【スペック】Gツーリングセレクション レザーパッケージ:全長×全幅×全高=4460×1745×1490mm/ホイールベース=2700mm/車重=1400kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(99ps/5200rpm、14.5kgm/4000rpm)+交流同期電動機(82ps、21.1kgm)/価格=327万円(テスト車=349万6800円/HDDナビゲーションシステム+プリウス・スーパーライブサウンドシステム+ヘッドアップディスプレイ=21万6300円/ETCユニット=1万500円)
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【スペック】Gツーリングセレクション レザーパッケージ:全長×全幅×全高=4460×1745×1490mm/ホイールベース=2700mm/車重=1400kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(99ps/5200rpm、14.5kgm/4000rpm)+交流同期電動機(82ps、21.1kgm)/価格=327万円(テスト車=349万6800円/HDDナビゲーションシステム+プリウス・スーパーライブサウンドシステム+ヘッドアップディスプレイ=21万6300円/ETCユニット=1万500円)
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プラットフォームだけでなく、センターコンソールの2段構造も「オーリス」から受け継いだ。未来感が出たとも言えるが、運転席と助手席をウォークスルーできる従来型のほうが使い勝手はよかったという声も多数あり。シートや内装などの色味は、もう少し楽しくできないものか。
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京セラ製のソーラーパネルが発電した電力で、室内の換気を行う「ソーラーベンチレーションシステム」は21万円のオプション。炎天下に駐車した場合に使えば、車内の温度上昇を抑えられるという。ただし、ソーラーパネルが発電した電力をバッテリーに蓄える仕組みは今後の課題とのこと。
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「プリウス」の外観デザインのコンセプトを、トヨタは「トライアングルコンセプト」と呼ぶ。2代目の基本的なフォルムを継承しつつも、ボディサイドを絞り込むことで陰影を与えたり、屋根の頂点を後ろに移動することで後席の居住性を高めるなど、華も実もある変更が加えられている。またボディ底面にまで気を配ることで空気抵抗を低減したことにも注目。空気抵抗は、Cd値0.25と驚異的に低い。ちなみに、「ホンダ・インサイト」のCd値は0.28。
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シフトセレクター斜め前方に、「パワー」「エコ」「EV」の3つのモードを選択するスイッチがある。「パワー」モードを選ぶと、アクセルペダルのレスポンスが鋭くなり、シャープな加速を見せる。「エコ」モードでは、アクセルペダルの反応が鈍く、運転していて、ややフラストレーションを感じる。「EV」モードでは、可能な限りモーターだけで走行する。普通に走るぶんには、「ノーマル」モードでなんら不満はない。
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トヨタは「2.4リッタークラスの動力性能」を謳うが、パワフルになったというよりフィーリングが上質になったことに感銘を受けた。電子制御で車両を安定させるS-VSC(ステアリング協調車両安定性制御システム)や、サイドエアバッグとカーテンシールドエアバッグを含めた6つのエアバッグ、むち打ちの症状を低減するアクティブヘッドレストなどの安全装備を標準化したのは立派。
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エンジンを従来型の1.5リッターから1.8リッターへ、モーターの出力を50kWから60kWへ引き上げることで、システム最高出力(エンジンとモーターにより、システムとして発揮できる出力)は従来型の82kW(113ps)から100kW(136ps)へと向上した。10・15モード燃費は、エントリーグレードの「L」で38.0km/リッター。試乗車含め、それ以外のグレードは35.5km/リッターだ。
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従来型から大きな進歩は見受けられないものの、広さといい使い勝手といい、実用車として十分以上の容量をもつ荷室。
写真をクリックするとシートの倒れるさまが見られます。 -
従来型に比べて、トレッドをフロントで20mm、リアで40mm広げた。これが、コーナリング時のしっかり感が増した理由のひとつ。フロントがマクファーソン・ストラット、リアがトーションビームという、小型FF車の定番ともいうべきサスペンション形式は、従来型と同じ。
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後席の居住性が向上した理由はふたつ。ひとつは、ルーフの形状変更によって頭上空間が増したこと。そしてもうひとつが、薄型化したフロントシートを用いることで後席のレッグスペースを稼いだことだ。
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従来型ではセンターコンソールのモニターに表示された「エコドライブモニター」のグラフィックが、センターメーターにお引っ越し。ハイブリッドシステムの作動状況が表示される「エネルギーモニター」、アクセルやブレーキの踏み加減を表示する「ハイブリッドシステムインジケーター画面」、過去15分間の燃費を1分刻みで表示する「1分間燃費画面」、同じく過去30分間の燃費を5分刻みで表示する「5分間燃費画面」などの切り替えは、ステアリングホイールに備わる「DISP」スイッチで行う。
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上級グレードには、「レクサスLS」と同様のLED式ヘッドランプが備わる。
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3代目からは、トヨタが手がける他のハイブリッドモデルにも見られるように、エンブレムの内側が青色になった。
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従来型に比べると、全長が15mm長くなり、全幅が20mm広くなった新型「プリウス」。ホイールベースと全高は変わらない。全幅を広げた理由は、側面衝突時の安全性を高めること。ベースとなったのは「トヨタ・オーリス」のプラットフォームであるが、「ベース」と書くことが無意味なぐらい各部が改良されている。
【スペック】G:全長×全幅×全高=4460×1745×1505mm/ホイールベース=2700mm/車重=1400kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(99ps/5200rpm、14.5kgm/4000rpm)+交流同期電動機(82ps、21.1kgm)/価格=245万円(テスト車=302万6450円/ボディカラー(ホワイトパールクリスタルシャイン)=3万1500円/フロントアンダーカバー=1万5750円/ソーラーパネル付きムーンルーフ+ソーラーベンチレーションシステム&リモートエアコンシステム=21万円/タッチトレーサーディスプレイ+インテリジェントパーキングアシスト+HDDナビゲーションシステム=30万8700円/ETCユニット=1万500円)