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1/122014年に始まったフォーミュラEは、FIA(国際自動車連盟)が統括するレースシリーズで、2020-2021年のシーズン7から世界選手権に格上げされた。日本での開催はフォーミュラE史上初となる。
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2/12フォーミュラEは従来のレースシリーズのようにエンジンを搭載する車両ではなく電動モーターのEVで走るため、排ガスを出さず騒音も小さい。市街地での開催にも適するといわれる。
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3/12「TOKYO E-PRIX」の舞台は、東京・有明。東京ビッグサイトの東棟を囲むようにレイアウトされた全長2.582kmのストリートコースには、アップダウンのあるエリアや、周辺の公道部分が含まれている。
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4/12東京・有明を走るこちらは、フォーミュラEではなく観光向けのレンタルカート。もしかすると「TOKYO E-PRIX」の公道コースが、カートでのアクティビティーを楽しむ訪日観光客の人気を集めるかも?
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5/12「TOKYO E-PRIX」のコース図。全長2.582kmの特設コースのうち、およそ半分が公道となる。2024年1月18日に販売された先行予約チケットは約3分で完売し、3月1日より先着順で追加販売されたチケットは、一般席が数十秒で売り切れたという。
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6/12TOKYO E-PRIXにやってくるのは、Gen3(ジェンスリー)と呼ばれる第3世代のフォーミュラEマシン。カーボンモノコックをはじめとするシャシーやボディー、バッテリーは全チームの全車で共通。参戦するマニュファクチュアラーにはパワートレインの開発だけが許される。
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7/12リアのモーターは最高出力350kW(475PS)を発生するが、レースでは出力が300kW(408PS)に制限される。最高速322km/hに達する実力を有している。写真はジャン=エリック・ベルニュとストフェル・バンドーンがドライブするDSペンスキーチームの「DS E-Tense FE23」。
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8/12マクシミリアン・ギュンターがドライブするマセラティMSGレーシングの「マセラティ・ティーポフォルゴーレ」。ブルーの車体色を基調に、マセラティの電動モデル「フォルゴーレ」を想起させる「ラメフォルゴーレ(銅の輝き)」をアクセントとしてリアに配している。2030年までに100%電動化を目指すマセラティにとって、フォーミュラEは重要なレース活動といえる。
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9/12「ABB FIAフォーミュラE世界選手権」のシーズン10は、2024年1月13日のメキシコシティ大会で開幕。続く第2戦と第3戦はサウジアラビアのディルイーヤが舞台となり、同年1月26日と27日に連続して開催された。
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10/12ディルイーヤで行われた第2戦を制したのは、3番グリッドからスタートしたアンドレッティ・フォーミュラEチームのジェイク・デニスだった。デニスは2023年のシーズン9を制したチャンピオンドライバーである。
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11/12シーズン10第2戦の翌日に行われた第3戦では、ジャガーTCSレーシングのニック・キャシディが優勝を飾った。2位はエンビジョン・レーシングのロビン・フラインズ、3位には日産フォーミュラEのオリバー・ローランドが入った。
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12/12シーズン10第3戦の表彰式後にマシンのそばで勝利を祝うジャガーTCSレーシングチームディレクターのジェームス・バークレー氏(写真左から2人目)と、優勝ドライバーのニック・キャシディ(写真右)。

世良 耕太
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