トヨタ・カムリG“レザーパッケージ”(FF/CVT)
イメージチェンジはいい感じ 2017.09.15 試乗記 長年にわたって代を重ねてきた、トヨタのFFセダン「カムリ」。「前例のない変革」を掲げて開発された新型は、どんなクルマに仕上がったのか。最上級グレード「G“レザーパッケージ”」に試乗して確かめた。パッと見からびっくり
発売直後、パソコン画面で赤いカムリのバナー広告をよく見かけた。
“BEAUTIFUL MONSTER”
英語のキャッチコピーを最初に見たときは、びっくりした。カムリがビューティフルモンスター!? 新型も日本国内は2.5リッターハイブリッドのみだが、地味な印象の先代モデルから突然のイメージチェンジを図ったということなのか。カムリはアメリカで月3万台以上をコンスタントに売る不動のベストセラーカーだが、向こうではこんなキャッチコピーは使われていない。
webCG編集部へクルマを取りに行く。リフトパーキングの扉が開くと、姿を現した試乗車は地味ィなシルバーだった。赤だと思っていたので、拍子抜けする。
しかし、低い位置に付く水平ラインのフロントグリルはスゴイ。“シン・カムリ”という感じだ。ビューティフルかどうかは知らないが、ボンネットに入るプレスラインや、リアクオーター部の造形は新鮮だ。アメリカのデザイン拠点CALTYのアメリカ人デザイナーが手がけたといわれる「C-HR」と同じテイストを感じる。
試乗したのは、G“レザーパッケージ”。本体価格419万5800円の最上級グレードだ。