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1/34「ダットサン・ブルーバード1300 4ドア デラックス」。1967年に登場した型式名510こと3代目ブルーバードの基本となる4ドアセダン。
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2/34「ダットサン・ブルーバード1300 2ドア スタンダード」。シリーズで最も廉価だった2ドアのベーシック仕様。2ドアセダンは国内では1300(後に「1400」)のみの設定で、「1600」には用意されなかった。北米では2ドアセダンがレースで活躍した。
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3/34「ダットサン・ブルーバード1800SSSクーペ」。1968年に追加設定されたクーペ。国内専用モデルだったため、北米在住の510マニアはクーペに憧れ、いっぽう日本のマニアは国内ではタマが少ない2ドアセダンを欲しがるという「ない物ねだり」が起きている。
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4/34「マツダ・ファミリア800 4ドアデラックス」。1964年に登場した初代ファミリアの4ドアセダン。
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5/34「マツダ・ファミリア800 2ドアデラックス」。4ドアセダンにわずかに遅れて追加された2ドアセダン。「スペシャル」という2ドアのみの最廉価グレードも存在した。
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6/341965年に追加設定された「マツダ・ファミリア1000クーペ」。セダンの800cc直4 OHVエンジンに対してツインキャブ仕様の1リッター直4 SOHCエンジンを搭載。
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7/34「スバル1000 2ドア スーパーデラックス」。スバル1000は1966年に4ドアセダンのみでデビュー、翌1967年に2ドアセダンが追加された。
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8/34「いすゞ・ベレット1300 2ドア(スタンダード)」。ベレットも1963年に4ドアセダンのみでデビュー、翌1964年に2ドアセダンが加えられた。
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9/34「ダットサン・サニー1200GL」。1977年に世代交代した4代目サニー(B310)の2ドアセダン。国内販売されたサニー、そして日産車としても最後の2ドアセダン。
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10/34「トヨペット・コロナ1600 2ドア デラックス」。1973年に登場した5代目コロナに、歴代唯一存在した2ドアセダン。ボディーは全長約4.2m、2リッターエンジンも設定された国産最大の2ドアセダンだった。
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11/34「トヨタ・カリーナ1600GT」。初代カリーナの2ドアセダンボディーに1.6リッター直4 DOHCエンジンを積んだホットモデルで、1971年にデビュー。翌1972年に4ドア仕様が追加された。
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12/34「三菱ランサー1600GSR」。1973年に登場した初代ランサーの最強グレード。ツインキャブ仕様の1.6リッター直4 SOHCエンジンを2ドアセダンボディーに搭載。4ドアには設定されなかった。
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13/341966年「シボレー・ビスケイン2ドアセダン」。フルサイズシボレーには下位からビスケインと「ベルエア」、そして「インパラ」の基本3シリーズが存在した。ビスケインはいわばスタンダード仕様だが、ボディーは上位シリーズと基本的に同じで全長は5.4mに達する。
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14/341962年「マーキュリー・モントレー2ドアセダン」。フォードとリンカーンの間に位置する上級ブランドであるマーキュリーのフルサイズにも、1966年までは2ドアセダンが存在していた。
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15/341968年「プリムス・バリアント」。当時のプリムスの最小モデルで、手前が2ドアセダンで奥が4ドアセダン。コンパクト級といえどもボディーサイズは全長4.8m弱、全幅1.8m。
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16/341975年「AMCホーネット2ドアセダン」。全長4.6m弱、全幅1.8mのボディーに3.2リッター直6や5リッターV8などを積む“コンパクトカー”。
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17/341978年「フォード・フェアモント2ドアセダン」。ホイールベースは2680mmだが、前後オーバーハングが長く全長4.9m、全幅1.8mというボディーに2.3リッター直4から5リッターV8までの各種エンジンを搭載。1983年までつくられた。
