日産、「デルタウイング」などを出展【東京オートサロン2013】
2013.01.11 自動車ニュース【東京オートサロン2013】日産、「デルタウイング」や「ジュークNISMO」などを出展
日産自動車は、2013年1月11日に開幕したカスタマイズカーの祭典「東京オートサロン2013 with NAPAC」に、2012年のルマン24時間耐久レースに特別参戦したレーシングカー「デルタウイング」や、クロスオーバーSUV「ジューク」のスポーツバージョン「ジュークNISMO」などを出展した
■NISMOのDNAを取り入れた「ジュークNISMO」を発表
日産のブースで目を引いたのは、2012年のルマン24時間レースに参戦したレーシングカー「デルタウイング」だ。
その革新的なスタイリングで注目を集めたものの、アクシデントで惜しくもリタイア。その後、同年10月に開催されたアメリカン・ルマンシリーズ最終戦(アトランタ)では、総合5位で完走したマシンである。
通常のレースカーが消費する半分の燃料、半分のタイヤで完走することを目的に製作された「デルタウイング」は、実際に目にすると想像以上の“細長さ”で、よくぞこの小さなボディーでルマンを走ったものだと驚かされた。
そしてもうひとつの注目は、「ジュークNISMO」の発表だ。
2011年の第42回東京モーターショーにコンセプトカーとして「ジューク NISMO コンセプト」が出展されていたが、NISMOブランド戦略の第1弾として「ジュークNISMO」が市販化されることとなった。
会場ではプレス向けに発表会が開催され、開発中のテストドライバーを務めたNISMOレーシングドライバーのミハエル・クルム氏がゲストとして登場。「このクルマで奥さん(クルム伊達公子さん)と一緒に箱根を走りたい」と話した。
(文と写真=工藤考浩)