新型「アルファ・ロメオ・ジュリア」が上陸
その初代モデルはこんなクルマだった!

2017.09.22 デイリーコラム
新型「アルファ・ロメオ・ジュリア」。日本国内では2017年10月14日に発売される。
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2017年10月14日に国内販売がスタートする、アルファ・ロメオのスポーツセダン「ジュリア」。その車名を持つモデルは、半世紀以上前にも存在した。では、往年のジュリアとは一体どんなクルマだったのだろうか? ここで歴史をひも解いてみよう。

1962年に登場した「ジュリアTI」。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4140×1560×1430mm、ホイールベース2510mm。最高出力92psを発生するシングルキャブ仕様の1.6リッター直4 DOHCエンジンを搭載。
1962年に登場した「ジュリアTI」。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4140×1560×1430mm、ホイールベース2510mm。最高出力92psを発生するシングルキャブ仕様の1.6リッター直4 DOHCエンジンを搭載。拡大
スパッと切り落としたコーダトロンカを採用したリアビュー。
スパッと切り落としたコーダトロンカを採用したリアビュー。拡大
5段MTはコラムシフトで、前席のバックレストは左右別々に倒れるが、座面はベンチ式。計器盤にタコメーターは備わるが、スピードメーターは横長で、ステアリングホイールには大きなホーンリングが付く。
5段MTはコラムシフトで、前席のバックレストは左右別々に倒れるが、座面はベンチ式。計器盤にタコメーターは備わるが、スピードメーターは横長で、ステアリングホイールには大きなホーンリングが付く。拡大

ご先祖さまは武骨なセダン

戦前のアルファ・ロメオは、今日のフェラーリのような高級スポーツカーとレーシングカーのメイクだったが、戦後の1950年に発表した「1900」によって量産メーカーへと転換した。その後1954年に誕生した初の小型車である「ジュリエッタ」によって、さらなる生産規模の拡大に成功。今日へと続く礎が築かれた。ちなみにジュリエッタという車名は、『ロメオとジュリエット』にちなんで付けられたものだった。

イタリア語で“ジュリエッタの姉”を意味する「ジュリア」シリーズは、1962年に登場した。ただし完全な新型はシリーズの主軸となるベルリーナ(セダン)のみで、「スプリント」(クーペ)と「スパイダー」のボディーはジュリエッタのものを流用していた。

ボクシーなベルリーナのボディーは一見したところ武骨な印象で、“醜いジュリア”などと呼ばれた。しかし、実際には1961年に登場した「アルファ・ロメオSZ2」に始まる、スポーツカーデザインの最新トレンドだったコーダトロンカを採用するなど、空力に配慮した造形だったのである。

「ジュリアTI」と呼ばれる最初のベルリーナは、ジュリエッタ用の1.3リッター直4を1.6リッターに拡大した伝統のDOHCエンジンを搭載。トランスミッションは5段MTだが、当初はコラムシフトのみで、ブレーキは4輪ドラムだった。1950年代にはアメリカ車の影響からイタリアでもコラムシフトが流行したが、その名残といえるだろう。その後1964年からはフロアシフトも選択可能となった。

ちなみに翌1963年には、ジウジアーロの傑作のひとつに数えられる2ドアクーペボディーをまとった「ジュリア スプリントGT」を追加設定。今なお人気の高い、通称ジュリア クーペの歴史もここに始まるのだが、今回はベルリーナに絞って話を進めたい。

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