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1/13欧州におけるEV推進派の急先鋒(せんぽう)として注目を集めるVWだが、2021年7月に発表された将来戦略の中身は、製品のEV化だけにとどまらない、より挑戦的なものとなっていた。
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2/132030年までの経営戦略「NEW AUTO−MOBILITY FOR GENERATION TO COME」を発表するVWのヘルベルト・ディースCEO。
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3/13プラットフォーマーとは、ビジネスやサービスが展開されるプラットフォーム(基盤)を提供する事業者のこと。個人用コンピューター向けにOSを販売した米マイクロソフトが先駆けとされており、今をときめく“GAFA”(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)などもこれにあたる。
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4/132021年7月22日に行われたVWの年次株主総会の様子。新型コロナウイルス感染症の影響により、前回に続きオンラインでの開催となった。
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5/13ドイツ本国でのバッテリー生産実現のため、VWは中国のGotion High-Techと提携。同社は、中国におけるVWグループのバッテリーサプライヤーともなる予定だ。
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6/13VWは独ザルツギッターでバッテリーの量産へ向けた研究開発を進めている。Gotion High-Techとの提携では、まずは同拠点でのバッテリー量産体制の確立が目標として掲げられている。
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7/13中国のバッテリーメーカーだけでなく、フォルクスワーゲンはスウェーデンのノースボルトとも提携。EVの大量生産へ向け、バッテリー調達体制の構築を急いでいる。
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8/13VWは、2030年までに世界の自動車市場が現在の2兆ユーロから5兆ユーロへと2.5倍に拡大すると予測している。
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9/13ドレスデンの工場を流れる「ID.3」。VWの発表をもとに計算を立てると、2030年までにグローバルの自動車販売台数は、今日の1.6倍に膨れ上がることになる。
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10/13VWの経営戦略は、EVの販売比率の変化についても、自動車市場の成長についても、業界の平均的よりいささか強気な予想に立脚しているのだ。
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11/13VWは、エンジン車のマージン(利益率)は徐々に低下し、今後2~3年でEVが追いつくと見込んでいるが……。
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12/13今日において、幅広い車種に採用される「MQB」プラットフォームと、そこに設定されるパワートレイン。新規にプラットフォームやパワートレインを開発しないのであれば、当面、エンジン車の開発コストは低く抑えられるはずだ。
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13/13新しいバッテリーやモーターの開発に、部品や車両の生産設備の準備、エンジン車にはなかった外部からの部品調達……。EVという製品の特性や、その開発が過渡期にある現状を考えると、短期間で利益率を高めるのは非常に困難に思えるのだが。

鶴原 吉郎
オートインサイト代表/技術ジャーナリスト・編集者。自動車メーカーへの就職を目指して某私立大学工学部機械学科に入学したものの、尊敬する担当教授の「自動車メーカーなんかやめとけ」の一言であっさり方向を転換し、技術系出版社に入社。30年近く技術専門誌の記者として経験を積んで独立。現在はフリーの技術ジャーナリストとして活動している。クルマのミライに思いをはせつつも、好きなのは「フィアット126」「フィアット・パンダ(初代)」「メッサーシュミットKR200」「BMWイセッタ」「スバル360」「マツダR360クーペ」など、もっぱら古い小さなクルマ。
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