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1/23
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2/23ポルシェ初のEVとして2019年秋にデビューした「タイカン」。今回の試乗車は、2021年1月に日本に導入されたエントリーモデルで、駆動方式は他のグレードとは異なりRWDとなる。
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3/23グラファイトブルーのモノトーンでまとめられたインテリア。試乗車には再生素材が積極的に取り入れられた、有償オプションの「レザーフリーインテリア」が採用されていた。
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4/23試乗車には動力性能に関するオプションとして、「パフォーマンスバッテリー プラス」のほか、クロノグラフやパフォーマンス志向の走行モード「スポーツプラス」などをセットにした「スポーツクロノパッケージ」が装備されていた。
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5/23バッテリーの仕様が動力性能に影響するのは高速域に入ってからのようで、0-100km/h加速はパフォーマンスバッテリー仕様もパフォーマンスバッテリープラス仕様も5.4秒で同じだが、0-200km/h加速は前者が17.6秒、後者が16.5秒となっている。
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6/23シフトセレクターはダッシュボードの、ステアリングコラムの左脇に配置(右ハンドル車の場合)。レバーは「R/N/D」の選択に使用し、パーキングに入れるときは左脇の「P」ボタンを押す。
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7/23操作インターフェイスについては、インフォテインメントシステムはもちろん、空調や灯火類もほとんどをタッチスクリーン化。運転操作に関係のない箇所で物理スイッチが残されているのは、ハザードランプのボタンぐらいだ。
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8/23「タイカン」のサスペンションは金属製のスプリングを用いたコンベンショナルなもの。可変ダンピングシステムの「PASM」が標準装備される。
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9/23標準仕様のタイヤサイズは、前:225/55R19、後ろ:275/45R19と、前輪に対して後輪がかなり太め。試乗車にはオプションの「Taycan Sエアロホイール」が装備されていた。
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10/23試乗車に装備されていた14wayの電動調整機構付きコンフォートシート。よりホールド性の高いアダプティブスポーツシートも用意される。
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11/23メーターパネルの代わりに備わる16.8インチディスプレイ。表示機能は多彩で、ナビの地図画面は縮尺の変更や3Dマップ/2Dマップおよびノースアップ/ヘディングアップの切り替えも可能だ。
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12/23「スポーツクロノパッケージ」装着車の走行モードは、よりパフォーマンス志向の「スポーツプラス」とカスタマイズモードの「インディビジュアル」を含む全5種類。ステアリングホイールのダイヤル式スイッチで選択する。
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13/23インフォテインメントシステムには第6世代「ポルシェコミュニケーションマネージメントシステム」を採用。助手席からの操作に便利な、パッセンジャーディスプレイもオプションで用意される。
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14/23車両重量はDIN計測で2050kg。2デッキ方式のパフォーマンスバッテリー プラス仕様では2130kgとなる。
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15/23シートレイアウトは、後席が2座のセパレート式となる4人乗り仕様が標準。後席中央にエマージェンシーシートを備える4+1人乗り仕様は、オプション扱いとなる。
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16/23荷室容量はバッテリーの仕様によらず、フロントトランクが84リッター、リアトランクが407リッターとなっている。
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17/23「タイカン」は最大225kW(パフォーマンスバッテリー プラス仕様は270kW)の超高速充電に対応。大容量バッテリーを搭載した車両の利便性を高めるため、ポルシェは最大150kWの急速充電器を備えた「ポルシェターボチャージングステーション」の設置を進めている。
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18/23後輪駆動のベーシックな「タイカン」は、バランスに優れたシャシーと自然で操作性に優れるアクセル/ブレーキの制御が魅力的な、ポルシェらしい飾り気のないスポーツカーに仕上がっていた。
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19/23ポルシェ・タイカン
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山田 弘樹
ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦経験をもつ、実践派のモータージャーナリスト。動力性能や運動性能、およびそれに関連するメカニズムの批評を得意とする。愛車は1995年式「ポルシェ911カレラ」と1986年式の「トヨタ・スプリンター トレノ」(AE86)。
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