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2/121980年代に“レーサーレプリカ”として登場して以来、30年にわたり受け継がれてきたスズキの「GSX-R」シリーズ。「GSX-R1000」はそのトップモデルに位置するリッターバイクで、2001年に初代がデビュー。現行型の「GSX-R1000R」は6代目のモデルにあたる。
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3/12リッター200ps(!)に迫る水冷直列4気筒エンジンは、空力と冷却性を考慮した複雑な形状のカウルに覆われていて、普段はその姿を見ることができない。
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4/12車両の骨格には新設計のアルミ製ツインスパーフレームを採用。全幅を抑えることで空力性能を高めるとともに、メインフレーム部分で約10%の軽量化を実現している。
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5/12「GSX-R1000R」のエンジンには、エンジンの回転がもたらす遠心力を利用した吸気VVT(可変バルブタイミング機構)や、排気圧を制御することでトルクを向上させる排気圧調整バルブ、デュアルステージインテークシステムなどが採用されており、回転域を問わず力強い出力特性とトルク特性を実現している。
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6/12ダンパーは前後ともにショーワ製。ピストンの動きに関わらず、内部の油圧を均一に保つ機構を備えており、コーナリング時には高いグリップ力を発揮する。
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7/12リアスイングアームはアルミ製で、両サイドに補強を入れることで重量と剛性のバランスを最適化。ピボットシャフトからリアアクスルまでの長さを従来モデルより35mm延ばすことで、コーナリング時の操作性を改善している。
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8/12出力特性を3つのモードから選択できる「S-DMS(スズキドライブモードセレクター)」や、介入の度合いを10段階で調整できる「モーショントラック・トラクションコントロール」など、走りに関する装備は充実している。
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9/12タイヤは「ブリヂストン・バトラックス レーシングストリートRS10」。より高出力化されたエンジンに対応するため、リアタイヤのサイズは従来モデルよりハイトの高い190/55ZR17となった。
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10/12「走る」「曲がる」「止まる」というバイクの基本性能を突き詰めた「GSX-R1000R」は、各所にモータスポーツで培った技術を取り入れながら、普段使いでも楽しめるモデルに仕上げられていた。
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後藤 武
ライター/エディター。航空誌『シュナイダー』や二輪専門誌『CLUBMAN』『2ストマガジン』などの編集長を経てフリーランスに。エアロバティックスパイロットだった経験を生かしてエアレースの解説なども担当。二輪旧車、V8、複葉機をこよなく愛す。
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