トヨタ・プリウスPHV:ディカプリオにも買ってほしい
2011.12.05 コレはゼッタイ!■【コレはゼッタイ!】トヨタ・プリウスPHV:ディカプリオにも買ってほしい
今回の東京ショーの主役は、まちがいなく低環境負荷の次世代車である。その中でも、このクルマの存在感や説得力は飛び抜けていた。「プリウスPHV」の量販開始は、「クルマの根本価値」にかかわる大事件と言っていい。
■ガソリンスタンドに行かなくなるかもしれない
もう「テスラ」に乗り換えたかもしれないが、一時期ハリウッド・セレブの間で流行した「トヨタ・プリウス」。今回登場した「プリウス プラグインハイブリッド(PHV)」は、見た目こそプリウスと変わらないが、本当はもう1回プリウスが登場したのと同じくらいびっくりしてもよいクルマ。ディカプリオにも買ってほしい。
広報資料に「PHVはEVとHVの長所を併せ持つクルマ」とあるが、これは同じタイミングでお披露目された「86(ハチロク)」の資料にある「ひと目で人を魅了する機能美としての低重心フォルム」あたりと違って、そう感じない人もいるかもしれない誇張気味のコピーではなく、事実だ。
プリウスPHVを日本の全クルマユーザーが買って使ったとすると、半数の人はガソリンスタンドへ給油しに行かないかもしれない。トヨタの調べでは、日本のクルマユーザーの半数は1回の平均走行距離が20km以下で、プリウスPHVのEVでの航続距離は26.4km(カタログ値)だからだ。実際にはカタログ値の7割5分しか走れなくても、半数の人の、1回の外出をEVだけでカバーしてしまう。急な遠出などに対しては、1回の給油で1000kmくらい走るこのクルマのハイブリッド部分が活躍する。
これはもうスタイリングとかハンドリングとかブランドとか好みとか嫌いとかよりも、根本的なクルマの価値のひとつだ。マニアはどんどん86に乗ればいい。けれど86のようにガソリンで楽しむクルマを生きながらえさせるのはプリウスPHVのようなクルマなんだということを会場でかみ締めてほしい。ちなみに、タンクに入れたガソリンは1年くらい使い切らなくても性能に変化はないという。
(文=塩見智/写真=峰昌宏)
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