第248回:コージの東京オートサロン2006雑感 実は“学校”が一番目立ってたりして!?
2006.01.18 小沢コージの勢いまかせ!第248回:コージの東京オートサロン2006雑感 実は“学校”が一番目立ってたりして!?
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■プライベーター受難の時代
今年もまたまた行ってしまいました、東京オートサロン 2006イン幕張! “イン幕張”なんてホントは付かないんだけどさ。代わりに“with NAPAC”って付いていて、これは『日本オートパーツアフターマーケット振興会』の事なんだって。今更ながら知らなかった〜我ながらまだまだ未熟者だわい。
さて、オートサロンは1983年に始まったイベントで今回で実に24回目。知ってる人には馬に念仏だけど、そもそもは“チューニングカーの祭典”で『東京エキサイティングカーショー』って名前だった。それが昨今の自由化といいますか、健全化といいますか、パーツメーカーどころか本家本元自動車メーカーの台頭により様変わりしてきたってわけ。
で、今回は生の空気を見るべくプレスディではなく土曜日に行ったんだけど(ホントは金曜日は原稿に追われてました(涙))、率直な感想は“なんかジミになったなぁ”です。
もちろん、それはここ数年の傾向で確かに昔ながらの『RE雨宮』や『HKS』や『TRUST』など伝統のチューナーは出てるんだけど、それほどハデな演出はしてないし、なにより驚いたのはここ約10年の最大のヒーローにして、最大のプライベーターだった『Veil Side』さんが出展してないこと! しかも会場ガイドには相変わらず西ホールの一番駐車場に近い、最高のスペースを押さえてるのが記されてるんでっせ!
おそらくは突然の出展停止。ああ、横幕さん(Veil Sideのボス)、どこ行っちゃったんでしょう〜。ハチャメチャでパワフルで凄い人だったのに〜。とにもかくにもますますプライベートチューナー受難の時代であることは間違いない。
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■中身よりもデザイン
それからね。トヨタを始め、日産、ホンダなど大手メーカーも今年はそれほどハデではない。最近はそれこそキャバクラのような演出がなされてたのに、今年も一部見受けられたが結構ジミめ。いったいどーしちゃったんでしょう。
それより目立ってたのが“学校”だよね。俺が昔取材したことのあるNATSこと、「日本オートモービルカレッジ」さんは、なんと生徒がイジったというカスタムカーを17台も展示してたし、中には「フェラーリ328」(!)をベースにした、アルミたたき出しのスーパーカーコンセプトもあった。ぜいたくぅ〜。
また校長の矢部明さんによれば、去年から「モータースポーツ科」なるものを新設、生徒と一緒にレース活動をやってるそうな。
「それでホントに学校なのぉ〜」という気もしなくはないが、ま、大学が自由化し、株式会社化する時代である。専門学校がエンターテイメント化するのも当然といえば当然の流れ。そうそう、このほか今年は『埼玉工業専門学校』や『GIA国際自動車工科専門学校』『静岡工科自動車大学校』なども出展していた。うーむ、結構見逃せないトレンドだったりして。
後はちらほらアメリカンテイストなチューニングカーを見かけたな。デザインがアメリカンなだけでなく、色彩やコンセプトなどチューニングの方向全体がアメリカ向いてる感じ。もはや原型を留めないスターレットやシビック、前後をチルトカウルにして“スーパーカー風”に見せるドレスアップキットとかね。なんつーか、昔ながらに日本的な“中身に凝ります!”みたいなのはますます減ってるような。
ビミョーに時代は動いてる。それを感じた東京オートサロン2006でありましたね。
(文と写真=小沢コージ/2006年1月)

小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
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