新型ミニバン トヨタ・エスクァイア登場
2014.10.29 自動車ニュース ![]() |
新型ミニバン「トヨタ・エスクァイア」登場
トヨタ自動車は2014年10月29日、新型ミニバン「エスクァイア」を発表。同日に販売を開始した。
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■ポイントは「クラスを超えた高級感」
エスクァイアは、5ナンバークラスの新たなキャブワゴン。居住性や使い勝手といったミニバンとしての基本性能を高めつつ、従来このクラスでは得られなかった高級感・上質感を追求したモデルとアピールされる。
クルマとしての基本的な作りは、2014年1月に発売された3代目「ヴォクシー/ノア」と共通。つまり、それらのデザインやマテリアルを変更することで“高級車化”が図られた、派生モデルといえる。
デザイン的に近いのは、ヴォクシーよりもノアのほう。これをベースに、高級サルーン「クラウンマジェスタ」を思わせる大きなメッキグリルやLEDヘッドランプ、サイドウィンドウ下端のステンレス製ベルトモール、大型のバックドアガーニッシュなどで、高級感が演出される。
ボディーサイズは、全長×全幅×全高=4695×1695×1825mmで、ホイールベースは2850mm。ノアと共通の値となっている。
インテリアでも“本物感”が追求される。デザインそのものはノアと同じであるものの、合成皮革で覆われたインストゥルメントパネルや、黒木目調の装飾が施されたステアリングホイールとシフトノブ、ピアノブラックのパネル類、落ち着いた配色のシートなどで質感の向上が図られている。
低くフラットな床面や、クラストップを誇る1400mmの室内高、810mmの超ロングスライドを可能とする7人乗りのセカンドシート、6:4分割のチップアップも可能な8人乗りのセカンドシート、開口幅805mmのスライドドア、簡単操作で跳ね上げ収納できるサードシートなど、ミニバンのキモである広さと使い勝手のセリングポイントは、ノアゆずりだ。
パワートレインもヴォクシー/ノアと共通で、ガソリン車とハイブリッド車の2本立てとなる。前者は、152psと19.3kgmを発生する2リッター直4ガソリンエンジンで、7段スポーツシーケンシャルシフトマチック付きのCVTが組み合わされる。駆動方式はFFと4WDが選択可能で、燃費は最高16.0km/リッター。
後者は、ノアやヴォクシーだけでなくハイブリッド車の代名詞「プリウス」にも用いられる、1.8リッター直4エンジンとモーターからなるハイブリッドシステム。こちらの駆動方式はFFのみで、燃費は23.8km/リッターとなっている(燃費はすべてJC08モード)。
価格は、ガソリン車が「Xi」(8人乗り/FF車)の259万2000円から「Gi」(7人乗り/4WD車)の302万9142円まで。ハイブリッド車は7人乗り仕様限定の2グレード展開で、「Xi」(7人乗り/FF車)が304万3543円、「Gi」(7人乗り/FF車)が320万4000円。
(webCG)