キャデラックから649psを誇るCTS-Vが登場

2016.01.27 自動車ニュース
「キャデラックCTS-V」
「キャデラックCTS-V」 拡大

キャデラックから649psを誇る「CTS-V」が登場

ゼネラルモーターズ・ジャパンは2016年1月27日、「キャデラックCTS-V」の販売を開始した。

■スーパーチャージャー付きの6.2リッターV8を搭載

CTS-Vはキャデラックのミドルクラスセダン「CTS」をベースに専用のチューニングを施した、高性能スポーツセダンである。

エンジンは過給機付きの6.2リッターV8 OHVで、従来モデルのものよりコンパクトで高効率なスーパーチャージャーを搭載。より小径のローターを用いることで最高回転数を上げるとともに、低回転域からブーストを発生させることが可能となったという。またシリンダー内圧のアップや出力の向上に対応するため、アルミニウム製のシリンダーヘッドについては強度を高めるとともに熱処理の効率を改善。軽量なチタン製の吸気バルブもこのエンジンの特徴となっている。

これらの技術の採用により、CTS-Vは最高出力649ps(477kW)/6400rpm、最大トルク87.2kgm(855Nm)/3600rpmを発生。0-60mph(約97km/h)加速は3.7秒という動力性能を実現している。

トランスミッションは「8L90型」と呼ばれるトルコン式8段ATで、各ギア間のステップを小さくすることで最適なエンジン回転数を維持。シフトパドルによる手動変速も可能となっており、デュアルクラッチ式ATに匹敵するシフトレスポンスと、トルコン式ATならではのなめらかで洗練された変速マナーを両立しているという。

■独自のチューニングが施されたボディーと足まわり

足まわりにも大幅な改良を施しており、フロントサスペンションについてはレスポンスを高めて、横方向のコントロール性を改善するために、よりレートの高いスプリングや硬めのスタビライザーを採用。さらにゴムブッシュに代えてボールジョイントを用いることにより、ロール剛性を20%高めている。一方、リアサスペンションについても、より剛性の高いブッシュ、新しいサスペンションサブフレーム、レートの高いスプリング、高剛性のスタビライザーなどによってロールセンターの移動を抑制し、アンチススクオット性を高めているという。ダンパーはダンピングレスポンスを40%向上させた磁性流体式の第3世代「マグネティックライドコントロール」で、路面の状況に応じて4本のダンパーの減衰力特性を個別に制御することができる。

また、可変アシスト機構付きの電動パワーステアリングについても、システム剛性を14%高めてステアリングの精度を向上させ、ドライバーへのフィードバックを高めた。さらに、コーナー脱出時のトラクション性能を高めるためにエレクトロニック・リミテッドスリップディファレンシャルを標準装備するほか、プロペラシャフトの大型化などによって、急加速時などにおける駆動輪の上下振動を抑制している。

タイヤサイズは前が265/35ZR19、後ろが295/30ZR19で、高いグリップ性能と耐摩耗性、快適な乗り心地を重視して「ミシュラン・パイロットスーパースポーツ」を装着。新設計の鍛造アルミホイールは、従来モデルのものより剛性を45%向上させている。また、ブレーキシステムにはブレンボ製を採用。ディスクローターは前後ともにベンチレーテッド式で、フロントには6ピストンキャリパーを、リアには4ピストンキャリパーを組み合わせている。

このほかにも、エンジンコンパートメントのVブレースやストラットタワーブレースなどの採用により、通常モデルよりボディー剛性を20%強化。より正確なハンドリングを実現しているという。

また、運動性能に関連する制御システムとして、走行モードを「ツアー」「スポーツ」「トラック(サーキット走行)」「スノー/アイス」から選択可能な「ドライバーモードコントロール」を標準装備(標準モデルでは3モード)。トラックモード選択時に、トルク制御やブレーキ制御などを5段階で調整可能な「パフォーマンストラクションマネジメント」も用意されている。

■専用の外装パーツで空力性能を改善

エクステリアも従来モデルとは大きく異なっており、カーボンファイバー製のボンネットには、エンジンルーム内の熱気を逃がすとともに、ラジエーターを通った空気を車体上部に流すことで、高速走行時の揚力発生を低減するエアアウトレットを採用。幅広の19インチタイヤを収めるために拡大したフェンダーもCTS-Vの特徴となっている。

またフロントまわりでは、より多くの空気を取り込むためにラジエーターグリルの開口部を拡大するとともに、メッシュパターンの意匠を変更。空力性能を高めるためにフロントスプリッターやロッカーモールディング、リアスポイラーなどを採用するほか、コンポジットロッカーエクステンションや、より高さのあるボディーカラードリアスポイラー、専用形状のフロントスプリッター、フードベントトリム、リアディフューザーからなる「カーボンファイバーエアロパッケージ」も用意されている。

ボディーカラーは「セーブルブラック」と「ステラー・ブラック・メタリック」「クリスタルホワイト・トゥリコート」「ラジアント・シルバー・メタリック」「レッド・オブセッション・ティンコート」「ファントムグレー・メタリック」の全6色。グレードは「Spec-A」と「Spec-B」の2種類で、後者にはカーボンファイバーエアロパッケージとレカロの本革製シートが装備される。

価格は以下の通り。
・CTS-Vセダン(Spec-A):1330万円
・CTS-Vセダン(Spec-B):1470万円

(webCG)
 

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