第49回:スバル・インプレッサ試乗会(3)
2007.06.22 エディターから一言第49回:スバル・インプレッサ試乗会(3)
トリはターボの「S-GT」
3グレードの新型「スバル・インプレッサ」に試乗した『NAVI』記者による、ちょいインプレ。トリをつとめるのは、目下最強バージョンのS-GTです。
――トップグレードの「S-GT」も試したそうですね。どうでした?
タクロー:名前どおりに「GT」つまりグランツーリスモ的な性格が強いですね。“カリカリのホットモデル”が欲しい人は、2007年秋に登場すると噂の「STIバージョン」を待ちましょう。
――肝心のターボエンジンは?
タクロー:2リッターターボとしては異例の7500rpmまでキッチリ回ります。スペック上は2400rpmが最大トルクですが、普通にアイドリングからアクセルを踏んでいくと、3200rpmあたりから力が出る印象です。
――トランスミッションはどうでしょう
タクロー:5MTは車速だけ見ていくと70km/h、120km/h、170km/hと続くスゴくハイギアードな設定ですが、それもよく回るエンジンのおかげみたいです。
――足まわりは?
タクロー:乗り心地は意外と良くて、NAモデルと比べて遜色なかったです。
“4つめ”は気になる
――新型「インプレッサ」の総合的な印象を。
タクロー:自分で乗るなら「S-GT」のMTモデルでしょう。先代と較べてずいぶん“オトナのクルマ”になったなと思いました。
――エンジニアの方々は、なにかいってました?
タクロー:「原点回帰だ」と。全ての乗員が快適に過ごせるクルマを目指したそうです。別に、既存のコアなユーザーに満足してもらうグレード(STIバージョン)は、用意してあるそうです。
――今回は5ドアだけでしたが、北米でリリースされたセダンボディは日本で売られるのでしょうか?
タクロー:日本では、5ドアハッチバックのみです。欧州を含め、その他の地域でも基本は5ドアですが、予定は未定みたいです。
――では、最後にひとこと。
タクロー:まっとうなクルマ作りをしたと感じました。STIバージョンで決定的になった先代のカルトなイメージから、普通の人が乗れるクルマに生まれ変わった印象です。
でも、やっぱり個人的には、秋に登場する“4つめのグレード”に期待してしまいます!
(語り=吉岡卓朗/まとめ=webCG)

吉岡 卓朗
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