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18/341973年に登場した「オペル・カデットC 2ドア」。初代「いすゞ・ジェミニ」と基本設計を共有するが、ジェミニには2ドアセダンは存在しなかった。
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19/341977年に登場した「オペル・レコルトD 2ドア」。全長4.6m近いオペル最大の2ドアセダン。内外装を高級化して2.5リッター直6エンジンを積んだ上級版の「コモドーレ」にもやはり2ドアセダンがあり、いずれも1986年までつくられた。
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20/34欧州フォードのフラッグシップとして1977年にデビューした「グラナダ」の2ドアセダン。全長4.7mちょっとのボディーに1.7リッターV4から2.8リッターV6までのエンジンを搭載。基本的に英独共通モデルだが、2ドアセダンはドイツ版のみに用意された。
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21/341976年に登場した2代目「アウディ100 2ドア」。全長4.7m弱のボディーに1.6/2リッター直4または2.1リッター直5エンジンを積んだ当時のアウディのフラッグシップ。
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22/341984年に世代交代した「フォルクスワーゲン・ジェッタ2ドア」。「ゴルフII」のノッチバック版だが、1992年に登場した後継モデルの「ヴェント」は4ドアセダンのみとなった。
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23/34「BMW 318i 2ドア」。2代目「3シリーズ」(E30)は1982年に先代同様に2ドアセダンのみでデビューし、翌1983年に4ドアセダンが追加された。
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24/341966年に登場した「フォード・コーティナMk2 2ドア」。「コーティナ・ロータスMk2」も同じボディーを用いた。
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25/341979年に世代交代した「フォード・コーティナMk5 2ドア」。5代目にしてコーティナの名を冠した最終型で、ドイツ・フォードの「タウナス」と兄弟関係にある。
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26/341970年「ボクスホール・ヴィヴァ2ドア」。ドイツの「オペル・カデット」と基本設計を共有するヴィヴァの3代目。同時代の日本車で言えば初代「トヨタ・カリーナ」あたりに近い、オーソドックスな後輪駆動の小型セダン。
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27/341962年に誕生した「モーリス1100」に始まるコードナンバー「ADO16」の、1970年ごろの「オースチン1300」。手前が2ドアセダンで、後ろが4ドアセダン。
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28/34「フィアット128ラリー」。1969年にフィアットブランドとしては初のFF車として登場した128。4ドアセダンと2ドアセダンがあったが、1971年に加えられた高性能版のラリーは2ドアセダンのみの設定だった。
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29/341974年「フィアット131ミラフィオーリ2ドア」。全長4.2mちょっとの、これもオーソドックスなFRのセダン。2ドアセダンボディーは「フィアット131アバルト ラリー」にも使われた。
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30/34「ボルボ242GT」。1974年に登場した「240シリーズ」に1978年に加えられた2ドアのみのスポーティー版。全長4900mm、全幅1710mmという極端に細長いボディーを持つ。
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31/34「サーブ99 2ドア」。1968年に2ドアセダンのみでデビューしたが、後に4ドアセダン、3ドアハッチバック、5ドアハッチバックが加えられていった。
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32/341991年「日産セントラ2000SE-R」。7代目「サニー」(B13)の北米仕様で、国内向けには存在しない2ドアセダンの、これまた国内向けにはない2リッター直4 DOHCエンジン搭載のホットグレード。
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33/34「トヨタ・ターセル2ドアセダン」。1994年から1999年までつくられた5代目ターセル。北米市場専用モデルだが、トヨタ最後の2ドアセダンとなった。
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34/34「トヨタ・エコー クーペ」。日本名「プラッツ」の2ドアクーペで、2002年まで販売された。

沼田 亨
1958年、東京生まれ。大学卒業後勤め人になるも10年ほどで辞め、食いっぱぐれていたときに知人の紹介で自動車専門誌に寄稿するようになり、以後ライターを名乗って業界の片隅に寄生。ただし新車関係の仕事はほとんどなく、もっぱら旧車イベントのリポートなどを担当。
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