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2/19デビューから間もなく10年になろうとしている「フォルクスワーゲン・シャラン」。ディーゼルエンジン搭載車「TDI」は、「ゴルフ」や「ゴルフヴァリアント」とともに2019年8月に導入が開始された。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4855×1910×1765mm、ホイールベース=2920mm。
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3/19ディーゼルエンジン搭載車は、上級グレード「ハイライン」のみの設定。オートハイトコントロール機能付きバイキセノンヘッドライトが標準装備される。
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4/19「TDIハイライン」には、センターコンソールのスイッチやテールゲートのハンドル、リモコンキーで自動開閉が可能なパワーテールゲートのほか、キーを持ったうえでリアバンパー下に足を差し入れる動作を行うと、センサーが反応して自動でテールゲートが開く「イージーオープン」機能も採用されている。
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5/19いかにトルクの太いディーゼルエンジン搭載車といえども発進時は、1900kgというボディーの重さを感じる。「TDI」の走りは、街中よりも高速巡行が得意という印象。
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6/19インストゥルメントパネルは、ガソリンエンジン車と基本的には同一となるデザイン。2019年10月の仕様変更で、ナビゲーションシステムやETC 2.0対応車載器、USB デバイス接続装置などが標準装備された。
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7/19前席はアルカンターラとレザーのコンビ表皮となるヒーター付き電動シートが標準装備される。
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8/192列目シートは3人掛けで、ほぼ等間隔に分割されている。それぞれのシートの背もたれを個別に倒すことも可能だ。
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9/19リア左右のドアは、電動スライド式。間口は広いとはいえないが、2列目の左右シートが斜め前方に倒れるため、3列目シートへのアクセスは良好。
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10/193列目のシートがおまけ扱いされるミニバンも少なくないなか「シャラン」では、大人が長時間座れるスペースが確保されている。
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11/193列目シートを使用した際(写真)の荷室容量は約300リッター。3列目シートを折りたたむと、荷室容量は711リッターまで拡大できる。
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12/192列目と3列目シートを折りたたむと、荷室容量は2297リッターに。フラットでスクエアな空間は、使い勝手がよさそうだ。さらに助手席の背もたれを前方に倒せば、2.95mの長尺物が収納できるようになっている。
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13/19最高出力177PS、最大トルク380N・mの2リッター直4ディーゼルターボエンジンを搭載。トランスミッションは、6段のデュアルクラッチ式ATが組み合わされる。駆動方式はFF。
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14/19左右の機械式メーターの中央にインフォメーションディスプレイを配置。5000rpmからレッドゾーンとなるエンジン回転計(左)が、ディーゼルエンジン搭載車であることを知らしめる。
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15/19今回の試乗車は、前後225/50R17サイズの「コンチネンタル・コンチプレミアムコンタクト2」タイヤを装着していた。写真の10本スポークデザインのアルミホイールは「シャランTDIハイライン」専用となるアイテム。
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16/19「ゴルフ」や「ゴルフヴァリアント」よりも27PSパワフルな2リッター直4ディーゼルターボエンジンを搭載する「シャランTDIハイライン」。WLTCモードでの燃費値は、14.0km/リッター。
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17/19フォルクスワーゲン・シャランTDIハイライン
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18/19フォルクスワーゲンの「TDI」エンジンは、最新の排ガス浄化システムの採用により、日本のポスト新長期規制にも適合している。
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19/19燃料タンク容量は73リッター。今回行った試乗時の参考燃費値をあてはめると、満タンで約900km走行できる計算となる。

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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