第4回:ファミリーカーとしての実力は?
「ジャガーXF」の“休日の実力”を考える
2016.07.27
ジャガーXF長期試乗リポート
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新型「ジャガーXF」の魅力と実力を掘り下げる長期試乗リポート。今回のテーマは「家族とXF」である。わがwebCGでメディアマーケティングを担当するSAG氏は40代で2児の父。ある週末、SAG氏の父母とともに、XFに乗って世田谷の二子玉川へ愛娘(まなむすめ)のランドセルを買いに行くことになった。さて、みんなのXFに対する反応は……?
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わが家にXFがやってきた
わが家には5歳の娘と2歳の息子がおり、2人ともクルマが大好き。週末にXFがやってくることを話すと、「大きいの?」「何色なの?」「どんなマークなの?」など、クルマについていろいろと話が盛り上がる。
この日は5歳の娘のランドセルを買いに、二子玉川のライズへ行くことに決定した。娘は「ジジ」に買ってもらうとはしゃいでおり、私の父母とともに、XFでドライブすることになった。
さあ、XFのお披露目である。息子は早速反応を示した。「ライオンがいる!」とジャガーのエンブレムを指して喜んでいる。彼は動物園ではジャガーという動物を実際に見て、知っているので、「これはライオンではなくてジャガーだよ」と教えてあげると「ジャガー! ジャガー!」と喜んでいた。
するとそこへ私の父がやってきた。実は父も大のクルマ好きである。輸入車の中でもジャガーにはかなりの憧れを抱いていて、いつかは乗りたいと常々語っていたので、XFへの反応が楽しみでもあった。
早速XFを眺めて「ボディーラインがかっこいい」と父。これから出掛けるというのに家に戻り、ゴルフバッグを出してきた。
父はゴルフ好きで、毎週どこかのゴルフ場に行くほどだ。トランクを開けると、広々としたスペースに驚いていた。ゴルフバッグが2つ余裕で入り、まだスペースがあると……。
後は走りだなと心を躍らせて、父の運転でいざ出発……。
家族にはうれしい安定した走りが楽しめる
中原街道、環八、第三京浜を通り、二子玉川のライズへ向かった。後部座席に乗った娘と息子、母はゆったりとしていてくつろげると喜んでいた。これがラグジュアリーサルーンの魅力の一つなのかもしれない。
しばらく運転していると、父は「安定していて静かだね」と上質なXFを堪能していた。フロントのボンネットがデザイン上、膨らんでいるためか、「なんとなくSUVを運転しているかのような感覚だ」とも言っていた。第三京浜で少しスピードを上げても走りが安定しており、安心して運転が楽しめるXFにご満悦の様子だった。
ライズに到着して、娘はお気に入りのランドセルを見つけて喜んでいた。父にランドセルを買ってもらい、自宅へ向かう。帰りはBluetoothでスマホとペアリングして、お気に入りの音楽を聴きながらドライブ。スマホでもタッチパネルでも操作ができて使い勝手がいい。また、インパネ中央のモニターに加えてメーターパネルにも地図が表示できるナビも視線をそらさずに行き先に向かって運転ができるので、こちらも使い勝手がいいなと素直に感じた。
ジャガーはスポーティーなクルマだよと編集スタッフから事前に聞かされていて、少しやんちゃなイメージを持っていたのは事実だ。実際はスポーティーだけど安定していて、ラグジュアリーな走りを楽しめるクルマだと実感できた。
ジャガーに試乗するのは今回で2回目である。前回は「XE」のディーゼルモデルに試乗した。その上級モデルに当たるXFは、スペックが異なるだけで、基本は変わらないのだろうと思っていた。しかし今回、XFに試乗してみて、ジャガーの持つブランド力やラグジュアリーさをXEに試乗したときよりも感じた。
XFのおかげで優雅な休日を過ごせたことに感謝したい。
(webCG SAG)

webCG 編集部
1962年創刊の自動車専門誌『CAR GRAPHIC』のインターネットサイトとして、1998年6月にオープンした『webCG』。ニューモデル情報はもちろん、プロフェッショナルによる試乗記やクルマにまつわる読み物など、クルマ好きに向けて日々情報を発信中です。
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