キャディラック、ニューモデル2車種を発表

2003.11.05 自動車ニュース webCG 編集部
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キャディラック、ニューモデル2車種を発表

日本ゼネラルモーターズは、キャディラックの新型2座オープン「XLR」と、SUV「SRX」を、2003年10月21日に発表した。いずれも「第37回東京モーターショー」(03年10月25日〜11月5日)で日本初公開された、キャディラックのニューモデルで、販売開始は2004年春が予定される。

■先進の2座ロードスター

「XLR」は、100周年を迎えたキャディラックの新テーマ「アート&サイエンス」(創造的なデザイン&独創的なテクノロジー)に基づいた、シャープなデザインが特徴の2座ロードスター。デザインのみならず、ヘッドアップディスプレイやアクティブダンパーなどの先進装備が採用された。

プラットフォームは、新開発の「パフォーマンスカー・アーキテクチャー」を採用。ハイドロフォームで成形したフレームや、アルミ製コクピットで構成され、高剛性を実現したという。ルーフは、30秒で開閉するリトラクタブルハードトップを装備する。
インテリアは黒基調に、ユーカリウッドとアルミニウムをアクセントに使用。計器類は、イタリアの高級ブランド、ブルガリと共同でデザインされた。シートは、ヒーター&クーラー付き。ボーズ製9スピーカーオーディオ+6連奏CDチェンジャーなど、機能装備も充実する。
エンジンは、4.6リッターV8DOHC32バルブを搭載。「セビル」などでおなじみのユニットは、電子制御スロットルやバルブタイミング機構などを得て、324ps/6400rpmの最高出力と42.9kgm/4400rpmの最大トルクを発生。5段ATを介して後輪を駆動する。

ハイテクジマンのXLRは、4輪ダブルウィッシュボーンのサスペンションに、リアルタイムでダンパーの減衰力を調節する「マグネティック・ライド・コントロール」を搭載。急激な運転操作や、荒れた路面においても接地性が高く、安定性と安全性を両立したと謳われる。ほかに、前車間距離をレーダーで測定して速度調節する「アダプティブクルーズコントロール」、ドライバーに重要な情報をフロントガラスに投影する、ヘッドアップディスプレイなどが備わる。

左ハンドルのみの設定で、価格は1150.0万円。

■スポーティSUV

SRXは、「CTS」のシグマアーキテクチャーをベースにつくられた、2列、または3列シートの中型SUV。BMW「X5」やフォルクスワーゲン「トゥアレグ」などをライバルとする。
ボディサイズは、全長×全幅×全高=4965×1850×1710mm、ホイールベースはクラス最大という2955mm。前:後=50:50の重量配分、低い重心などにより、スポーツセダン並の走行性能を実現したという。エンジンはXLRと同じ、324psと42.9kgmを発する4.6リッターV8を搭載。5段ATを介して4輪を駆動する。XLR同様、マグネティック・ライド・コントロールをはじめ、アシスト付きABSなどを装着。高いシャシー性能が謳われる。

価格は、710.0万円。電動収納式3列シートやリアシートDVD、サンルーフは、パッケージオプションで55.0万円になるという。

(webCGオオサワ)

キャディラック:http://www.cadillac.co.jp/

 
キャディラック、ニューモデル2車種を発表の画像

【スペック】
XLR:全長×全幅×全高=4520×1850×1290mm/ホイールベース=2685mm/車重=1670kg/駆動方式=FR/4.6リッターV8DOHC32バルブ(324ps/6400rpm、42.9kgm/4400rpm)
 

	【スペック】
	XLR:全長×全幅×全高=4520×1850×1290mm/ホイールベース=2685mm/車重=1670kg/駆動方式=FR/4.6リッターV8DOHC32バルブ(324ps/6400rpm、42.9kgm/4400rpm)
	 


 
キャディラック、ニューモデル2車種を発表の画像

SRXは、2列シートと3列シートの2バージョンが用意される。前者のセカンドシートは、クラス最大という、104cmの広いレッグルームジマン。カーゴルームに収納トレーを備えるなど、使い勝手に配慮した。
3列シートは、最大7人乗りの多人数乗車を実現。未使用時は、ボタン操作で簡単にフルフラット化できるという。
 

	SRXは、2列シートと3列シートの2バージョンが用意される。前者のセカンドシートは、クラス最大という、104cmの広いレッグルームジマン。カーゴルームに収納トレーを備えるなど、使い勝手に配慮した。
	3列シートは、最大7人乗りの多人数乗車を実現。未使用時は、ボタン操作で簡単にフルフラット化できるという。
	 

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