第7回:練習のお供にもピッタリ
webCG随一の自転車ユーザーがXFを斬る!
2016.08.17
ジャガーXF長期試乗リポート
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世の中にはジドーシャに情熱をそそぐクルマ好きと同じように、自転車に愛をささげる猛者たちがいる……。今回はwebCG編集部きっての“ローディー”が、自転車愛好家の視点から「ジャガーXF」の荷室を、装備を、大マジメに語ります。
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XFで華麗なる「コソ練」へ
われらローディーの間には「貧脚」なる言葉がある。もとの意味は「全然ペダルをこげないダメなロードバイク乗り」なのだが、昨今では謙遜のため、めちゃくちゃ速いローディーが自分の爪を隠すために使う言葉となっている。かくして私も謙遜系貧脚ローディー(ややこしい)を目指し、仲間に内緒でこっそりと練習を繰り返すのだ。
今回はそんなこっそり練習、通称「コソ練」の相方として、ジャガーXFに助力を願うこととした。いつも私は横浜某所までクルマでロードバイクを運び、秘密の周回練習ポイントをぐるぐるしているのである。
荷物は少なく、ロードバイクと空気入れ、ヘルメット、手袋、シューズ程度だが、いかんせん今回のお相手はジャガーさま。泣く子も黙る英国の高級車である。さすがにこれらの荷物をそのまま押し込むのは気が引けるので、毛布で養生させていただく。ちなみにXFのトランクルームには開口部付近の左右になにやらフックが付いている。本来の用途ではないだろうけど、これが養生用の毛布を固定するのに非常に重宝した。
はてさて、実際にロードバイクを入れてみてどうかというと、まったく問題なさそう。もちろんタイヤは両方とも外さなければならないし、セダンなので開口部や天井などに気を使う必要はあるのだが、広さそのものは十分。これなら着替えなどの荷物も載せることができるだろう。
かようにして、たいしたドラマもなく(いや、ドラマがあったら困るんだけど)無事にXFに荷物を積み終えたら、いよいよわが秘密の特訓基地へと出発である。
快適な車内空間は練習のお供に好適
それにしても、誠に偉そうで恐縮だが、移動中のジャガーXFは心地いい。乗り心地などについては他の執筆者のリポートにお任せするとして、ここで私が特にお伝えしたいのがオーディオの音の良さである。「どこのものだろう?」とスピーカーをのぞいて見ると「MERIDIAN(メリディアン)」の文字。調べたところによると、ジャガーと同じ英国の音響機器メーカーのようだ。普段、私はAKGのモニタリング用イヤホンを使っているのだが、これが素直な音でずっと聞いていても疲れず、気に入っている。このオーディオの音はそれに近い。練習前のテンションがアガる。
一方で、練習後のグッタリとした身にありがたいのがアダプティブ・クルーズコントロール(ACC)。ロードバイクで散々走った後のツリ気味の脚に、ACCは必須である。
しかし、ACCを使っているといつも思うのだけど、そろそろ“右足用のフットレスト”なるものが登場してもいいんじゃないの? 正直、クルコン作動中は右足のやり場に困る。「緊急時のことを考えると……」という意見もわかるけど、それならそれで別の解決策が出てきてもいい気がする。自動車メーカーの皆さま、ぜひご一考を。
……などと申しておいて恐縮だが、実はこの日の往復でACCは使わなかった。横浜は家からそんなに遠くないし、急ぐ用事もないので高速道路に乗らなかったのだ。代わりに最寄りのカフェで食事を取ってから帰ることにする。余談だが、世のロードバイクチームは割と、午前練習の後にカフェで昼食をとることが多い。そんなわけで、私も気分は2015年シーズンのチームスカイ(世界的なロードバイクの強豪チーム)。なんで2015年シーズンかというと、この年まではチームスカイのサポートカーが、ジャガーだったからだ。
(webCG 折戸)

webCG 編集部
1962年創刊の自動車専門誌『CAR GRAPHIC』のインターネットサイトとして、1998年6月にオープンした『webCG』。ニューモデル情報はもちろん、プロフェッショナルによる試乗記やクルマにまつわる読み物など、クルマ好きに向けて日々情報を発信中です。
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