-
1/24
-
2/242022年7月25日に発売された新型「日産エクストレイル」。今回の試乗車は最上級グレード「G」の4WDモデル「e-4ORCE」。
-
3/24国内仕様のパワートレインはシリーズハイブリッドの「e-POWER」に一本化。「G e-4ORCE」のWLTCモード燃費は18.4km/リッター。
-
4/24可変圧縮比機構を備えた1.5リッター3気筒ターボを発電専用に使う。エンジン単体では最高出力144PSと最大トルク250N・mを発生する。
-
5/244代目となる新型「エクストレイル」。歴代モデルに共通する「タフギア」に加えて、新たに「上質さ」が開発キーワードに加えられている。
-
日産 エクストレイル の中古車webCG中古車検索
-
6/24駆動用モーターはフロントが最高出力204PSを、リアが同136PSを発生する。
-
7/24上質感あふれるタンの内装色はオプションのナッパレザーシートに含まれている。樹脂部分の質感も先代とは比較にならないほど高く、「上質さ」を目指したとのうたい文句にも納得だ。
-
8/24シフトセレクターは現行の「ノート」などと同じ最新タイプ。マウスのように握り込んで操作する。
-
9/24ドライブモードは「オート」「スポーツ」「エコ」「スノー」「オフロード」の全5種類。セレクターダイヤルの中央のボタンを押すとヒルディセントコントロールが作動する。
-
10/24基本車台には「CMF-C/D」プラットフォームを使う。軽量かつ高剛性であることが特徴で、すでに新型「三菱アウトランダー」が採用している。
-
11/24「G」では人工皮革の「テーラーフィット」の、その他グレードではファブリックのシート表皮が標準。ラグジュアリーなナッパレザーのほかに、アクティブに使いこなせる防水素材もオプション設定されている。
-
12/24後席は60:40分割で背もたれのリクライニングと座面のスライドが可能。中間グレード「X」では3列シート仕様も選べる。
-
13/24リアドアは最大90度まで開くようになっている。
-
14/24「e-4ORCE」は前後モーターの駆動力や回生ブレーキなどを統合制御。減速時のピッチングを抑えたりコーナリング時のふくらみを抑えたりと、走りの質感を高めている。
-
15/24「e-Pedal」のスイッチはシフトセレクター前方にレイアウト。いわゆるワンペダルドライブ機能だが、完全停止はしないばかりか、最初に「ノートe-POWER」で採用されたころよりも全体にマイルドな操作感になった。
-
16/24センタースクリーンは12.3インチ。オーディオの操作やカメラの起動、ラジオの交通情報の呼び出しなどにはメカニカルなスイッチが用意されている。
-
17/24バックカメラのほか、フロントカメラや360度カメラがくっきりとした映像で映し出される。移動物を検知してマーキングしてくれる。
-
18/24先進運転支援システムの「プロパイロット」は高精細マップデータを参照して速度を自動制御する「ナビリンク付き」に。前走車がいない状況でもカーブやジャンクションなどをよりスムーズに走れるようになった。
-
19/242列シート車の荷室容量は575リッター。9.5インチのゴルフバッグを横向きに4つ搭載できる。
-
20/24後席の背もたれをすべて前に倒したところ。室内高の高さと四角い開口部も相まって、広大な空間が広がる。
-
21/24荷室の床下には補器用の12VバッテリーとBOSEプレミアムサウンドシステム(オプション)のウーファーが収められている。
-
22/24300km近くを走行した今回の燃費は満タン法で14.4km/リッター。2022年8月に筆者が試乗した「キックス」の4WDモデル(12.1km/リッター)よりも燃費が良かったのは、過酷な山岳路を走らなかったからである。ただ、別の機会にほぼ同じ乗り方をしたときにはキックスと同等の燃費を記録したので、車格を考えると高負荷時の効率はエクストレイルのほうが優秀らしい。
-
23/24日産エクストレイルG e-4ORCE
-
24/24

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
日産 エクストレイル の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
スズキ・アルト ラパン ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.11.3 スズキの「アルト ラパン」がマイナーチェンジ。新しいフロントマスクでかわいらしさに磨きがかかっただけでなく、なんとパワーユニットも刷新しているというから見逃せない。上位グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
-
