第49回:「もてぎJOY耐」報告続き(その2)……チームヤマケン、今年も……トホホ!?
2003.07.18 小沢コージの勢いまかせ!第49回:「もてぎJOY耐」報告続き(その2)……チームヤマケン、今年も……トホホ!?
■多少は進歩したケド……
(前回からの続き)
2003年の「チームヤマケン」、ショボかったです。実にたいしたことない。
なんせ、(たぶん)予選クラス33位。実はコレ、予選落ちの成績なんだぁ……。
“自動車業界への貢献度”を考え(自分でいうな!)、救済措置で出られるようになったんだけど、大したことない素人レースのリポートほどツマランものはないんで、はしょって書いちゃうと、結果は「総合31位」。今年は一応トラブルなしだったし、去年が46位だったから、多少は進歩してるとはいえ、大して変わってましぇーん! なさけねー。
久々、落ち込んでる次第。
いわば、“ずーっと100切れないゴルフ”と同じ。セックスでイッたことない人と同じ。こりゃ俺のレース人生について、「考えを改めねば!」と思った次第です。これについては、今度改めて書くのでよろしく。
■こういうレースも面白い
さて、俺たち以外のレース結果だけど、なかなかおもろかったです。優勝は、去年と同じ「城南安全設備メッカ」チームの「シビック・タイプR」だったんだけど、実は暫定では、「なごみレーシング」の「Fit」、つまりホンダ・フィットが優勝だったんだよねぇ。
やっぱ市販車と同じ、「フィットの走りと燃費の両立はスゴいんかい!?」と思ったけど、どうやら燃料タンク系に違反があったらしい。残念だわ〜。
それより、ロータス「エリーゼ」が3位に入ったり、実はトヨタ「ランドクルーザー」が出てて50位に食い込んでたり、初代「フェアレディZ」(S30型)が68位に入ったり、バラエティ豊か〜。
あとね。例の「素人レースでは世界初!」であろう「シビック・ハイブリッド」は、7時間耐久の前日に行われたコンソレーションレース、3時間耐久で見事8位! パチパチパチ〜。ラップタイム2分40秒台で、燃費は実にリッター8km!! 7時間耐久だったら、やっぱり2回ピットインでイケるそうです。2004年は、是非本戦に出て欲しいもんだ。
それからね。実は、ななんと! 3時間耐久にはトヨタ「プリウス」も出てたんだよねぇ〜。トヨタ研究所チームじゃないみたいだけど。これまた、どうやら18位完走したようで。見事〜!
こういう発展を遂げるレースってのも、面白いよね。
(文=小沢コージ/2003年7月)

小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
-
第454回:ヤマダ電機にIKEAも顔負けのクルマ屋? ノルかソルかの新商法「ガリバーWOW!TOWN」 2012.8.27 中古車買い取りのガリバーが新ビジネス「WOW!TOWN」を開始。これは“クルマ選びのテーマパーク”だ!
-
第453回:今後のメルセデスはますますデザインに走る!? 「CLSシューティングブレーク」発表会&新型「Aクラス」欧州試乗! 2012.7.27 小沢コージが、最新のメルセデス・ベンツである「CLSシューティングブレーク」と新型「Aクラス」をチェック! その見どころは?
-
第452回:これじゃメルセデスには追いつけないぜ! “無意識インプレッション”のススメ 2012.6.22 自動車開発のカギを握る、テストドライブ。それが限られた道路環境で行われている日本の現状に、小沢コージが物申す!?
-
第451回:日本も学べる(?)中国自動車事情 新婚さん、“すてきなカーライフに”いらっしゃ〜い!? 2012.6.11 自動車熱が高まる中国には「新婚夫婦を対象にした自動車メディア」があるのだとか……? 現地で話を聞いてきた、小沢コージのリポート。
-
NEW
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。 -
NEW
谷口信輝の新車試乗――BMW X3 M50 xDrive編
2025.9.5webCG Movies世界的な人気車種となっている、BMWのSUV「X3」。その最新型を、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか? ワインディングロードを走らせた印象を語ってもらった。 -
NEW
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性
2025.9.5デイリーコラムあのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代
2025.9.4デイリーコラム24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。 -
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】
2025.9.4試乗記24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。