BMWが新型「X5」を日本に導入

2013.11.01 自動車ニュース
「BMW X5 xDrive50i」
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BMWが新型「X5」を日本に導入

BMWジャパンは2013年10月31日、SUV「X5」をフルモデルチェンジし、同年11月16日に発売すると発表した。

BMW X5は、2000年に登場した同社の大型SUVであり、これまでに全世界で累計130万台を販売。今回発表された新型は3世代目のモデルとなる。

■Cd値はクラストップレベルの0.31

エクステリアデザインは、BMWドイツ本社の日本人デザイナー、永島譲二氏が担当したもので、より幅広になったキドニーグリルと、そこにつなげられたヘッドランプ、より角度が寝かせられたDピラー、L字型のLEDライトバーが配置されたリアコンビネーションランプなどが特徴。フロントホイールアーチ後方の「エアブリーザー」や、Dピラー後方に設置された「エアブレード」などにより、このクラスではトップレベルの0.31という空気抵抗係数(Cd値)を実現している。

一方インテリアのデザインには、複数の面を重ねるレイヤリングという手法を採用。カーナビゲーションシステムなどの機能を統合した10.2インチ高解像度ワイドコントロールディスプレイや、照明の色をブルー、ホワイト、オレンジの3色から選択できるアンビエントライトなどを装備している。
室内のユーティリティーも改善しており、ラゲッジルームには先代モデルより30リッター広い620リッターの容量を確保。3分割可倒式のリアシートを倒した時の広さも、従来型より120リッター広い1870リッターとなった。テールゲートにはこれまでと同じく、上下に分かれて開閉する2分割方式を採用。上部ゲートのオートマチックテールゲートオペレーションは、全グレードに標準装備となる。

「X5 xDrive35d」
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「X5 xDrive35d」の3リッター直6ディーゼルターボエンジン。
「X5 xDrive35d」の3リッター直6ディーゼルターボエンジン。
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■動力性能と燃費性能を同時に改善

パワーユニットは「xDrive35d」に搭載される3リッター直6ディーゼルターボエンジンと、「xDrive35i」の3リッター直6ガソリンターボエンジン、「xDrive50i」の4.4リッターV8ガソリンターボエンジンの3種類で、いずれもトランスミッションには8段ATを、駆動方式にはフルタイム4WDを採用している。

このうち、ディーゼルエンジンは最高出力258ps/4000rpm、最大トルク57.1kgm/1500-3000rpmと、従来モデルよりアウトプットがそれぞれ13ps、5.1kgm向上した。ガソリンエンジンについても、V8ユニットは450ps/5500rpm、66.3kgm/2000-4500rpmと、最高出力、最大トルクともに約10%向上しており、0-100km/h加速も0.5秒短い5.0秒(ヨーロッパ仕様車値)となっている。
一方、3リッター直6ガソリンターボエンジンは、最高出力306ps/5800rpm、最大トルク40.8kgm/1200-5000rpmという数値は従来モデルから変わらないものの、0-100km/h加速は0.3秒短い6.5秒(ヨーロッパ仕様車値)を実現している。

また、パワーユニットなどの制御を変更することで燃料消費を抑制する「ECO PROモード」や、アイドリングストップ機構を採用するなど、環境性能にも配慮。ECO PROモードでは、車速50km/h以上での走行中にアクセルをオフにすると、エンジンとトランスミッションを自動的に切り離し、エンジンをアイドリング状態にするコースティング機能も備わっている。このほかにも、アルミニウム製のエンジンフードや軽量樹脂製のフロントフェンダー、マグネシウム合金の構造部材を採用することで車両重量を軽減。xDrive35dでは、先代モデルから20kgの軽量化を実現している(ヨーロッパ仕様車値)。

これらの技術により、xDrive35dでは燃費が13.8km/リッター(JC08モード)と、従来モデルから25%改善。同じくxDrive50iでは約40%、xDrive35iではNEDC(新ヨーロッパ走行サイクル)測定値で約20%、燃費性能の向上がはかられている。

