第52回:今度の敵は縁石? 3年目のマーチカッププレス対抗レースに挑む
2007.07.24 エディターから一言第52回:今度の敵は縁石? 3年目のマーチカッププレス対抗レースに挑む
今年で担当者は3年連続の参加となる、マーチカッププレス対抗レース。例年通り、webCG+CAR GRAPHIC+NAVI合同チームで、戦いの場に選ばれた筑波サーキットに集合した。
ビギナーコースを新たに開設
2003年から現行「K12」型マーチで争われているマーチカップに、今年も二玄社チームが参加することになった。ただし案内の用紙には「ビギナーを1名連れてきてください」と意味深な文字。そこで、サーキット経験のない新人『NAVI』ヤマダをチームに合流させた。
NISMOが主催するレーシングスクールでは、この「マーチカップカー」が教習車両として用いられている。そのスクールに、今年より「ビギナーコース」が新設されたということで、この体験取材をするための「ビギナー必須」だったわけである。
今回のプレス向け講習では、基本講習→レッスン走行→理論講習→レッスン走行の順でスケジュールが組まれた。
レース参加の心構えやマナーなど基本的な講習に始まり、先導車付きの完熟走行、ひととおり感覚がつかめたところで次は運転テクニックやコツなど、実際のサーキット走行に役立つ内容が指導され、再度走行に臨めるという、理想的なプログラムである。一般向けの講習では、ここに同乗走行も加わるという。
さらにこのマーチカップカーで重要なのは、データロガーの存在。すべてのクルマに標準装備されるそれは、スピードやアクセル開度だけでなく、ブレーキ圧、Gなども記録される。
このデータを元に、走りを自己分析したり、他人にアドバイスを求めることができる。さらに、初めてのサーキットでも、上位選手のデータを見ることで、ギアの選択などを参考にすることができるメリットもある。
マーチカップおよびニッサンレーシングスクールについての詳しい情報はこちら。
http://www.marchcup.jp/
最後尾スタートだが……
さて実際のレースだが、今回も「縁石を踏むとペナルティ」ルールが適用された。速度を落として危険を防止すると同時に、「レースは決められたコース幅のなかで行うのが基本」という主催者のアピールでもある。
とはいえ、実はマーチカップカーはものすごく速い。2006年のデータを見ると、なかには1分10秒台をたたき出す選手も!
同じ筑波サーキットを使用するメディア対抗ロードスターレースのタイムを見ると、2006年の予選ベストタイムでも1分9秒台。つまり、1.2リッターのマーチカップカーは2リッターのロードスターとほぼ互角に戦える戦闘力を持っているということだ。
予選はレース経験が豊富な『CAR GRAPHIC』新井に託す。期待通りいきなり12秒台という好タイムをたたき出すも、なんと縁石ペナルティで、予選結果は全6台の最後尾グリッドに……。
決勝レース、スターティングドライバーは、ラリーストでもある『NAVI』吉岡。5周を終えてピットに入る頃には2台を抜き去り、2番手ヤマダへ。すでに完熟走行でかなりの周回数をこなした彼もペースを上げ始め、17秒台で1台に抜かれるにとどまる。3番手の『webCG』本諏訪の走行中に、前方に白煙が! エンジンブローで1台がリタイア。これで都合4位となる。
最終ドライバー『CAR GRAPHIC』新井を送り出すと、残された3人は「縁石を踏まないように」と祈りながらチェッカードフラッグ待っていた。
終盤でタイヤがたれてきていたものの、12秒台を連発する激走で1台を抜き、なんと3位フィニッシュ! 表彰台をものにしたのでした。
ここで悔やまれるのがやはり予選のペナルティ。タイムだけでいけば3番グリッドスタートなので、表彰台のもう一段か二段高い位置にいた可能性もあるのだが。
決して自分のタイムがのびなかったせいじゃない……と信じたい。
(webCG 本諏訪)

本諏訪 裕幸
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