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レクサスの高性能スポーツセダンとしては、2007年デビューの「IS F」以来となる「GS F」。日本国内では2015年11月26日に発売された。
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インテリアのデザインは、基本的に「GS」と共通。ただし、各部の材質や細かな意匠は、「GS F」用のものが採用されている。
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乗員の骨格や筋肉の流れに沿うような縫製パターンとステッチが採用された、ハイバックスポーツシート。表皮は、アルカンターラとセミアニリン本革とのコンビが標準で、セミアニリン本革のみの仕様もオプションとして用意される。
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「GS F」のリアエンブレム。“F”のマークが象徴的に用いられている。。
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「GS F」には、標準的な「GS」とは異なるメッシュパターンの、専用フロントグリルが与えられる。バンパー両端に見える大きなエアインテークの内側には、オイルクーラーが収まる。
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ゆとりと快適性がうたわれる後席。中央席の背もたれは、カップホルダーや空調のスイッチを備えたアームレストを兼ねる。
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トランクルームの容量は520リッターで、ゴルフバッグ4個を収納可能。別途、床下に36リッターの予備スペースが確保される。トランクリッドは、電動開閉式。
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「3眼フルLEDヘッドランプ」。下方に伸びるL字型のクリアランスランプとともに、レクサス車ならではの個性をアピールする。
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開発にあたり、世界各地のサーキットで入念な走り込みを行ったとされる「GS F」。足まわりには、専用チューンのサスペンションがおごられる。
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最高出力477ps、最大トルク54.0kgmを発生する5リッターV8エンジン。組み立て後に1基ずつバランス取りを行うことにより、一段と滑らかでレスポンスのよいエンジン回転を実現したという。
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メーターパネルは“F”専用デザイン。中央のエンジン回転計は液晶画面になっており、指針の動きまでがアニメーションで表示される。(写真をクリックすると、走行モード別の表示バリエーションが見られます)
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富士のレーシングコースを駆け抜ける「GS F」。4本出しのマフラーエンドが、高性能モデルであることを主張する。
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こちらは、比較のために用意された、高性能クーペ「RC F“カーボンエクステリアパッケージ”」。ボンネットやルーフに、軽量かつ高剛性なカーボン材が採用されている。
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メーター左側のカラーマルチインフォメーションディスプレイには、TVDの作動状況をはじめ、Gセンサーやタイヤの空気圧、サーキットのラップタイムなど、さまざまな情報が表示される。(写真をクリックすると表示バリエーションが見られます)
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走行モードは標準となるNORMALのほか、ECO、SPORT S、SPORT S+から選択可能。そのセレクトスイッチは、TVDのスイッチとともに、センターコンソールにレイアウトされている。
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富士山とのツーショット。写真のボディーカラーは青白い炎をイメージしたという「ヒートブルーコントラストレイヤリング」。
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リアバンパー下部には、空力性能を高めるフィンを装備。漆黒のメッキを施すことで、リアまわりのワイド感も演出したという。
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メーターフードやダッシュボード、センターアームレストの表皮には、光の反射を抑えるよう、アルカンターラが用いられている。
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運転席の右前方には、さまざまな運転支援システムのオン/オフスイッチがレイアウトされる。
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10スポークのBBS製鍛造アルミホイール。テスト車のものはオプション品で、表面のポリッシュ仕上げがノーマルとの違い。
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「GS F」の国内における月間目標販売台数は20台。ボディーカラーは、写真の「ホワイトノーヴァガラスフレーク」を含む計8色が用意される。
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レクサスGS F
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定常走行域において燃焼方式がアトキンソンサイクルとなる、「GS F」の5リッターV8エンジン。これにより、4.2リッターエンジン並みの燃費を実現したという。
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トランスミッションは8段ATのみ。ステアリングホイールのスポーク部には、変速用のシフトパドルも備わる。
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トランクリッドの後端には、カーボン製のリアスポイラーが装着される。
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『レクサスGS F(FR/8AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る