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2/22大幅改良を受けた「エクリプス クロス」のサイドビュー。全長は改良前の4405mmから4545mmへと、実に140mmも拡大された。
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3/22インテリアの変更点は少なく、空調の吹き出し口の意匠が変わったことや、インフォテインメントシステムの大画面化などがトピックだ。
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4/22シートの仕様はグレードによって異なり、最上級モデルの「P」には、スエード調素材と合成皮革のコンビシートが装備される。
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5/22リアシートは、6:4の2分割可倒機構とリクライニング機構付きで、ガソリン車の「M」を除き、センターアームレストが標準装備となる。従来のモデルにはあったスライド調整機構は廃止された。
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6/222020年10月のマイナーチェンジではPHEVモデルを追加。同じシステムを積む「アウトランダーPHEV」の登場から約8年を経て、ようやくの水平展開となった。
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7/22車両重量は、オプション装着による重量増を勘案しない状態で1900~1920kg。ガソリンの4WD車より370~380kgほど重く、より大柄な「アウトランダーPHEV」とほぼ同等となっている。
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8/22フロントには前輪駆動用のモーターとジェネレーター、2.4リッターガソリンエンジンを搭載。エンジンは基本的に発電用だが、高速走行時にはタイヤも駆動する。
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9/22センターディスプレイではパワートレインの駆動状態や、細かな走行情報なども確認可能。電気のみで走った距離や、いわゆる“電費”なども表示される。
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10/22搭載されるバッテリーの容量は13.8kWh(一充電消費電力量は12.29kWh)。EV走行距離は57.3kmとされている(WLTCモード)。
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11/22走行モードは全4種類。標準モードの「ノーマル」に加え、オフロードモードの「スノー」「グラベル」、ドライ路面に特化したスポーツモードの「ターマック」が用意される。
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12/22シフトセレクターやパーキングブレーキのスイッチなどが配されたセンターコンソール。ドライブモードはシフトセレクターの脇の、シルバーのツマミで切り替える。
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13/22バッテリーは、AC200V/15Aの普通充電器を使った場合、約4.5時間で満充電が可能。CHAdeMO規格の急速充電器を使うと、約25分で80%まで充電できる。
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14/22「エクリプス クロス」には、4WDシステムやアクティブヨーコントロール、アクティブスタビリティーコントロール、ABSを統合制御する「S-AYC」と呼ばれる機構が搭載されており、SUVでありながら高い旋回性能を実現している。
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15/22ステアリングホイールには回生ブレーキの強さを6段階で調整するパドルが備わっており、シフトパドルのような感覚で操作できる。
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16/22メーターは従来モデルと同じくアナログの2眼式。中央部にフルカラーのインフォメーションディスプレイが備わるほか、PHEVでは左側のメーターがパワーフローメーターとなる。
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17/22PHEVのタイヤサイズは3グレード共通で225/55R18。専用デザインのアルミホイールが装備される。
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18/22バッテリーの残量を保って走る「セーブ」モードや、充電しながら走る「チャージ」モード、バッテリーの電気のみで走る「EV」モードなどは、センターコンソールのスイッチで作動させる。
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19/22荷室容量は359リッター(VDA計測値)。かさばる走行用バッテリーを搭載するPHEVでありながら、床下収納も設けられている。
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20/22荷室に備わる100V AC電源(1500W)。「エクリプス クロス」のPHEVモデルには外部給電機能が用意されており、V2H機器を介せば、一般家庭の消費量にして、最大でおよそ10日分の電力を供給できる(エンジンによる発電を含む)。
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21/22ルノー・日産・三菱アライアンスではプラットフォームの統合を推し進めており、2021年2月には日産車と車台を共有する新型「アウトランダー」が発表された。“三菱車ならではの走り”を味わえるのは、今が最後かもしれない。
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22/22三菱エクリプス クロスP

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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