VW、4WDワゴンのゴルフ オールトラックを発売
2015.07.21 自動車ニュース ![]() |
フォルクスワーゲン、4WDワゴン「ゴルフ オールトラック」を発売
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2015年7月21日、クロスオーバー4WDのステーションワゴン「ゴルフ オールトラック」を発表し、同日発売した。
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■オフロードの走破性を強化、シリーズ初の1.8 TSIを搭載
ベースモデルは「ゴルフ」シリーズのステーションワゴン「ゴルフヴァリアント」。外装にはクロムのアクセントパーツや黒いホイールアーチモール、205/55R17サイズのタイヤ、専用デザインのアルミホイールなど、クロスオーバー4WDモデルであることを強調する装飾が与えられている。
ドライブトレインには最新式(第5世代)のハルデックスカップリングを用いた4WDシステム「4MOTION」が備わり、専用サスペンションの装着により、最低地上高はベース車より25mm高い165mmとなるほか、ドライビングプロファイル機能には通常の「ノーマル」「エコ」「スポーツ」「カスタム」に加えて、ベース車にはない「オフロード」モードが追加されている。
このモードは、悪路走行時の走破性と安全性を高めることを目的としたもの。ABSの調整(制動距離を短縮するためにホイールロックの間隔を制御する)やアクセルペダルの特性変更(スロットル特性を変更して緻密にアクセルコントロールする)がなされるほか、ヒルディセントアシスト機構(30km/h以下で下り勾配に差し掛かると、車速が一定になるようブレーキを自動制御する)が作動するようになっている。
エンジンはゴルフシリーズでは初となる1.8リッターのTSI(180ps、28.6kgm)で、これに湿式多板クラッチ式の6段DSGが組み合わされる。
ゴルフ オールトラックの主な標準装備品は以下のとおり。
・Start/Stopシステム、ブレーキエネルギー回生システム(BlueMotion Technology)
・プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”(シティーエマージェンシーブレーキ機能付き)
・ドライバー疲労検知システム“Fatigue Detection System”
・アダプティブクルーズコントロール“ACC”(全車速追従機能付き)
・プロアクティブ・オキュパント・プロテクション
・ポストコリジョンブレーキシステム
・フロントエアバッグ(運転席/助手席)、ニーエアバッグ、サイドエアバッグ(前席/後席)、カーテンエアバッグ
・フォルクスワーゲン純正インフォテインメントシステム“Composition Media”
・スマートエントリー&スタートシステム“Keyless Access”
・インテリア・アンビエントライト、フットウェルランプ(前席)
・2ゾーン・フルオート・エアコンディショナー
・レザー3本スポーク・マルチファンクション・ステアリングホイール
車両価格は標準グレードの「ゴルフ オールトラックTSI 4MOTION」が347万円で、機能装備が充実した「ゴルフ オールトラックTSI 4MOTIONアップグレードパッケージ」が367万円。標準グレードについては、ベースとなったゴルフヴァリアントの「TSIハイライン」(346万7000円)と同等という、戦略的な価格設定となっている。
これについて、フォルクスワーゲン グループ ジャパンの庄司 茂社長は、「輸入車の4WDモデルの中で、最もお求めやすい価格にすることにこだわり、350万円を切る価格設定にした」と語った。
(webCG)