BMWからニューモデル「2シリーズ クーペ」登場
2014.02.26 自動車ニュース ![]() |
BMWからニューモデル「2シリーズ クーペ」登場
BMWジャパンは2014年2月26日、新型車「BMW 2シリーズ クーペ」を発売した。
■「1シリーズ」の後継を担うモデル
今回の2シリーズ クーペはBMWのコンパクトモデル「1シリーズ」をベースとした4座の2ドアクーペであり、従来の「1シリーズ クーペ」の後継車種にあたる。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4440(1シリーズ クーペ比で+70mm)×1775(同+25mm)×1420mm(同+35mm)と、従来モデルよりひとまわり拡大。ホイールベースも30mm長い2690mmとなっている。スタイリングは他のBMW製クーペと同様、ショートオーバーハング、ロングホイールベース、ロングエンジンフード、後方に配置されたキャビンなどが特徴で、フロントには丸型4灯ヘッドライトや大開口のエアインテークが備わる。リアビューでは、ワイドなデザインのL字型リアコンビライトやリアスカートの水平方向のプレスラインが、ボディーのワイド感を強調している。
インテリアのデザインは現行の「1シリーズ」と基本的に共通。室内の居住性はボディーサイズ拡大に伴って向上しており、従来モデルよりも前席のヘッドルームが6mm、後席のレッグルームが21mm広くなった。またトランクの容量も、従来モデルより20リッター大きい390リッターとなったほか、トランクリッドの開口部幅も38mm拡大した。リアのシートバックは6:4の2分割可倒式が標準で、4:2:4の3分割可倒式もオプションで選べる。
■高性能モデル「M235iクーペ」もラインナップ
本国ではディーゼルエンジン搭載車もラインナップされているが、今回日本に導入されるのはガソリンエンジン搭載車のみとなっている。グレードは「220iクーペ スポーツ」「220iクーペ Mスポーツ」「M235iクーペ」の3種類。いずれも駆動方式はFRで、約50:50の前後重量配分ともあいまった運動性能の高さがセリングポイントだ。
その一方で、アイドリングストップ機構を採用するなど環境性能にも配慮される。可変制御システムの「ECO PROモード」にはコースティング(惰性走行)機能も備わっており、余分なエンジンブレーキを抑えることで、高速走行時の燃料を節約することができるという。
エンジンは2リッター直4直噴ターボと3リッター直6直噴ターボの2種類が用意される。前者は220iクーペ スポーツと220iクーペ Mスポーツに搭載されるもので、最高出力184ps/5000rpm、最大トルク27.5kgm/1250-4500rpmというアウトプットと、16.7km/リッター(JC08モード)の燃費性能を実現。トランスミッションは8段ATが組み合わされる。
最高出力326ps/5800rpm、最大トルク45.9kgm/1300-4500rpm を発生する後者の3リッターターボエンジンは、BMW M社がチューニングを施した高性能モデルであるM235iクーペに搭載される。組み合わされるトランスミッションは8段ATと6段MTの2種類で、8段AT車では0-100km/h加速4.8秒(欧州仕様車)という動力性能を実現したという。
また、M235iクーペはダイナミック性能向上に関わる装備も充実しており、電子制御式ダンパーの「アダプティブMサスペンション」や、ステアリングギアレシオを可変制御する「バリアブル・スポーツステアリング」、対向ピストン・ブレーキキャリパーを備えた「Mスポーツブレーキ」などを標準装備。専用のエアロパーツや18インチの「Mライトアロイホイール」などによって、ルックスもより精悍(せいかん)に仕立てられている。
価格は以下の通り。
・220iクーペ スポーツ(8AT):444万円
・220iクーペ Mスポーツ(8AT):468万円
・M235iクーペ(6MT):584万円
・M235iクーペ(8AT):598万円
(webCG)