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2/18試乗会場に並んだ「GASGAS SM700」。兄弟車の「ES700」とともに、GASGAS初の公道用モデルとしてデビューした。
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3/18こちらは、よりオフロード走行を意識した仕様の「ES700」。エンジンやフレームといった基本メカニズムは「SM700」と共通ながら、主に足まわりのセッティングや装備で差異化が図られている。
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4/18「SM700」と「ES700」の692.7ccエンジンは、リッターあたり約108PSを発生する高出力型の単気筒。赤く塗られたトレリスフレームに抱かれる。
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5/18計器類はミニマムでコンパクト。ハンドル前方には小さな液晶メーターや各種警告灯が配置されている。
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6/18「SM700」のホイールは前後とも17インチのキャストホイールとなる。写真はリア側で、折れそうなほど細身のスポークが印象的だ。スイングアーム(単体で重量3.9kg)は、溶接が施されない鋳造品となっている。
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7/18「GASGAS SM700」のシート高は898mmで、身長が180cm近い筆者の場合はかかとがしっかり接地する。「ES700」のそれは、さらに37mm高くなる。
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8/18「SM700」にはスリッパークラッチが標準装備されており、安定した減速と力強いコーナリングの実現に貢献する。
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9/18フロントフォークは圧側と伸び側の減衰力の調節が可能。リアにはWP製のモノショックが組み合わされている。
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10/18「SM700」の走行モードは2種類。ABSやトラクションコントロールを有効にさせつつバランスよくパフォーマンスを引き出すモード1(ストリートモード)と、よりアグレッシブなアクセルレスポンスが得られるモード2(スーパーモトモード)が選べる。
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11/18スーパーモトモードではABSが解除され、ドリフト走行やフロントのリフトアップが容易にできるようになる。
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12/18未舗装路を行く「GASGAS ES700」。サスペンショントラベルは、「SM700」が前215mm、後ろ240mmであるのに対し、前後とも250mm確保されている。
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13/18ハンドルバー左の内側には、走行モードのセレクトスイッチがレイアウトされている。写真は「ES700」のもの。
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14/18「ES700」のリアホイールは18インチ。本格的なオフロード走行が可能なタイヤが組み合わされる。
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15/18軽量なトレールバイクと大型アドベンチャーツアラーのよさを併せ持つ「GASGAS ES700」。その優れた走破性は、自分のライディングがうまくなったかのように感じられるほどだ。
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16/18「ES700」(写真)と「SM700」の国内販売予定価格は、ともに158万円。発売予定時期は2022年7月となっている。
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17/18GASGAS SM700
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18/18GASGAS ES700

佐川 健太郎(ケニー佐川)
モーターサイクルジャーナリスト。広告出版会社、雑誌編集者を経て現在は二輪専門誌やウェブメディアで活躍。そのかたわら、ライディングスクールの講師を務めるなど安全運転普及にも注力する。国内外でのニューモデル試乗のほか、メーカーやディーラーのアドバイザーとしても活動中。(株)モト・マニアックス代表。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。
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