第422回:ステッカーとハワイ踊り子人形
2015.10.30 マッキナ あらモーダ!視界を遮るものハンターイ!
ボクはクルマのフロントウィンドウに何かを貼ったり、近くにアクセサリーを装着したりするのが苦手である。今以上に運転に自信がなかった初心者時代の影響で、視界を遮るものは、できるかぎり取り払いたいのだ。
東京で唯一貼っていたのは、大学生時代に乗っていた親のお下がりのクルマに貼った自動車雑誌『CAR GRAPHIC』と『NAVI』の景品ステッカーだけだ。しかし卒業後に、幸か不幸かその出版社で働くことになってしまったら、「なんだかねぇ」という気持ちになって、途端に剥がしたことを覚えている。
いっぽうイタリア人ドライバーは、何かと車内にぶらさげるのが好きである。最も多いのは、シート式の芳香剤だ。爽やかなムードを演出したいのか、たいてい立ち木の形などをしている。最近は服飾ファッションの影響を受けて、「骸骨」もはやっている。いっぽう、古いクルマファンは、ハワイ風情漂う踊り子人形だったりする。

大矢 アキオ
コラムニスト/イタリア文化コメンテーター。音大でヴァイオリンを専攻、大学院で芸術学を修める。1996年からシエナ在住。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとして語学テキストやデザイン誌等に執筆活動を展開。19年にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストなど、ラジオでも怪気炎をあげている。『Hotするイタリア』、『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり】(コスミック出版)など著書・訳書多数。YouTube『大矢アキオのイタリアチャンネル』ではイタリアならではの面白ご当地産品を紹介中。
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