カーナビなどの機能を有する10.2インチ高解像度ワイドコントロールディスプレイ。
カーナビなどの機能を有する10.2インチ高解像度ワイドコントロールディスプレイ。
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8段ATのシフトセレクターと、タッチパッド付きの「iDriveコントローラー」。
8段ATのシフトセレクターと、タッチパッド付きの「iDriveコントローラー」。
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■他の最新モデルと同等の安全装備を採用

安全装備については、BMWの他の最新モデルと同等のものを用意。衝突の危険性が高まった際にドライバーに警告を発する「前車接近警告機能」、追突が避けられない場合に自動でブレーキをかけ、衝突を回避、もしくは被害を軽減する「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーンディパーチャー・ウォーニング」の3つの機能からなる「ドライビングアシスト」を、エントリーモデルの「xDrive35d SE」を除く全車に標準装備している。

また、ナビやオーディオなどの機能を操作する「iDriveコントローラー」には、ダイヤル部分にタッチパッドを備えた最新式のものを採用。指による文字入力や、地図の拡大/縮小が可能となっている。

このほかにも、車載の通信モジュールを使った「BMW SOSコール」と「BMWテレサービス」を全車に採用。事故にあった際には自動でコールセンターに接続し、救急や消防などの迅速な手配が可能なほか、車両のメンテナンス履歴やバッテリー電圧の低下といった情報を担当ディーラーに通知することで、サービスの予約が簡単となり、より正確なメンテナンスを受けられるようになっている。

「X5 xDrive50i」
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「X5 xDrive35d」
「X5 xDrive35d」
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「X5 xDrive50i xLine」に設定される「デザインピュアエクセレンスエンスインテリア」。


    「X5 xDrive50i xLine」に設定される「デザインピュアエクセレンスエンスインテリア」。
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■価格は792~1185万円

ラインナップは、先述のxDrive35d、xDrive35i、xDrive50iの3グレードを軸に、各車に「xLine」と「Mスポーツ」の2つのモデルを設定している。

xLineは、ステンレスフィニッシャーやアルミ製ルーフレールを装備するなど、SUVらしいアクティブなキャラクターを強調した仕様である。xDrive35iとxDrive50iには、エクスクルーシブナッパレザー・インテリアとレザーフィニッシュ・ダッシュボード(コントラストステッチ付き)を採用した、専用インテリアデザインパッケージ「デザインピュアエクセレンスインテリア」「デザインピュアエクスペリエンスインテリア」も用意。インテリアカラーは、前者がアイボリーとアトラスグレー、後者がモカとブラックの組み合わせとなる。

一方、Mスポーツは、専用のエアロパーツや電子制御式サスペンション「アダプティブMサスペンション」などを装備したスポーティーな仕様である。特にV8モデルのxDrive50iには、左右後輪間の駆動力を走行状況に応じて最適に配分する、電子制御デファレンシャルのダイナミックパフォーマンスコントロールも標準装備。コーナリングの際には、外側の車輪の駆動力を高めることにより、優れたハンドリングを実現する。

このほかにも、ディーゼルモデルのxDrive35dには、装備を簡素化したエントリーグレードのxDrive35d SEも設定している。

各グレードの価格は以下の通り。
・X5 xDrive35d SE(4WD/8AT):792万円
・X5 xDrive35d(4WD/8AT):821万円
・X5 xDrive35d xLine(4WD/8AT):864万円
・X5 xDrive35d Mスポーツ(4WD/8AT):880万円
・X5 xDrive35i(4WD/8AT):799万円
・X5 xDrive35i xLine(4WD/8AT):842万円
・X5 xDrive35i Mスポーツ(4WD/8AT):858万円
・X5 xDrive50i(4WD/8AT):1069万円
・X5 xDrive50i xLine(4WD/8AT):1162万円
・X5 xDrive50i Mスポーツ(4WD/8AT):1185万円

なお、xDrive35dとxDrive50iは発売開始と同時に順次納車を開始。xDrive35iについては、2014年1月からの納車を予定している。

(webCG)
 

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