エントリーモデルとはいってもオーディオ設定は上級機譲りの芸の細かさ。クルマの着座位置に合わせてスピーカーとの距離、音量を設定できる。
エントリーモデルとはいってもオーディオ設定は上級機譲りの芸の細かさ。クルマの着座位置に合わせてスピーカーとの距離、音量を設定できる。 拡大
「L403」や「Z702」専用のコネクターを持つリアビューカメラ「CMOS-C320」はワイドビュー、俯瞰(ふかん)ビューなど4種類のビューモードをナビ本体から選択できる。レンズはF2.0と明るい。
「L403」や「Z702」専用のコネクターを持つリアビューカメラ「CMOS-C320」はワイドビュー、俯瞰(ふかん)ビューなど4種類のビューモードをナビ本体から選択できる。レンズはF2.0と明るい。 拡大

周辺機器と組み合わせれば安心・安全度も格段に向上

最近はドライブレコーダーの普及が進んでいるが、記録した画像を画面で見られたり、手動撮影の操作をナビ側で行えたりという、ナビと連携できるタイプの人気が高い。L403でも連動型の「KNA-DR500」と組み合わせることができるので、ドラレコ重視の人は要注目だ。また、後方視界をサポートするリアビューカメラも専用のもの(「CMOS-C320」=2万4800円/「CMOS-C230」=1万3000円)が発売されている。専用とはL403の外部カメラ用コネクターに適合するコネクターを有するもので、映像信号から電源、アースまですべてがオールインワンとなった接続性のよいものだ。これらすべてを同時にそろえれば最初から安全・安心な運転支援が得られるが、出費も膨大に。しかし、ナビ自体の価格が安ければ購入しやすくなるというのも事実。こうした点も、L403を選ぶ重要なポイントになりそうだ。

●筆者のVICS WIDE体験談

L403ではなくZ702だが、実際に使用して体験したことを記す。Z702はバージョンアップでVICS WIDEに対応できるので実施したところ、さっそく効果を確認できた。2015年7月3日、雨の中を走行していると地図上に黄色いエリアが出現。これがVICS WIDEが提供する大雨警報である。徐々に自車が黄色いエリアに取り込まれていくと雨の降りも強烈に。情報の正確さと、どの方角に行けば危険なエリアから逃れられるかが身をもって体験できた。

(文=尾澤英彦)

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