「ポルシェ・パナメーラ」にPHVが登場

2013.04.03 自動車ニュース

「ポルシェ・パナメーラ」にPHVの「S eハイブリッド」が登場

ポルシェ ジャパンは2013年4月3日、マイナーチェンジを受けた新型「パナメーラ」の予約受付を同年4月15日に開始すると発表した。ニューパナメーラは2013年4月21日に開幕する上海モーターショーにおいて、世界初公開が予定されている。

■416psのシステム出力とリッター30kmの燃費を両立

今回のマイナーチェンジでは、従来のモデルラインナップを大幅に刷新。これまで設定のあった「パナメーラS ハイブリッド」に代わり、新たにプラグインハイブリッド車の「パナメーラS eハイブリッド」が登場する。

同車のプラグインハイブリッドシステムは、パラレル方式のフルハイブリッドから発展したもので、最高出力333psの3リッターV6エンジンや8段ATの「ティプトロニックS」はそのままに、モーターの出力をこれまでの47ps(34kW)から95ps(70kW)に向上。システム最高出力は416psとなった。
バッテリーも1.7kWhのニッケル水素式から新開発のリチウムイオン式に変更され、蓄電容量は一気に5倍以上の9.4kWhとなっている。
これにより、パナメーラ S eハイブリッドは135km/hまでの速度域と36km(NEDC:新ヨーロッパ走行サイクルに基づく計測)までの距離を、バッテリーの電力だけで走ることが可能となった。

また細かいところでは、パワーユニットと動力軸を切り離して滑走する「コースティング」やブレーキエネルギー回生機構についても、より高い速度域でも利用できるよう改良が施された。

このプラグインハイブリッドシステムの採用により、パナメーラS eハイブリッドは従来モデルから燃費が大幅に向上。NEDCに基づく燃料消費量は、7.1リッター/100km(14.1km/リッター)から3.1リッター/100km(32.3km/リッター)に改善している。

一方、エンジンのパワーをモーターでアシストする「Eブースト機能」を採用するなど、動力性能の向上にも抜かりなく、最高速は従来モデルと同じ270km/h、0-100km/hは0.5秒短縮され5.5秒となった。

■「パナメーラS」の排気量が大幅ダウンサイジング

また今回の改良では、「パナメーラS」「パナメーラ4S」のエンジンを変更。従来の4.8リッターV8自然吸気に代わり、新開発の3リッターV6ツインターボが採用された。これにより、両モデルの最高出力は420psに、最大トルクは520Nm(53.0kgm)に向上。改良前からそれぞれ20ps、20Nm(2.0kgm)の性能向上を果たしながら、同時に18%の燃費向上も実現している。

このほかにも、「パナメーラ ターボ」と「パナメーラ4S」には、ホイールベースを150mm拡大し、後席の快適性を向上させた新グレード「エグゼクティブ」が新設定された。ともにエアサスペンションを標準装備しており、優れたドライビング性能と走行快適性の両立がうたわれている。

全グレード共通の改良点としては、リアセクション全体のデザインを見直すなど外観デザインを変更。より後方に傾斜したフロントウィンドウや大型化したエアインテークなどにより、フロントビューも従来モデルとは異なるものとなった。

装備も強化されており、バイキセノンヘッドライトやマルチファンクションステアリングホイール、オートマチックテールゲートなどを全車に標準採用。カメラを利用した交通信号検知や、レーンチェンジアシストシステムなど、安全・快適装備も充実している。

なお、新型の「パナメーラ ターボS」と「パナメーラ ターボS エグゼクティブ」については2014年のデビューを予定。この2台を除く各モデルの価格は以下の通り。

・パナメーラ:994万円
・パナメーラ4:1091万円
・パナメーラS:1422万円
・パナメーラ4S:1480万円
・パナメーラ4S エグゼクティブ:1748万円
・パナメーラGTS:1612万円
・パナメーラS eハイブリッド:1534万円
・パナメーラ ターボ:2172万円
・パナメーラ ターボ エグゼクティブ:2415万円

(webCG)

「ポルシェ・パナメーラS eハイブリッド」
「ポルシェ・パナメーラS eハイブリッド」 拡大
「ポルシェ・パナメーラ」にPHVが登場の画像 拡大
「ポルシェ・パナメーラ」にPHVが登場の画像 拡大
「パナメーラS eハイブリッド」は9.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、NEDCに基づく計測で36kmのEV走行が可能。日常使用におけるEV走行距離は、およそ18〜36kmと想定されている。なお、バッテリーは外部充電機能により、ドイツの通常の家庭用コンセント(230V)なら4時間以内に充電することができる。
「パナメーラS eハイブリッド」は9.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、NEDCに基づく計測で36kmのEV走行が可能。日常使用におけるEV走行距離は、およそ18〜36kmと想定されている。なお、バッテリーは外部充電機能により、ドイツの通常の家庭用コンセント(230V)なら4時間以内に充電することができる。 拡大
「パナメーラ4S」
「パナメーラ4S」 拡大
「パナメーラ ターボ エグゼクティブ」
「パナメーラ ターボ エグゼクティブ」 拡大
「ポルシェ・パナメーラ」にPHVが登場の画像 拡大
「ポルシェ・パナメーラ」にPHVが登場の画像 拡大

関連キーワード:
パナメーラ, ポルシェ, 自動車ニュース

ポルシェ パナメーラ の中古車
あなたにおすすめの記事
関連記事
  • ポルシェ・パナメーラ ターボ 2016.10.8 画像・写真 ポルシェが東京都内で新型「パナメーラ」の特別展示会を開催した。展示車両は4リッターV8ターボエンジンを搭載した高性能モデル「ターボ」で、0-100km/h加速は3.6秒という動力性能を有している。2代目となる新型パナメーラの姿を写真で紹介する。
  • メルセデス・ベンツCLA250 4MATIC(4WD/7AT)/CLA220d(FF/8AT)【海外試乗記】 2019.5.10 試乗記 2013年のデビュー以来、コンパクトな4ドアモデルとして人気を集めてきたメルセデス・ベンツの「CLAクーペ」。2代目となる新型は、基幹車種「Cクラス」の存在をおびやかすほどの完成度を見せてくれた。
  • メルセデスAMG GT63 S 4MATIC+/AMG GT53 4MATIC+【試乗記】 2019.4.20 試乗記 メルセデスAMGが独自に開発した“4ドアのスポーツカー”「AMG GT 4ドアクーペ」。デザインから走行性能、快適性にまでこだわりぬいたという欲張りな高性能モデルに、サーキットで試乗した。
  • ポルシェ・パナメーラGTS/パナメーラGTSスポーツツーリスモ【海外試乗記】 2018.11.21 試乗記 「ポルシェ・パナメーラ/パナメーラ スポーツツーリスモ」に追加された高性能グレード「GTS」に、中東・バーレーンで試乗。パナメーラシリーズの最新モデルは、同系統の4リッターV8ツインターボを搭載する「ターボ」とは一味違う“走り”をしていた。
  • メルセデス・ベンツCクラス【試乗記】 2018.10.6 試乗記 精神的支柱は「Sクラス」かもしれないが、メルセデス・ベンツの販売の柱といえば「Cクラス」をおいてないはずだ。そのCクラスがマイナーチェンジを受けた。電動化モデルも投入された改良型の出来栄えを、雨の軽井沢で試す。
ホームへ戻る