トヨタ:「ビジネスマンも目が離せない」【東京オートサロン07】
2007.01.15 自動車ニュース【東京オートサロン07】トヨタ:「ビジネスマンも目が離せない」
広大なブース中央に比較的こぢんまりとしたステージを据え、それを取り巻くように展示車15台とF1マシーン(レプリカ)をゆったりと配置したトヨタエリア。メインステージにクルマを載せず、展示車を目の当たりにできるのは来場者にとってはうれしい配慮だ。
■ミニバンは少なめ
展示車15台のうち、ミニバンやSUVは3台だけ。残りはカローラアクシオが2台、カローラフィールダーが2台、あとは、ヴィッツ、オーリス、そしてブレードと、ハッチバックがメインの構成もユニークだ。スポーツクーペがないのをカバーする意味もあるだろうが、若い人やスポーツドライブを好む来場者層向けには、ほどよい車種選択といえる。
そんななかで、ちょっと年齢層の高いビジネスマンなどが注目しそうな提案が「オーリス×TUMIブランドコラボコンセプトカー」だ。ボディカラーがブラックのコンセプトカーは一見ふつうのオーリスなのだが、室内を覗くと、トラベルバッグやビジネスバッグの世界では人気の高い「TUMI」の世界が散りばめられているのだ。
とはいっても、あの重厚な雰囲気ではなく、「T-TECH」と呼ばれる比較的カジュアルなラインのイメージでまとめらており、シートやフロアマット、ラゲッジマットには特徴的な赤のラインが描かれ、シフトレバーとインパネにはやはり同じ赤のパネルが上品にあしらわれる。TUMIの文字が赤く光るスカッフプレートもおごられる。
■反響次第で販売もアリ
前席のシートバックにはジッパー付きの収納が用意されていて、バッグメーカーならではの機能性を盛り込むことも忘れない。
そうなると、かなり値が張るのではないかと心配になるが、機能とデザインを兼ね備えたシートは、実はシートカバーにより実現されたものだそうである。つまりシートを貼り替えるような手間や時間は不要であり、当然価格も安く抑えられるということ。
他のパーツもすぐにでも商品化できそうなものばかりで、発売時期を開発担当者に尋ねてみると、「具体的な予定はありませんが、いつでも世の中に出せる状態にありますので、あとは反響次第というところです」とのこと。今回あらたにデザインされたキャリーバッグやトートバッグとともに、ぜひ販売に踏み切ってほしいところだ。
(文=生方聡/写真=webCG/2007年1月)
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