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2/192021年10月に発表された5代目「レンジローバー」。本格的な電動パワートレインにも対応する、ランドローバーの新世代アーキテクチャー「MLA-Flex」を採用した最初のモデルで、プラグインハイブリッド車に加え、2024年には電気自動車も投入されるという。
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3/19今回の試乗車はデビュー初年度のみ生産される「ファーストエディション」。23インチホイール(試乗車はスタッドレスタイヤを履くために、22インチに変更されていた)に、後席用エンターテインメントシステム、クーラーボックスなどが標準装備となる豪華仕様だ。
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4/193リッターディーゼルターボの「D300」にPHEVの「P510e」と、豊富に用意されるパワートレインも「レンジローバー」の魅力。しかし、試乗車に搭載されていた4.4リッターV8ガソリンターボの「P530」は、生産が追い付かないことから「SV」グレードを除いて現在受注を停止している。
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5/19今回の試乗は、霧ヶ峰に蓼科、八千穂高原と、信州北部の雪山と山間部で実施。凍結路や圧雪路、深い積雪路と、さまざまなシーンを走ることができた。
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6/19試乗車に装備されていたパーフォレーテッドセミアニリンレザーシート。「レンジローバー」のフロントシートは、伝統的にボンネットの先まで見渡せる高いアイポイントが特徴だ。
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7/19センターコンソールに備わるダイヤル式のドライブモードセレクター。8つの走行モードが用意されるが、よほどのことがない限りは「オート」モードで問題ない。システムが常時走行状態をモニターし、パワートレインやドライブトレイン、サスペンションなどを適切に制御してくれる。
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8/19積雪路では用心して「草地/砂利/雪」モードを選択。車高が上がり、スロットルレスポンスがおだやかになるのを感じたが、それ以外にも車体の各所で制御が切り替わっているのだろう。
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9/19意地悪をしてアクセルを深く踏み込んでみても、タイヤが雪をかいて挙動が乱れることはない。4輪に適切に駆動力を配分・伝達し、「レンジローバー」はスムーズに加速する。
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10/19「ダイナミックレスポンスプロ」は、コーナリング時の車体のロールを抑制するランドローバー初の機能。オフロードでのタイヤの接地性向上にも貢献する。
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11/19高千穂高原にて、新雪に埋もれたレストハウス(冬季閉鎖中)のスロープを駆け上がる「レンジローバー」。並のクルマなら横滑りしそうなシーンだが、レンジローバーは余裕しゃくしゃく。「途中で一度停止して再発進」という意地悪をしても、スムーズに登り切ってみせた。
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12/19センターディスプレイに表示される4WDシステムの作動状態。駆動力配分だけでなく、状況によってはセンター/リアデフロックもシステムが自動で制御。クルマがここまでするものだから、ドライバーは悪路でも、舗装路と同じ操作以外にすることがない。
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13/19試乗車に装着されていた「ノキアン・ハッカペリッタR5 SUV」。“22インチの285幅”という特大サイズもラインナップされる、貴重なスタッドレスタイヤだ。
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14/19どのような悪条件のもとでも、確実に、しかも快適に、乗員を目的地に送り届ける。「レンジローバー」が初代で掲げたコンセプトは、5代目となる新型にも確かに受け継がれていた。
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15/19ランドローバー・レンジローバー ファーストエディションP530
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渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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