ポルシェ・パナメーラ ターボ(前編)

2017.08.24 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTや86/BRZ Raceで活躍中のレーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回は「ポルシェ・パナメーラ ターボ」に試乗する。550psの4リッターV8ツインターボエンジンを積み、4WDと4WS(四輪操舵システム)を備えるスーパーサルーンを、谷口はどう評価するのだろうか?

リアの安定感がバツグンにいい

ポルシェ・パナメーラ ターボの試乗を終えた谷口信輝と、その様子をかたわらで見つめていたwebCGのスタッフT。今回もまずは2人の会話に耳を傾けてみよう。

スタッフT:なかなか迫力のあるエンジン音でしたよ。ポルシェというよりは、ちょっとアメ車を思わせるようなサウンドでしたが……。
谷口信輝(以下、谷口):フルルルルルゥっていう音だった?
スタッフT:そうですね、さすが550psって感じの音でした。

肝心の走りの印象はどうだったのか?
谷口:クルマとしては少し重い感じもしますが、やっぱりパワーがあるから加速はすごいですよね。あと、タイヤが頑張ってグリップしている感じがしました。結構いいタイヤがついているんじゃないですか?
スタッフT:えーと、「ピレリPゼロ」ですね。
谷口:あ、そう。そんなにすごいヤツじゃないんだ。でも、リアの安定感がバツグンにいいですね。まるでリアエンジンかって思うくらい、リアにしっかり荷重がかかっているみたいです。でもね……。
スタッフT:でも、なんですか?
谷口:なんかフロントが足らない感じなんですよ。
スタッフT:え? コーナーで頑張るとフロントがアウトに流れていっちゃう感じですか?
谷口:旋回中は、完全にフロントが負けちゃっている感じですね。

このパナメーラには、実は4WSのリアアクスルステアがついている。それで、低速域では回転半径を小さくするためにリアがフロントとは逆相、つまり反対向きに操舵して、ある程度以上スピードが出るとリアはフロントと同相、つまり同じ向きに操舵してリアのグリップレベルを高めているのだ。

スタッフT:だから、きっと谷口さんがいつもチェックしているUターン時の回転半径は小さかったはずなんですが、いかがでしたか?
谷口:まあ、いつも曲がっているところで切り返さずに曲がり切れたので、まずまず小さいとは思います。でも、ハンドルを右に切っているのにリアタイヤが左に切れるって、なんだかややこしいですね。

 
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ポルシェ・パナメーラ ターボ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=5049×1937×1427mm/ホイールベース:2950mm/車重:1995kg(DIN)/駆動方式:4WD/エンジン:4リッターV8 DOHC 32バルブ ツインターボ/トランスミッション:8段AT/最高出力:550ps(404kW)/5750-6000rpm/最大トルク:770Nm(78.5kgm)/1960-4500rpm/タイヤ:(前)275/35ZR21 (後)315/30ZR21/価格:2377万円
ポルシェ・パナメーラ ターボ
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=5049×1937×1427mm/ホイールベース:2950mm/車重:1995kg(DIN)/駆動方式:4WD/エンジン:4リッターV8 DOHC 32バルブ ツインターボ/トランスミッション:8段AT/最高出力:550ps(404kW)/5750-6000rpm/最大トルク:770Nm(78.5kgm)/1960-4500rpm/タイヤ:(前)275/35ZR21 (後)315/30ZR21/価格:2377万円拡大
 
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