三菱、軽トールワゴンの「eKスペース」を大幅改良
2016.12.21 自動車ニュース![]() |
三菱自動車は2016年12月21日、トールワゴンタイプの軽乗用車「eKスペース」に大幅改良を実施し、同日販売を開始した。
![]() |
運転支援システム「e-Assist」の設定を拡大
今回の改良は、運転支援システムの設定拡充と、それに伴うグレードの変更、新しいエクステリアデザインの採用など、多岐にわたる内容となっている。
まずグレード構成については、運転支援システム「e-Assist」とマルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付き)が標準装備された「G Safety package」「T Safety package」、先述の装備に加えてオートマチックハイビームとオートライトコントロールが採用された「カスタムG Safety package」「カスタムT Safety package」の全4グレードが新たに設定された。このうち「T Safety package」は標準モデルとしては初となるターボエンジン搭載車で、上述の装備に加えて14インチアルミホイールが標準装備となる。
また、外観デザインでは標準モデル、カスタムモデルともにフロントマスクを一新。標準モデルについては、フロントバンパーを柔らかい面構成の形状とすることで、より親しみのあるイメージとした。同時に上質感を高めるため、ボンネットフードの前端部やアッパーグリルにはメッキの装飾を採用している。
カラーバリエーションも見直しており、モノトーンについては新設定の「ポピーレッドメタリック」「ウォーターブルーメタリック」「コーラルピンクマイカ」を含む8種類のボディーカラーを用意。またツートンカラーには新設定の「ウォーターブルーメタリック/ホワイトパール」「コーラルピンクマイカ/ホワイトパール」を含む3種類の色の組み合わせを用意しており、「M」「M e-Assist」「G」「G Safety Package」の4グレードでツートンカラーを選択した場合、ホイールにはホワイトのフルホイールカバーが装着される。
三菱の新世代デザインコンセプトを採用
一方カスタムモデルでは、フロントマスクを「アウトランダー」の改良から導入が進められているデザインコンセプト「ダイナミックシールド」にのっとった新しい意匠に変更。よりワイド感を強調するため、横バータイプの巨大なメッキグリルを採用した。
またLEDヘッドランプについても、質感を高めるためにデザインを変更。ホイールについては「カスタムT Safety Package」「カスタムT e-Assist」には、ダークグレー塗装と光輝切削処理を組み合わせたツートンカラーの15インチアルミホイールを、「カスタムG e-Assist」「カスタムG Safety Package」にはシルバーの14インチアルミホイールを採用した。
ボディーカラーについては、モノトーンが6色、ツートーンが新設定の「ライトニングブルーマイカ/ブラックマイカ」を含む3種類の、全9種類となっている。
車内空間がより快適に
インテリアについても手を加えており、標準モデル、カスタムモデルともにシート生地の柄を変更。「M」「M e-Assist」を除く全グレードにおいてシート表皮に消臭機能を持たせたほか、黄砂や花粉などの粒子の侵入を抑制するクリーンエアフィルタープラス、ナノイーを発生させるリアサーキュレーター、室内温度の上昇抑制や降雨時の雨音軽減に効果を発揮するフェルトの天井生地などを新たに採用した。
さらに、フロントウインドシールド、フロントドアおよびフロントクオーターガラスに、従来からのUVカット機能に加え、直射日光を和らげるIRカット機能を追加。車内空間の快適性を高めている。
このほかの装備としては、ターボ車にクルーズコントロールを搭載したほか、同じくターボ車のアイドリングストップ機構に、減速時に車速が13km/h以下になるとエンジンを停止するコーストストップ機能を追加している。
価格は標準モデルが123万9840円から169万0200円、カスタムモデルが156万8160円から193万5360円。
(webCG)
関連キーワード:
eKスペース,
eKスペース カスタム,
三菱, 自動車ニュース