【トミカプレミアムNo.5】ロータス・ヨーロッパ スペシャル
2017.08.17 トミカ大写真展ロータス初の、ミドシップレイアウトのスポーツカーとして1966年に登場した「ヨーロッパ」。小型軽量、高剛性のボディーがかなえる卓越したコーナリング性能が特徴だった。日本では池沢早人師氏の著作『サーキットの狼』に登場する、主人公の愛車としても知られている。
※解説は、一部を除き実車のもの
【トミカ スペック】
スケール:1/59
パッケージサイズ:全長×全幅×全高=78×41×39mm
可動箇所:サスペンション
タカラトミーモール価格:864円
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1/14ロータス初の、ミドシップレイアウトのロードカーとして登場した「ヨーロッパ」。1966年から1975年にかけて生産された。(写真=郡大二郎)
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2/14全長4mを切るコンパクトなボディーと、初期モデルでは612kgという車重の軽さが「ヨーロッパ」の特徴だった。特に車重は、快適性の向上やエンジンの高出力化が図られた最終モデルですら712kgとなっていた。(写真=郡大二郎)
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3/14車両構造は、レーシングスポーツの「タイプ30」に似たY字形の鋼板製バックボーンフレームにFRP製のボディーを架装したもの。当初のモデルにはルノー製の1.5リッターエンジンが搭載されていた。(写真=郡大二郎)
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4/14今回撮影したモデルは、「ヨーロッパ」の最終モデルとして1972年に登場した「スペシャル」である。(写真=郡大二郎)
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5/14フロントに対して嵩(かさ)のあるリアセクションの形状から、「ヨーロッパ」のデザインは“世界最速のブレッド・バン”と揶揄(やゆ)されたという。(写真=郡大二郎)
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6/14足掛け10年にわたるモデルライフにおいて、「ヨーロッパ」は3度の大幅改良を受けている。まずは1967年に快適性を高めた「S2」が登場。モデルライフの後半はパフォーマンスの向上に重点がおかれ、1971年に「ツインカム」が、1972年に「スペシャル」が登場した。(写真=郡大二郎)
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7/14今回撮影したのは、緻密な作りこみを特徴とする「トミカプレミアム」のモデルである。フロントまわりを見ると、ピンストライプやロータスのエンブレムまで再現されている。(写真=郡大二郎)
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8/14エンジンは、当初はルノー製の1.5リッターOHVだったが、1971年登場の「ツインカム」より1.6リッターDOHCの“ロータス・ツインカム”に変更。「スペシャル」にはさらにハイチューンな“ビッグバルブ・ツインカム”が搭載され、最高出力は126psに達した。(写真=郡大二郎)
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9/14デザインについては「エリート」や「エラン」と同じくジョン・フレイリングが担当。Cd値を0.29に抑えるなど、非常に優れた空力性能を実現していたという。(写真=郡大二郎)
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10/14軽量・低重心・高剛性という、優れた車両設計によって高い運動性能を実現した「ヨーロッパ」。同車をベースとしたレーシングカー「47」は、当時のグループ4カテゴリーで活躍した。(写真=郡大二郎)
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11/14「ヨーロッパ」の販売は、当初はイギリスを除く欧州市場だけで行われた。本国イギリスで販売が開始されたのは、改良モデルの「S2」が登場したさらに後、1969年になってからだった。(写真=荒川正幸)
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12/14ボディーを飾るゴールドのストライプは、“JPSカラー”で塗装された同時期のロータスのF1マシンにあやかったものだ。(写真=荒川正幸)
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13/14日本では、スーパーカーブームの火付け役となった池沢早人師氏の著作『サーキットの狼』における主人公の愛車としても知られている「ヨーロッパ」。作中では持ち前のコーナリング性能を生かし、大排気量のスポーツカーを破る姿が描かれた。(写真=荒川正幸)
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14/14FRスポーツの「エラン」とともに、1960年代後半から1970年代前半にかけてのロータスを支えた「ヨーロッパ」。後継モデルの「エスプリ」と入れ替わる形で、1975年に生産終了となった。(写真=荒川正幸)