【東京モーターショー2003プレビュー】日産・SERENITY(セレニティ)
2003.10.16 自動車ニュース【東京モーターショー2003プレビュー】日産・SERENITY(セレニティ)
前回の乗用車ショー(2001年)では、「フェアレディZ」と「GT-R」コンセプトの2台のスポーツカーで注目を集めた日産。今回は、いまやこのメーカーの得意分野となった観がある「デザイン」がトピックになる。
全部で6台が用意されるコンセプトカーは、「和」をテーマとしたものが目立つ。その中には、英国のデザイン集団「コンラン・グループ」が手がけた「キューブキュービック」もある。すでに北米で発売されている個性派SUV「ムラーノ」も登場。燃料電池自動車用の画期的なスーパーモータ ー、ルノーと共同開発した1.4〜1.6リッター・ガソリンエンジンなど、テクノロジーにも注目すべきものが多い。
■SERENITY(セレニティ)
セダンのスポーティ&ラグジュアリー性と、ミニバンの居住空間を融合させた、6人乗りの次世代マルチパーパスサルーン。デザインテーマは「ジャパニーズDNA」で、セレニティという言葉が意味する「凛とした静けさ」を表現したという。
エクステリアは革新的でエモーショナルでありながら、フロントマスクは歌舞伎の隈取り、サイドウィンドウのグラフィックは扇を連想させる形状。インテリアは桜色と鈍色(にびいろ)を基調とし、木目パネルは墨のにじみをモチーフとした。
シートには背もたれが中折れすることでリラックスした姿勢がとれる「ストレスフリーシート」を導入。ステアリング上の4つのスイッチで各種機能を制御できる「マジック4コンセプト」や、液晶モニターとELディスプレイを融合させた「ホリゾンタルメーター」など、最先端のIT技術を駆使した装備もジマンだ。エンジンは「VQ35」を搭載し、エクストロニック式CVTを組み合わせている。
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