クルマ好きなら毎日みてる webCG 新車情報・新型情報・カーグラフィック
【スペック】3.0si:全長×全幅×全高=4860×1935×1765mm/ホイールベース=2935mm/車重=2210kg/駆動方式=4WD/3リッター直6DOHC24バルブ(272ps/6650rpm、32.1kgm/2750rpm)/価格=753万円(テスト車=895万1000円)

BMW X5 3.0si(4WD/6AT)/4.8i(4WD/6AT)【短評(前編)】

揺るぎない存在感(前編) 2007.07.24 試乗記 生方 聡 BMW X5 3.0si(4WD/6AT)/4.8i(4WD/6AT)
……893万2000円/1144万4000円

7年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたX5。
エッジの効いたデザインをまとった新型に、生方聡が乗った。
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!

足元に注目!

7年ぶりにフルモデルチェンジした「BMW X5」。新しいところはたくさんあるけれど、私が注目したいのはランフラットタイヤを全車に標準装着した点だ。悪路走行を想定して、サイドウォールを強化してパンクしにくくしたうえに、万一パンクしても、最大積載状態で最高80km/h、最大150km走行できるというのは実に頼もしい。
人里離れた山のなか、コンパクトカーならいざしらず、でかくて見るからに重いSUVのタイヤを自分ひとりで交換するなんて、想像しただけでもゾッとする。そんな悪夢のような状況が回避できるランフラットタイヤは、間違いなくニューX5の重要なセリングポイントであり、これまで地道な努力を続けてきたBMWならではのアドバンテージである。

この他にも、車速と舵角に応じて、車庫入れや低速ではクイックに、高速ではスローなギア比になる「アクティブステアリング」が標準装着となっている。また、オプションではあるが、電子制御スタビライザーの「ダイナミック・ドライブ」に無段階に減衰力を制御する「エレクトロニック・ダンパー・コントロール」を組み合わせた「アダプティブ・ドライブ」が用意されるなど、これまでBMWが培ってきたシャシー技術がニューX5にも惜しみなく投入され、セダンやクーペと同じ“駆けぬける歓び”が受け継がれるのは想像に難くない。

【テスト車3.0iのオプション装備】
メタリック・カラー/モナコ・ブルー(8万5000円)/スポーツパッケージ(33.0万円)/アルミニウム・ランニング・ボード(5万4000円)/クライメート・コンフォート・ウインドスクリーン(4万円)/サード・ロー・シート(31万円)/電動パノラマ・ガラス・サンルーフ(23万2000円)/スキー・バッグ(4万円)/ストレージ・コンパートメント・パッケージ(4万5000円)/リヤ・シート・ヒーティング(6万5000円)/ヘッドアップ・ディスプレイ(22.0万円)
【テスト車3.0iのオプション装備】メタリック・カラー/モナコ・ブルー(8万5000円)/スポーツパッケージ(33.0万円)/アルミニウム・ランニング・ボード(5万4000円)/クライメート・コンフォート・ウインドスクリーン(4万円)/サード・ロー・シート(31万円)/電動パノラマ・ガラス・サンルーフ(23万2000円)/スキー・バッグ(4万円)/ストレージ・コンパートメント・パッケージ(4万5000円)/リヤ・シート・ヒーティング(6万5000円)/ヘッドアップ・ディスプレイ(22.0万円) 拡大
BMW X5 の中古車webCG中古車検索

新たなベンチマークとして

1999年、オンロードのスポーティさを強調して“SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)”を謳ってSUV市場に打って出たX5。そのコンセプトは多くの人々の心を掴み、北米を中心に58万台のセールスを記録する成功作になった。それは同時に手強いライバルを生み出す結果になり、同じドイツ勢の「ポルシェ・カイエン」「フォルクスワーゲン・トゥアレグ」「アウディQ7」などが、X5に追いつけ追い越せとばかりに攻めたてているのはご存知のとおり。
そんなライバルたちを蹴散らし、プレミアムSUVのベンチマークとして再びこの市場をリードしようというのがこのニューX5なのだ。

新型は、シルエットこそ旧型のイメージを踏襲しているが、キャラクターラインやフェンダーの峰など、エッジの効いたデザインが最新のBMWであることを物語っている。
フロントマスクはバンパーに精悍さが増し、牙を剥きながら猛進する猪のような表情となった。しかも、旧型に比べて全長で195mm、全幅で65mm拡大したボディのおかげで、その存在感は明らかに高まっている。なお、X5のフェンダーにはアンダーミラーが見あたらないが、これは助手席側ミラーに「サイドアンダーモニター」が内蔵されるためだ。

