションにもクセがある。ただ、その胴長なディメンションは“ファニーでキュート”と思えるギリギリに落とし込んである。

「MINI 5ドア」のボディーサイズは、今回試乗した「クーパーD」で全長×全幅×全高=4000×1725×1445mm。「3ドア」より全長が165mm長いが、ホイールベースの70mmを除く残りの95mmは、リアオーバーハングの延長分となっている。
「MINI 5ドア」のボディーサイズは、今回試乗した「クーパーD」で全長×全幅×全高=4000×1725×1445mm。「3ドア」より全長が165mm長いが、ホイールベースの70mmを除く残りの95mmは、リアオーバーハングの延長分となっている。拡大
「3ドア」のリアシートが2座なのに対し、「5ドア」のリアシートは3座。ホイールベースが伸びた分、足元やひざまわりのゆとりも増している。
「3ドア」のリアシートが2座なのに対し、「5ドア」のリアシートは3座。ホイールベースが伸びた分、足元やひざまわりのゆとりも増している。拡大
荷室容量は「3ドア」が211リッターとなっているのに対し、「5ドア」では278リッターを確保。分割可倒式のリアシートをたたんで拡張することができるほか、床面の高さもフロアボードで2段階に調整できる。
荷室容量は「3ドア」が211リッターとなっているのに対し、「5ドア」では278リッターを確保。分割可倒式のリアシートをたたんで拡張することができるほか、床面の高さもフロアボードで2段階に調整できる。拡大
ボディーカラーは全12色、ルーフおよびドアミラーの色はブラックとホワイトの2色から選択可能。テスト車には「ラピスラグジュアリーブルーソリッド」の車体色にブラックのルーフ/ドアミラーが組み合わされていた。
ボディーカラーは全12色、ルーフおよびドアミラーの色はブラックとホワイトの2色から選択可能。テスト車には「ラピスラグジュアリーブルーソリッド」の車体色にブラックのルーフ/ドアミラーが組み合わされていた。拡大

マニアックなのに売れ筋グレード

5ドアMINIの胴長ディメンションは、これをあくまで実用乗用車として見れば、走り方面でもメリットが大きい。今回の試乗車が可変ダンパー未装備なのに、標準比3インチアップ(!)の18インチをこれだけ上品に履きこなしていたのには、長いホイールベースも奏功していた可能性が高い。

さすがに市街地では低偏平特有のコツコツは皆無ではないものの、トータルでの乗り心地はあくまでストローク感が印象的で快適。ワインディングロードでの操縦性も3ドアほど俊敏ではなく、ほどほどにマイルド。しかし、3気筒由来のノーズ周辺の軽さと、ロングホイールベースゆえに必然的に改善された前後重量配分もあってか、3ドアよりきれいで緩やかなコーナリングラインを描きやすい。

MINIの基本形は3ドアだが、現在の売れ筋は圧倒的に5ドアだそうである。MINIにかぎらず、今のBMW系はどのモデルでもディーゼル人気が高い。……と考えると、この5ドアのクーパーDは国内市場でもMINIの最量販機種であっても不思議ではない(実際にどうかは確認できなかった)。

じつは、今回の試乗は夏休みの真っただ中の時期におこなった。夏休み特有のベタッと渋滞した高速にあえて乗り入れて、またワインディングでも遠慮なく踏みまくって……の平均燃費は17.0km/リッターに迫った。条件のいいルートで、少しだけエコランを意識すれば20km/リッターも普通にむずかしくないのでは……というのが実感である。この経済性は素直に素晴らしい。さすがに同格のガソリンを積む「クーパー5ドア」より19万円高という価格差を、燃料費だけで回収するのは簡単ではない。でも、国内市場でのディーゼルが今後もリセールで有利な状況が続けば、最終的なトータルコストでクーパーDに軍配が上がる可能性もなくはない。

しかし、5ドアクーパーDの本質的な魅力は経済性うんぬんではなく、とにかく快適で洗練されているのに、やけに味が濃く、見ても乗ってもクセが強いところなのだ。こんなクルマが売れ筋機種として君臨しているのが今のMINIの強み……というか、マニアにはなんとも興味深いところだ。

(文=佐野弘宗/写真=荒川正幸/編集=堀田剛資)

70mm長いホイールベースや、それによる前後重量配分の変化などもあり、「MINI 5ドア」は「3ドア」よりマイルドな乗り心地とコーナリング特性を備えている。
70mm長いホイールベースや、それによる前後重量配分の変化などもあり、「MINI 5ドア」は「3ドア」よりマイルドな乗り心地とコーナリング特性を備えている。拡大
テスト車には有償オプションのharman/kardon製HiFiラウドスピーカーシステムが搭載されていた。
テスト車には有償オプションのharman/kardon製HiFiラウドスピーカーシステムが搭載されていた。拡大
専用のスクリーンに像を投影するコンバイナタイプのヘッドアップディスプレイ。アクティブクルーズコントロールなどとともに、セットオプションの「アドバンスドテクノロジーパッケージ」に含まれる。
専用のスクリーンに像を投影するコンバイナタイプのヘッドアップディスプレイ。アクティブクルーズコントロールなどとともに、セットオプションの「アドバンスドテクノロジーパッケージ」に含まれる。拡大
ライバルとなる欧州プレミアムコンパクト勢の中でも、幅広いモデルにディーゼルをラインナップしているMINI。「クーパーD 5ドア」の燃費は、JC08モード計測で23.9km/リッターとなっている。
ライバルとなる欧州プレミアムコンパクト勢の中でも、幅広いモデルにディーゼルをラインナップしているMINI。「クーパーD 5ドア」の燃費は、JC08モード計測で23.9km/リッターとなっている。拡大

テスト車のデータ

MINIクーパーD 5ドア

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4000×1725×1445mm
ホイールベース:2565mm
車重:1280kg
駆動方式:FF
エンジン:1.5リッター直3 DOHC 12バルブ ディーゼル ターボ
トランスミッション:6段AT
最高出力:116ps(85kW)/4000rpm
最大トルク:270Nm(27.5kgm)/1750-2250rpm
タイヤ:(前)205/40R18 86W/(後)205/40R18 86W(ピレリ・チントゥラートP7)
燃費:23.9km/リッター(JC08モード)
価格:347万円/テスト車=488万6000円
オプション装備:MINI Yoursラピスラグジュアリーブルーソリッド(11万6000円)/MINI Yours style<サテライトグレー>(45万5000円)/カメラ&パーキングアシストパッケージ(10万円)/PEPPERパッケージ(8万5000円)/Apple CarPlay&ワイヤレスパッケージ(13万3000円)/アドバンスドテクノロジーパッケージ(12万円)/LEDヘッドライト+LEDフロントフォグランプ(11万9000円)/ETC車載器システム内蔵自動防眩(ぼうげん)ルームミラー(8万1000円)/アラームシステム(5万円)/ブラックルーフ&ミラーキャップ(0円)/MINIドライバーサポートデスク<有効期限:3年>(3万4000円)/harman/kardon製HiFiラウドスピーカーシステム(12万3000円)

テスト車の年式:2018年型
テスト開始時の走行距離:2899km
テスト形態:ロードインプレッション
走行状態:市街地(2)/高速道路(7)/山岳路(1)
テスト距離:448.7km
使用燃料:26.5リッター(軽油)
参考燃費:16.9km/リッター(満タン法)/16.8km/リッター(車載燃費計計測値)

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