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今回テストした「F」は乗用モデルのエントリーグレード。一部の快適装備のほか、回生ブレーキやアイドリングストップ機構などが省かれている。
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「F」のインパネまわり。最上級グレードの「X」と比べると加飾の有無などに大きな差があるが、それ以外の「S」や「L」と比較すると、それほど大きな違いはない。
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「5AGS」は「F」とバンの「VP」のみで選択可能。マニュアルモードつきだが、その操作方法は上がシフトダウン、下がシフトアップと、ほかの一般的なモデルとは逆となっている。
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「F」のメーターは基本的にバンの「VP」と共通。回生ブレーキを搭載していないので、マルチインフォメーションディスプレイにエネルギーフローインジケーターの表示機能はなく、またアクセル開度に応じて照明の色が変わる「ステータスインフォメーションランプ」も省かれている。
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「F」のエクステリア。ドアミラーとドアハンドルがともに黒い樹脂製となっている。
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デザイナーいわく「眼鏡をイメージ」したという縁取りが特徴的なヘッドランプ。新型「アルト」のヘッドランプは、今のところ全車ハロゲンのみの設定だ。
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ボディー側面を飾るシャープなプレスライン。Cピラー付近で跳ね上げられたサイドウィンドウ下端のラインや、くの字に折れ曲がったテールゲートともども、新型「アルト」のサイドビューをシャープに印象づける。
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「F」のエンジンはトランスミッションごとに仕様が異なり、MT車にはバンと同じ49ps/5.9kgmの仕様が、5AGS車には他の乗用モデルと同じ52ps/6.4kgmの仕様が搭載される。
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「F」のシートは、他の乗用モデルと同じくグレーに近いライトブルーの表皮にホワイトのパイピングの組み合わせ。「X」や「S」とは異なり、運転席シートリフターは装備されない。
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「F」のリアシートにヘッドレストはなし。オプションでも選択することはできない。
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「F」ではパワーウィンドウが備わるのは前席のみ。後席のウィンドウの開閉は、手動で行う。
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今のところ、新型「アルト」でサスペンションにアンチロールバーが装備されるのは「X」およびバンの4WD車のみとなっている。
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新型「アルト」には、「スイフト」にも搭載されている可変ギアレシオステアリングが新たに採用された。
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「F」のタイヤの指定空気圧はほかのグレードより40kPa高い280kPaだが、今回の取材では、途中から240kPaに空気圧を落として試乗を行った。
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同じFF車同士で比べた場合、CVT搭載車の燃費が33.0km/リッターなのに対し、5AGSを搭載した「F」の燃費は29.6km/リッターとなっている(JC08モード)。
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「X」を除くと、乗用モデルの足まわりの仕様は基本的に共通。タイヤサイズは145/80R13で、フルホイールキャップつきのスチールホイールが組み合わされる。
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ボディーカラーは他のグレードと同じく全7色の設定。「ミディアムグレー2トーンバックドア」は「X」のみのオプションなので、「F」では選ぶことができない。
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リアシートのヘッドレストを除けば、安全装備については上級グレードとほぼ同等。予防安全装備の「レーダーブレーキサポート」もオプションで用意される。
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新型「アルト」のラゲッジルーム。リアシートの格納は、全グレード共通で一体可倒のシングルフォールディング式となる。(写真をクリックすると、シートの倒れる様子が見られます)
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スズキ・アルトF
『スズキ・アルトF(FF/5AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る