一方の室内は、5シリーズから乗り換えてもまるで違和感がないデザインと高級感漂う仕立ての良さが特徴だ。このクラスだから、本革シートやウッドパネルが標準装着されるのは当然のこと。HDDナビやリヤビューカメラなども備わり、これらをスマートに操作できる“iDrive”がセンターパネルのデザインをすっきりさせているのもBMWならではだ。

室内の装備で忘れるわけにはいかないのが、オプション設定される3列目シート。ふだんはフラットな荷室が、必要なときにふたりぶんのシートに変わり、身長168cmの私でもなんとか座れるので、いざというとき重宝しそうである。(後編へつづく)

(文=生方聡/写真=小林俊樹)

【スペック】4.8i:全長×全幅×全高=4860×1935×1765mm/ホイールベース=2935mm/車重=2360kg/駆動方式=4WD/4.8リッターV8DOHC32バルブ(355ps/6300rpm、48.5kgm/3400-3800rpm)/価格=963万円(テスト車=1144万4000円)
【スペック】4.8i:全長×全幅×全高=4860×1935×1765mm/ホイールベース=2935mm/車重=2360kg/駆動方式=4WD/4.8リッターV8DOHC32バルブ(355ps/6300rpm、48.5kgm/3400-3800rpm)/価格=963万円(テスト車=1144万4000円) 拡大
オプションで設定できるサードシート
オプションで設定できるサードシート 拡大
写真をクリックするとシートが倒れるさまが見られます。
写真をクリックするとシートが倒れるさまが見られます。 拡大
生方 聡

生方 聡

モータージャーナリスト。1964年生まれ。大学卒業後、外資系IT企業に就職したが、クルマに携わる仕事に就く夢が諦めきれず、1992年から『CAR GRAPHIC』記者として、あたらしいキャリアをスタート。現在はフリーのライターとして試乗記やレースリポートなどを寄稿。愛車は「フォルクスワーゲンID.4」。

試乗記の新着記事
  • 日産リーフB7 G(FWD)【試乗記】 2026.2.11 フルモデルチェンジで3代目となった日産の電気自動車(BEV)「リーフ」に公道で初試乗。大きく生まれ変わった内外装の仕上がりと、BEV専用プラットフォーム「CMF-EV」や一体型電動パワートレインの採用で刷新された走りを、BEVオーナーの目線を交えて報告する。
  • ホンダN-ONE RS(FF/6MT)【試乗記】 2026.2.10 多くのカーマニアが軽自動車で唯一の“ホットハッチ”と支持する「ホンダN-ONE RS」。デビューから5年目に登場した一部改良モデルでは、いかなる改良・改善がおこなわれたのか。開発陣がこだわったというアップデートメニューと、進化・熟成した走りをリポートする。
  • 日産キャラバン グランドプレミアムGX MYROOM(FR/7AT)【試乗記】 2026.2.9 「日産キャラバン」がマイナーチェンジでアダプティブクルーズコントロールを搭載。こうした先進運転支援システムとは無縁だった商用ワンボックスへの採用だけに、これは事件だ。キャンパー仕様の「MYROOM」でその性能をチェックした。
  • 無限N-ONE e:/シビック タイプR Gr.B/シビック タイプR Gr.A/プレリュード【試乗記】 2026.2.7 モータースポーツのフィールドで培った技術やノウハウを、カスタマイズパーツに注ぎ込むM-TEC。無限ブランドで知られる同社が手がけた最新のコンプリートカーやカスタマイズカーのステアリングを握り、磨き込まれた刺激的でスポーティーな走りを味わった。
  • インディアン・チーフ ヴィンテージ(6MT)【海外試乗記】 2026.2.6 アメリカの老舗、インディアンの基幹モデル「チーフ」シリーズに、新機種「チーフ ヴィンテージ」が登場。このマシンが、同社のラインナップのなかでも特別な存在とされている理由とは? ミッドセンチュリーの空気を全身で体現した一台に、米ロサンゼルスで触れた。
試乗記の記事をもっとみる
BMW X5 の中古車webCG中古車検索
関連キーワード
X5BMW試乗記
関連サービス(価格.com)
新着記事
新着記事をもっとみる
車買取・中古車査定 - 価格.com

メルマガでしか読めないコラムや更新情報、次週の予告などを受け取る。

ご登録いただいた情報は、メールマガジン配信のほか、『webCG』のサービス向上やプロモーション活動などに使い、その他の利用は行いません。

ご登録ありがとうございました。

webCGの最新記事の通知を受け取りませんか?

詳しくはこちら

表示されたお知らせの「許可」または「はい」ボタンを押してください。