フォード、新型「フォーカス」に早くもST登場【ジュネーブショー05】
2005.03.03 自動車ニュース【ジュネーブショー05】フォード、新型「フォーカス」に早くもST登場
2005年3月1日のプレスデイで開幕した、第75回ジュネーブ国際自動車ショー。欧州にも拠点をもつフォードは、フルモデルチェンジしたフォーカスのハイパフォーマンスバージョン「フォーカスST」や、スポーティなモノスペースカーのコンセプト「フォードSAVコンセプト」などを発表した。
■「フォーカスST」はスポーティなオールラウンダー
2004年9月のパリサロンでお披露目された、新型「フォーカス」ハイパフォーマンスバージョン「フォーカスST」が、ジュネーブに登場した。
新しいフォーカスSTは、2.5リッター5気筒ターボユニットを搭載。最高出力は、従来のフォーカスST170より50psアップ、220psを発生するという。トランスミッションは6段MTが組み合わされる。
エクステリアは、バンパーに台形型のロワーグリルを埋め込み、重心の低さを演出。メッシュを張ってメカニカルな雰囲気を盛り上げたほか、サイドモールやテールゲートスポイラーなどを装着する。タイヤは225/40の18インチと、けっこうアグレッシブだ。インテリアは、ターボブースト計、油温計、油圧計を配した、ST専用のインストゥルメント・ポッドを採用。パフォーマンスカー好きの心をくすぐりそうなアイテムである。
ベース車がフルモデルチェンジしてから、1年をまたずに発表されたフォーカスST。デビューは、2005年末が予定されている。フォーカスシリーズは、これに加えて「ワゴン」と、欧州限定の「フォーカス4ドアモデル」、水素エンジンを搭載する試作車「フォーカスC-MAX H2-ICE」を出展した。
■実験は見た目のみならず
「フォードSAVコンセプト」は、スポーティなデザインと走りを特徴とするモノスペースカーのデザインコンセプト。実験的なのは見た目だけでなく、共有アーキテクチャーを使った新車開発により、車種展開の可能性を模索するモデルでもある。
SAVコンセプトは、フォードの共用アーキテクチャーを用い、ミニバン「ギャラクシー」とミディアムサルーン「モンデオ」の間にある量販モデルとして開発された。たとえるなら、「シビック」「ストリーム」や、「アクセラ」「プレマシー」だろうか。エクステリアデザインは、ダイナミックなドライビング性能が感じられる、未来のフォードデザインを表現したという。
(webCGオオサワ)
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