アルピーヌA424_β

2023.06.14 画像・写真 堀田 剛資
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アルピーヌが、2024年の世界耐久選手権でトップカテゴリーのハイパーカークラスに復帰すると発表。レーシングマシンのプロトタイプ「A424_β」を世界初公開した。

同車のデザインを担当した、アルピーヌカーズ チーフエクステリアデザイナーのラファエル・リナリ氏によると、アルピーヌが採用する「LMDh」マシンは開発が厳しく規制されており、空力に関してもライバル間で大きな性能差がつかないよう、さまざまな制約が課せられているという。

一方で、この規制はサーキット上において“個性”を主張するのにも一役買っているという。開発がパフォーマンス一辺倒にならず、各メーカー/ブランドが自社の“らしさ”や製品の特徴を付与できる、デザインしろが生まれるからだ。

例えばA424_βでは、くさび形のフロントまわりやサイドポンツーンの抑揚などで、市販モデルやF1マシンとの共通性を表現。アルピーヌの「A」のロゴを模したテールランプも、大きな特徴となっている。

一方で、リナリ氏は「こうした“表現”に用いる箇所はボディーの上部のみに限定し、黒いボディー下部の部分は、パフォーマンスの追求にゆずった」とのことだ。このボディー下部は、A424_βでは通常のブラックとなっているが、レースカーではいずれもカーボンファイバーとなるという。

アルピーヌの新しいレースカーを示唆するプロトタイプ、A424_βの詳細な姿を、写真で紹介する。

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