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2/202022年10月24日、2列シートの標準ボディーを採用したジープのフラッグシップモデル「グランドチェロキー」が上陸。今回の試乗車は車両本体価格が892万円となる「リミテッド2.0L」で、18万円のオプションアイテムとなるサンルーフが備わっていた。
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3/20フロントドアに備わる「GRAND CHEROKEE」のエンブレムは、2022年2月に発売された3列シート7人乗りのロングボディーを採用する「グランドチェロキーL」と同一。
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4/20特徴的な逆スラントノーズは、1963年に登場した「ジープ・ワゴニア」をモチーフにデザインされたもの。ジープのアイデンティティーたるセブンスロットグリルには、エアの取り込みをコントロールするアクティブシャッターが備わる。
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5/20エクステリアの基本デザインは先に販売された「グランドチェロキーL」に準じているが、リアサイドウィンドウとDピラーの形状で、両モデルのちがいを簡単に判別できる。5人乗りとなる「グランドチェロキー」の外寸は全長×全幅×全高=4900×1980×1810mm、ホイールベースは2965mm。
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6/20高い剛性感のおかげで、大型SUVらしからぬ軽やかな走りが味わえる「グランドチェロキー」。基本骨格は、もともとはグローバルでの復権を目指すアルファ・ロメオ専用として設計開発された「ジョルジョ」プラットフォームが土台といわれている。
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7/20インテリアデザインは、3列シートの「グランドチェロキーL」と基本的に共通。ダッシュボードやドアのパネルは木目調となる。カラーパーソナリゼーション機能を内蔵したアンビエントLEDインテリアランプが装備されている。
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8/20シフトセレクターは、ジープでは初となるロータリー式を採用。4WDシステムはオンデマンド式の「クォドラトラックII」で、路面状況に応じた走行モードを簡単に選択できるトラクションコントロールシステム「セレクテレインシステム」も組み合わされている。
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9/20「リミテッド」グレードには、Y字をモチーフとした18インチの10本スポークデザインホイールが標準装備される。試乗車には265/60R18サイズの「ブリヂストン・デューラーH/Pスポーツ」3シーズンタイヤが装着されていた。
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10/20ボディーカラーは写真の「ダイアモンドブラッククリスタルP/C」のほか、「ブライトホワイトC/C」「ヴェルヴェットレッドP/C」「バルティックグレーメタリックC/C」の全4色をラインナップ。
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11/202リッター直4ターボエンジンは最高出力272PS/5250rpm、最大トルク400N・m/3000rpmを発生。8段ATと組み合わされる。「グランドチェロキー」のパワートレインは、全車レギュラーガソリン仕様となる。
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12/20「リミテッド」には、レザーシートが標準で装備される。前席には8wayのメモリー機能付き電動調整機構や4wayランバーサポート、ヒーター、ベンチレーション機能が備わる。
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13/20ヒーターが標準で内蔵される3人掛けの2列目シート。背もたれには60:40の分割可倒機構が備わる。アクティブノイズコントロールシステムの恩恵で、後席も快適な移動空間が確保されている。
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14/20指先の操作だけで運転席のマルチビューディスプレイやエアコン、ヘッドアップディスプレイ、「Uconnect」システムのコントロールが行えるステアリングホイールスイッチ標準装備される。
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15/20ダッシュボードの中央には10.1インチのタッチスクリーンを配置。オーディオナビゲーションシステム「Uconnect」や地上デジタルテレビチューナー、ETC2.0、Bluetoothハンズフリー通話機能、オーディオストリーミング機能、Apple CarPlay/Android Autoなどが組み込まれている。
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16/20エアコンの操作パネルはスイッチとダイヤルを組み合わせたわかりやすいデザインと配置になっている。その下には小物の収納スペースとタイプAが2口、タイプCが2口の計4つのUSBポートが用意される。
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17/20後席を使用する5人乗車時の荷室容量は1068リッター(本国発表値)。カーゴルームタイダウンフックが標準で装備され、床下にはフルサイズのスペアタイヤが収納される。
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18/20サスペンションは前後マルチリンク式。低速でのゴツゴツが少し気になった乗り心地も、速度が高まるほどにしやなかに、そしてフラットに落ち着いてくる。
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19/20ジープ・グランドチェロキー リミテッド2.0L
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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