ターボエンジンのバイクをスズキが提案【東京モーターショー2013】
2013.10.29 自動車ニュース ![]() |
【東京モーターショー2013】ターボエンジンのバイクをスズキが提案
スズキは2013年10月29日、第43回東京モーターショー2013(開催期間:2013年11月20日~12月1日、一般公開日は11月23日から)に、2台のコンセプトモデルを含む10台の二輪車を出展すると発表した。同社が二輪のコンセプトモデルを出展するのは、4年ぶりのこととなる。
■「Recursion(リカージョン)」
「リカージョン」は、「ビッグバイクの走りとミドルバイクの扱いやすさ、経済性を両立させた」モデルとしてスズキが提案するスポーツバイクである。全長2100mm、ホイールベース1450mmというコンパクトなボディーに、2気筒ターボエンジンを搭載している。
パワーユニットはロングストロークの588cc水冷直列2気筒エンジンにインタークーラーターボを組み合わせたもので、最高出力100ps/8000rpm、最大トルク10.2kgm/4500rpmを発生。排気量のダウンサイジングにより、既存の同出力帯のエンジンと比べて燃費性能を50%ほど高めているという。
また、トラクションコントロールシステムやブレーキアシスト機能を搭載するなど、安全性にも配慮。メインフレームは軽量なアルミ製で、片持ちスイングアームやカーボンモノコックリアフレームの採用とも相まって、車両重量を174kgに抑えている。
■「EXTRIGGER(エクストリガー)」
「エクストリガー」は、四輪のコンセプトカー「X-LANDER(エックス・ランダー)」に積んで運ぶことができる、小型の電動バイクである。
車体のデザインやカラーリングは小型自転車の「BMX」やアウトドアグッズをモチーフにしたもので、アルミフレームや倒立フロントフォーク、前後ディスクブレーキなど、本格的な設計と装備を採用。駆動システムは電動スクーター「e-Let’s(イー・レッツ)」と同じものとなっており、脱着式のバッテリーにより、電池がなくなっても予備のバッテリーと交換すれば、すぐに走ることができる。
また、「街中の飲食店からおすすめのメニューのクーポンを受け取る」などといった使い方を想定して、カシオ計算機との共同企画による可視光線通信技術を搭載している。
■間もなく市販されるモデルも多数出展
市販予定のモデルとしては、間もなく日本導入を予定しているフラッグシップスポーツバイク「ハヤブサ」の日本仕様を出展。日本の認証基準をクリアしながら、最高出力197ps/9500rpm、最大トルク15.8kgm/7200rpmという、欧州仕様と同等の性能を実現しているという。
このほかにも、2013年10月にフルモデルチェンジしたアドベンチャーツアラーの海外モデル「V-Strom(ストローム)1000 ABS」や、「GSR250」のハーフカウル仕様である「GSR250S」、200ccクラスのスクーター「バーグマン200」などを展示。2015年のモトGP復帰へ向けて開発を進めている、モトGP参戦開発車両も出展を予定している。
(webCG)
スズキの「東京モーターショー2013」関連ニュース
→「スズキ、ユーザーの日々を彩る29台を展示」
→「スズキがエコで個性的なクロスオーバーを提案」
→「『ジムニー』ベースのHVをスズキが提案」
→「スズキから軽規格のクロスオーバー車が登場」
関連キーワード:
東京モーターショー2013,
イベント, 自動車ニュース