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(前編:STI/NISMO編)【試乗記】 2025.11.1 メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! まずはSTIの用意した「スバルWRX S4」「S210」、次いでNISMOの「ノート オーラNISMO」と2013年型「日産GT-R」に試乗。ベクトルの大きく異なる、両ブランドの最新の取り組みに触れた。
-
シトロエンC3ハイブリッド マックス(FF/6AT)【試乗記】 2025.10.31 フルモデルチェンジで第4世代に進化したシトロエンのエントリーモデル「C3」が上陸。最新のシトロエンデザインにSUV風味が加わったエクステリアデザインと、マイルドハイブリッドパワートレインの採用がトピックである。その仕上がりやいかに。
-
メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ(4WD/9AT)【海外試乗記】 2025.10.29 メルセデス・ベンツが擁するラグジュアリーブランド、メルセデス・マイバッハのラインナップに、オープン2シーターの「SLモノグラムシリーズ」が登場。ラグジュアリーブランドのドライバーズカーならではの走りと特別感を、イタリアよりリポートする。
-
ルノー・ルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TECH(FF/4AT+2AT)【試乗記】 2025.10.28 マイナーチェンジでフロントフェイスが大きく変わった「ルーテシア」が上陸。ルノーを代表する欧州Bセグメントの本格フルハイブリッド車は、いかなる進化を遂げたのか。新グレードにして唯一のラインナップとなる「エスプリ アルピーヌ」の仕上がりを報告する。
新着記事
-
NEW
「シティ ターボII」の現代版!? ホンダの「スーパーONE」(プロトタイプ)を試す
2025.11.6エディターから一言ホンダが内外のジャーナリスト向けに技術ワークショップを開催。ジャパンモビリティショー2025で披露したばかりの「スーパーONE」(プロトタイプ)に加えて、次世代の「シビック」等に使う車台のテスト車両をドライブできた。その模様をリポートする。 -
NEW
未来がすべてにあらず! ジャパンモビリティショー2025で楽しめるディープな“昔”の世界
2025.11.5デイリーコラム未来のクルマ、未来の技術が集結する「ジャパンモビリティショー2025」。ただし、「そういうのはもういいよ……」というオトーサンのために(?)昔の世界を再現し、当時のクルマを並べた「タイムスリップガレージ」も用意されている。内部の様子を紹介する。 -
NEW
第90回:これぞニッポンの心! 軽自動車デザイン進化論(前編)
2025.11.5カーデザイン曼荼羅新型の「ダイハツ・ムーヴ」に「日産ルークス」と、ここにきて新しいモデルが続々と登場してきた軽自動車。日本独自の規格でつくられ、日本の景観を変えるほどの販売ボリュームを誇る軽のデザインは、今後どのように発展していくのか? 有識者と考えた。 -
NEW
プジョー2008 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2025.11.5試乗記「プジョー2008」にマイルドハイブリッドの「GTハイブリッド」が登場。グループ内で広く使われる最新の電動パワートレインが搭載されているのだが、「う~む」と首をかしげざるを得ない部分も少々……。360km余りをドライブした印象をお届けする。 -
“安心・安全”をより長く 2人のプロが「ブリヂストン・ブリザックWZ-1」を語る
2025.11.42025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>ブリヂストンが、持てる最新のタイヤ技術を投入して誕生させた、新しいスタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1(ダブルゼットワン)」。高い氷雪上性能とサステナビリティーを併せ持つ新製品の魅力に、2人のプロフェッショナルが迫る。 -
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(後編:無限/TRD編)【試乗記】
2025.11.4試乗記メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! 彼らの持ち込んだマシンのなかから、無限の手が加わった「ホンダ・プレリュード」と「シビック タイプR」、TRDの手になる「トヨタ86」「ハイラックス」等の走りをリポートする。






























