唯一のロータリー「RX-8」が来夏に生産終了

2011.10.07 自動車ニュース webCG 編集部

唯一のロータリーエンジン車「マツダRX-8」が来夏に生産終了

マツダは2011年10月7日、ロータリーエンジンを搭載する唯一のスポーツカー「RX-8」の生産を2012年6月で終了すると発表した。

「RX-8」は4ドア・4シーターのスポーツカーという画期的なコンセプトと、“レネシス”と呼ばれる新設計のロータリーエンジンが注目を集め、ロータリーエンジンファンのみならず幅広い層から人気を博した。発売は2003年4月。2012年6月の生産終了時に、モデルライフは9年あまりに達することになる。

今回の生産中止に伴い、マツダのラインナップからロータリーエンジン搭載車が姿を消すことになった。山内 孝代表取締役会長 社長兼CEOは「生産は終了するが、ロータリーエンジンがマツダの魂のひとつであることに変わりはない。マツダは今後もロータリーエンジンの研究・開発を継続していく」とコメントしている。

生産終了に先立ち、マツダは2011年11月24日にRX-8の特別仕様車「SPIRIT R(スピリットアール)」を1000台限定で発売する。同社によれば、これがRX-8の最後の特別仕様車になるという。

RX-8の「Type RS」(6MT)と「Type E」(6AT)がベースで、専用シートや専用塗装を施したアルミホイールが装着される。またベース車ではオプションだったカーテンおよびフロントサイドエアバッグが標準装備になる。価格は6MTが325万円で、6ATが312万円。この特別仕様車の発売後は、RX-8のラインナップは同車と「Type G」(6AT)に整理されるという。

(webCG 竹下)

「マツダRX-8」最後の特別仕様車「SPIRIT R」。2011年11月24日に発売される。
「マツダRX-8」最後の特別仕様車「SPIRIT R」。2011年11月24日に発売される。 拡大
「RX-8 SPIRIT R」のインテリア。
「RX-8 SPIRIT R」のインテリア。 拡大

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