-
1/20
-
2/20「ゴルフGTI TCR」は、2018年5月にオーストリアで開催された「GTI」のファンミーティング「ヴェルターゼー」において世界初披露されたコンセプトカーの市販モデル。2019年10月25日に日本導入がアナウンスされた。
-
3/20搭載される2リッター直4ターボエンジンは、ベースとなった「GTI」比で最高出力は60PSアップの290PS、最大トルクは30N・mアップの380N・m。これは日本に導入された歴代GTIで最高峰となるスペックである。
-
4/20トランスミッションはベースとなった「ゴルフ」の「GTI」が6段DCTを採用するのに対し、「GTI TCR」ではエンジンのパワーアップに合わせて7段DCTが組み合わされている。
-
5/20シャシーの強化策として「ゴルフGTI TCR」には、電子制御油圧式フロントディファレンシャルロックやアダプティブシャシーコントロール“DCC”などが標準装備される。
-
フォルクスワーゲン ゴルフ の中古車webCG中古車検索
-
6/20ブラックペイントされたフロントリップスポイラーは「ゴルフGTI TCR」の専用アイテム。外装色のピュアグレー(写真)とブラックルーフの組み合わせはTCR専用としてラインナップされるもの。
-
7/20マットブラックの19インチアルミホイールは「ゴルフGTI TCR」の専用アイテム。フロントブレーキにはドリルドローターが採用されている。
-
8/20アクラポヴィッチ製チタンエキゾーストシステムを標準装備。スポーティーなサウンドで、ボリュームも大きめだ。
-
9/20「ゴルフGTI TCR」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4275×1800×1465mm、ホイールベース=2635mm、車重は1420kgと発表されている。
-
10/20インパネまわりでは、12時の位置に赤いセンターマークが入った専用ステアリングホイールと、同じく赤いラインがアクセントとして配されたシフトノブが目を引く専用アイテム。
-
11/20専用ファブリックのマイクロフリースシートを装備。適度に張り出したサイドサポート部分が、コーナリング中の体をしっかりホールドしてくれる。フロントドアを開けた際、地面に「TCR」ロゴを映し出すプロジェクション機能も備わる。
-
12/20リアシートも、フロントシートと同様の表皮素材とデザインが採用されている。背もたれには60:40の分割可倒機構のほか、センター部分にスキーホールも備わる。ハイパフォーマンスモデルという位置付けではあるものの、他の「ゴルフ」と変わらない機能性が確保されている。
-
13/204500rpmあたりから、さらにパワーが向上するようなフィーリングを味わえた「GTI TCR」の走り。試乗車には前後235/35R19サイズの「ピレリPゼロ」タイヤが装着されていた。
-
14/20「GTI TCR」には、デジタルメータークラスター“Active Info Display”(写真)やダイナミックライトアシスト、ダイナミックコーナリングライト、ダークテールランプ/LEDテールランプがセットとなる「テクノロジーパッケージ」が標準装備される。
-
15/20荷室容量は5人乗車の通常使用時で380リッター。フロアボード下はサブトランクスペースになっていて、テンパータイヤも収容されている。
-
16/20後席背もたれを前方に倒すと荷室容量を1270リッターに拡大できる。フロアボードを引き上げると、Cピラー根元部分に設置された左右のラッチが働き、簡単に固定されるので、床下から荷物を取り出す際などは安全で便利だ。
-
17/20「ゴルフGTI TCR」の燃費値はWLTCモードで12.7km/リッターと発表されている。
-
18/20フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR
-
19/20リアドアの左右下部に「TCR」のロゴがデザインされたステッカーが貼られている。
-
20/20エクステリアでは、フロントグリルとリアハッチ、フロントフェンダー左右の計4カ所に「GTI」のエンブレムが備わる。

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
フォルクスワーゲン ゴルフ の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】 2025.9.19 プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。
-
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】 2025.9.17 最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。
-
トヨタ・ハリアーZ“レザーパッケージ・ナイトシェード”(4WD/CVT)【試乗記】 2025.9.16 人気SUVの「トヨタ・ハリアー」が改良でさらなる進化を遂げた。そもそも人気なのにライバル車との差を広げようというのだから、その貪欲さにはまことに頭が下がる思いだ。それはともかく特別仕様車「Z“レザーパッケージ・ナイトシェード”」を試す。
-
BMW M235 xDriveグランクーペ(4WD/7AT)【試乗記】 2025.9.15 フルモデルチェンジによってF74の開発コードを得た新型「BMW 2シリーズ グランクーペ」。ラインナップのなかでハイパフォーマンスモデルに位置づけられる「M235 xDrive」を郊外に連れ出し、アップデートされた第2世代の仕上がりと、その走りを確かめた。
-
スズキ・アルト ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.13 「スズキ・アルト」のマイナーチェンジモデルが登場。前後のバンパーデザインなどの目に見える部分はもちろんのこと、見えないところも大きく変えてくるのが最新のスズキ流アップデートだ。最上級グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
新着記事
-
NEW
ランボルギーニ・ウルスSE(前編)
2025.9.21思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が「ランボルギーニ・ウルスSE」に試乗。時代の要請を受け、ブランド史上最大のヒットモデルをプラグインハイブリッド車に仕立て直した最新モデルだ。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT ABS(6AT)【レビュー】
2025.9.20試乗記日本のモーターサイクルのなかでも、屈指のハイテクマシンである「ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT」に試乗。高度な運転支援システムに、電子制御トランスミッション「Y-AMT」まで備えた先進のスポーツツアラーは、ライダーを旅へといざなう一台に仕上がっていた。 -
あの多田哲哉の自動車放談――ポルシェ911カレラGTS編
2025.9.19webCG Moviesトヨタ在籍時から、「ポルシェ911」には敬意を持って接してきたというエンジニアの多田哲哉さん。では、ハイブリッド化した911にどんなことを思ったか? 試乗した印象を存分に語ってもらった。 -
メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ
2025.9.19画像・写真2025年9月19日に国内での受注が始まった「メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ」は、販売台数5台限定、価格は5700万円という高級サルーン。その特別仕立ての外装・内装を写真で紹介する。 -
「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」…… メイド・イン・チャイナの日本車は日本に来るのか?
2025.9.19デイリーコラム中国でふたたび攻勢に出る日本の自動車メーカーだが、「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」と、その主役は開発、部品調達、製造のすべてが中国で行われる車種だ。驚きのコストパフォーマンスを誇るこれらのモデルが、日本に来ることはあるのだろうか? -
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2025.9.19試乗記プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。