【Movie】「マツダ・ベリーサ」発表会で開発者に聞いた

2004.06.29 自動車ニュース webCG 編集部
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【Movie】「マツダ・ベリーサ」発表会で開発者に聞いた

2004年6月28日に発売されたマツダのニューモデル「ベリーサ」。東京・品川インターシティの発表会場で、チーフエンジニアやマーケティング担当者に、ベリーサの狙いを聞いた。

【関連リンク】
マツダの新型「ベリーサ」デビュー!:
http://www.webcg.net/WEBCG/news/000015417.html

■イメキャラ、あらわる

発表前から、積極的にプロモーション活動を行ってきたベリーサ。イメージキャラクターの川原亜矢子&桐島ローランドが、発表会に登場した。その様子は動画で。

【川原亜矢子&桐島ローランド、あらわる】

動画の配信は終了いたしました。

■“ライフスタイル系”

開発をとりまとめた、プログラム開発推進本部の清地秀哲主査に聞いた。
−−ライバルと目される「トヨタ・イスト」や「日産キューブ」に対する、ベリーサの強みは?
「ベリーサは広々感を求めた“スペイシー”なクルマではなく、“上質感”を追求したコンパクトカー。ボディやインテリアの“ちり合わせ”など、ディテールにこだわりました」

モノにこだわるユーザーに向け、ベリーサには内外装を飾る「ドレスアップパッケージ」(4万2000円)や「レザーパッケージ」(9万4500円)、3000曲を保存できるHDD内蔵オーディオが備わる「ミュージックHDD」(6万8250円)など、豊富なオプション装備が設定された。

−−マツダには「デミオ」「アクセラ」など1.5リッタークラスの車種があります。ベリーサのユーザーはどう違うのでしょうか?
「デミオ、アクセラは、“走り”を求める若い独身男性ユーザーが多い。ベリーサは、時計や家具といった“ライフスタイルアイテム”のひとつとしてお選びいただけます」

ちなみに、想定ユーザーは、30代の子供がいないカップルや子離れしたベテラン夫婦という。

■プロダクト攻勢に出る

ベリーサは、グローバル市場を狙った昨今のマツダ車とは異なり、市場を国内に絞った商品戦略モデル。既存のプラットフォーム(デミオ)を使い、ターゲットカスタマーに訴求する商品性を高めたことが特徴だ。
マツダは今後、「幅広いお客様に対応した商品を展開する」(井巻久一社長兼CEO)。ベリーサはその第1弾モデルである。

商品戦略について、国内マーケティング部の高木雅一氏は、
「アクセラやアテンザなど、世界で通用するクルマはあるが、マスは広くありません。商品性の高いモデルを投入することで、マツダ車を広く知っていただく可能性が大きくなる」と語る。

−−きめ細かい市場に向けてモデルを開発するのは大変でしょう?
「その通り(笑)、でも面白い。開発にはMDI(マツダ・デジタル・イノベーション=コンピューターシミュレーション)を活用するなど効率化を図りました。デザイン決定から完成までの期間は約12ヶ月です」
白紙の状態からクルマを開発する場合、ゆうに4〜5年はかかるという。
「しっかりしたベース(プラットフォーム)はある。今後は様々なターゲットに向けた商品を展開する予定です」

−−つまり、プロダクト攻勢に出るということでしょうか?
「そういうことです」

発表会での井巻久一社長兼CEOによるスピーチ。「各市場のニーズ対応した商品を開発する」というテーマのもとつくられた第1弾モデル、その特長は……?

【zoom-zoomの深化】

動画の配信は終了いたしました。



(撮影/編集=カネヨシ)

(webCGオオサワ)

「マツダ・ベリーサ」:
http://www.verisa.mazda.co.jp/

 
【Movie】「マツダ・ベリーサ」発表会で開発者に聞いたの画像

開発をとりまとめた、プログラム開発推進本部の清地秀哲主査
 

	開発をとりまとめた、プログラム開発推進本部の清地秀哲主査
	 

マツダの井巻久一社長兼CEO
 

	マツダの井巻久一社長兼CEO
	 


 
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