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2/15モータリスト合同会社が自社開発した電動バイク「VMS6」。区分的には、「AT小型限定免許でも運転できる原付二種」となる。
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3/15シンプルなモノクロの液晶メーター。バッテリーの残量計は、パーセンテージではなく10段階の目盛り表示となる。
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4/15モーターのアウトプットは定格出力1.0kW、最高出力6.0kW。最大トルクは驚異の280N・m! ……とされているが、計測方法などが異なるので一概にエンジン車とは比べられない。4段のセミATとチェーンを介して後輪を駆動する。
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5/15バッテリーには電圧72V、容量70Ah(5.0kWh)のリチウムイオン電池を採用。関係者によると、実走における航続距離は70~80kmとのことだ。
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6/15「VMS6」のプロジェクトがスタートしたのは2019年ごろ。2020年末にバイクが形となり、コロナ禍を経てようやくリリースを迎えた。生産を担うのは中国・重慶の威利科技実業有限公司だ。
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7/15このミッションケースに見覚えがある……という人はなかなかのホンダ通。4段のセミATは、実は「ホンダ・スーパーカブ」と共通のものなのだ。
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8/15ハンドルバーに備わるスイッチボックス。「HML」のスイッチを押すと、モーターのパワーが、ハイ/ミドル/ローの3段階で切り替わる。下の「DR」は、ドライブ(前進)とリバース(後退)の切り替えスイッチだ。
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9/15シート高は850mmと高めだが、車体が非常にスリムなので、足つき性はこの数字から想像するほどは悪くない。
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10/15走りにはこだわりがあり、フロントには高剛性の倒立フォークを採用。ブレーキは前後ともにディスク式で、前後のブレーキを連携させて作動させるコンビブレーキ機能が備わっている。
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11/15足まわりではトラクションをしっかりかけられるよう、リアアームの取り付け位置を変更して軸間距離を延長。タイヤサイズは前:120/70-17、後ろ:130/70-17が標準で、オプションで14インチのタイヤ&ホイールも用意される。
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12/15充電口は車体の右側、ミッションケースの後方に配置。満充電に要する時間は、100V電源で約4~5時間とされる。
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13/15バイクならではの“操っている感”を大事にした「モータリストVMS6」。モトクロッサーか、あるいは「どっかり座ってアクセルをひねるだけ」というモデルが多い今日のeバイクのなかにあって、非常にユニークなマシンに仕上がっていた。
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14/15モータリストVMS6
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青木 禎之
15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。諸行無常の響きあり。主に「女性とクルマ」をテーマにした写真を手がけています。『webCG』ではライターとして、山野哲也さんの記事の取りまとめをさせていただいております。感謝。
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