-
1/133代目となる新型「日産リーフ」(北米仕様)。初代、2代目がコンベンショナルなハッチバック車だったのに対し、3代目はファストバックスタイルのクロスオーバーとなった。
-
2/132009年8月に発表された初代「リーフ」。世界初の量産BEVだったが、航続距離はJC08モードで200kmと短く、受電能力や電池の劣化耐性などを見ても、まだまだ発展途上のクルマだった。
-
3/13ボディーサイズは2代目が全長×全幅×全高=4470×1790×1560mm、ホイールベース=2700mmだったのに対し、3代目は全長×全幅×全高=4405×1810×1557mm(北米仕様)、ホイールベース=2690mmとなっている。最大の変化はフロントオーバーハングで、じつに200mmも切り詰められた。
-
4/13テスラの人気コンパクトSUV「モデルY」。2023年には「トヨタ・カローラ」を抜き、年間の世界販売で1位に輝いた。
-
5/132020年発表の「日産アリア」だが、世界のEVマーケットにおける存在感はいまひとつ。発売当初の長い納車待ちを解消できないうちに、強力なライバルが台頭してきてしまったのだ。
-
日産 リーフ の中古車webCG中古車検索
-
6/13新型「日産リーフ」のサイズは、BYDでいえば「ドルフィン」(全長4290mm)と「ATTO 3」(同4455mm)の間に位置する。
-
7/13プラットフォームには、「日産アリア」や「ルノー・メガーヌE-Techエレクトリック」と同じく「CMF-EV」を採用。これに伴い、リアサスペンションはトーションビーム式からマルチリンク式に変更された。
-
8/13モーターとインバーター、リダクションギアをひとまとめにしたeアクスルはジヤトコ製。最高出力は「B5」仕様で130kW、「B7」仕様で160kWとされる。
-
9/13新型「リーフ」の電池はAESCの茨城工場で生産される。AESCは中国エンビジョン傘下の電池会社だが、もとは日産とNECが立ち上げたもので、今も日産が20%の株式を保有している。
-
10/13高い受電能力も新型「リーフ」の特徴で、「B7」仕様の場合、出力150kWの急速充電器を使えば、15分で250km走行分以上の電気を回復可能。また北米仕様にはNACS規格の急速充電ポートも用意され(写真)、テスラが展開する「スーパーチャージャー」が利用可能となった点もトピックだ。
-
11/13充電前にあらかじめバッテリーを温めておくことで、受電能力を高めるプレコンディショニング機能は、米テスラが初めて実用化したもの。日系のBEVも、ようやく採用することとなった。
-
12/13米国で発表された2026年モデルの「トヨタbZ」(日本名「bZ4X」)。バッテリー容量を増やすことで航続距離を延ばしたり、4WDモデルのシステム最高出力を高めたりといった改良がなされている。
-
13/13し烈な開発競争により、BEVの性能は急速に進化している。経営再建で足もとがグラついている日産だが、新型「リーフ」では、「アリア」のときのように出足でつまずき、そのままズルズル……といったことにならないよう祈るばかりだ。

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
日産 リーフ の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
アウディがF1マシンのカラーリングを初披露 F1参戦の狙いと戦略を探るNEW 2025.12.4 「2030年のタイトル争い」を目標とするアウディが、2026年シーズンを戦うF1マシンのカラーリングを公開した。これまでに発表されたチーム体制やドライバーからその戦力を分析しつつ、あらためてアウディがF1参戦を決めた理由や背景を考えてみた。
-
タイで見てきた聞いてきた 新型「トヨタ・ハイラックス」の真相 2025.12.3 トヨタが2025年11月10日に新型「ハイラックス」を発表した。タイで生産されるのはこれまでどおりだが、新型は開発の拠点もタイに移されているのが特徴だ。現地のモーターショーで実車を見物し、開発関係者に話を聞いてきた。
-
あんなこともありました! 2025年の自動車業界で覚えておくべき3つのこと 2025.12.1 2025年を振り返ってみると、自動車業界にはどんなトピックがあったのか? 過去、そして未来を見据えた際に、クルマ好きならずとも記憶にとどめておきたい3つのことがらについて、世良耕太が解説する。
-
2025年の“推しグルマ”を発表! 渡辺敏史の私的カー・オブ・ザ・イヤー 2025.11.28 今年も数え切れないほどのクルマを試乗・取材した、自動車ジャーナリストの渡辺敏史氏。彼が考える「今年イチバンの一台」はどれか? 「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の発表を前に、氏の考える2025年の“年グルマ”について語ってもらった。
-
「スバル・クロストレック」の限定車「ウィルダネスエディション」登場 これっていったいどんなモデル? 2025.11.27 スバルがクロスオーバーSUV「クロストレック」に台数500台の限定車「ウィルダネスエディション」を設定した。しかし、一部からは「本物ではない」との声が。北米で販売される「ウィルダネス」との違いと、同限定車の特徴に迫る。
新着記事
-
NEW
「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」の会場から
2025.12.4画像・写真ホンダ車用のカスタムパーツ「Modulo(モデューロ)」を手がけるホンダアクセスと、「無限」を展開するM-TECが、ホンダファン向けのイベント「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」を開催。熱気に包まれた会場の様子を写真で紹介する。 -
NEW
「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」の会場より
2025.12.4画像・写真ソフト99コーポレーションが、完全招待制のオーナーミーティング「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」を初開催。会場には新旧50台の名車とクルマ愛にあふれたオーナーが集った。イベントの様子を写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RSブラックエディション/CR-V e:HEV RSブラックエディション ホンダアクセス用品装着車
2025.12.4画像・写真まもなく日本でも発売される新型「ホンダCR-V」を、早くもホンダアクセスがコーディネート。彼らの手になる「Tough Premium(タフプレミアム)」のアクセサリー装着車を、ベースとなった上級グレード「RSブラックエディション」とともに写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RS
2025.12.4画像・写真およそ3年ぶりに、日本でも通常販売されることとなった「ホンダCR-V」。6代目となる新型は、より上質かつ堂々としたアッパーミドルクラスのSUVに進化を遂げていた。世界累計販売1500万台を誇る超人気モデルの姿を、写真で紹介する。 -
NEW
アウディがF1マシンのカラーリングを初披露 F1参戦の狙いと戦略を探る
2025.12.4デイリーコラム「2030年のタイトル争い」を目標とするアウディが、2026年シーズンを戦うF1マシンのカラーリングを公開した。これまでに発表されたチーム体制やドライバーからその戦力を分析しつつ、あらためてアウディがF1参戦を決めた理由や背景を考えてみた。 -
NEW
第939回:さりげなさすぎる「フィアット124」は偉大だった
2025.12.4マッキナ あらモーダ!1966年から2012年までの長きにわたって生産された「フィアット124」。地味で四角いこのクルマは、いかにして世界中で親しまれる存在となったのか? イタリア在住の大矢アキオが、隠れた名車に宿る“エンジニアの良心”を語る。






























